sky-eye

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』(観てみた)

2024年05月04日 12時00分00秒 | アニメ
テレビシリーズ第3期へと繋がるミッシングリンク。語られなかった物語が今明かされる。

■製作:2023年
■上映日:2023年5月12日
■製作国:日本
■上映時間:120分(R15+)
■配給:東宝映像事業部
■監督:塩原直義
■脚本:深見真、沖方丁
■アニメーション制作:Production I.G

«評価»
■映画.com ★3.8
■Filmarks ★4.1

«ストーリー»
 最後に、罪を裁くものは、誰か――。
人間のあらゆる心理状態を数値化し管理する巨大監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が人々の治安を維持している近未来。
あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。
犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。
2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』。10周年を迎えたシリーズ最新作であり集大成となる本作は、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』と第三期TVシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をつなぐエピソード。これまで〈語られなかった物語〉がつむがれる。
常守朱と狡噛慎也、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフをつなぐミッシングリンク。変わりゆく時代の中で、人々が貫く正義とは――。

«個人感想»
PSYCHO-PASSシリーズは好きで全て観ていたので、とても面白かった。
逆に、単体完結型の映画ではないので、過去のシリーズ作品や映画を観ていない人はストーリーが難しくてわからないかもしれない。
観るのであれば、過去作もチェックのうえ観る事をお勧めする。

シュビラシステム、人が作った法律、その両方の存在意義とそれぞれの正義、
「人類とシュビラシステムの共存」が目指すべきものや課題・懸念など、
目的はどちらも人の幸福のためにであるが、AIで平等に公平公正に人間を管理するのか、人としての思考や自由(余白)を大切にするのか、
シュビラシステムがある世の中で大切にするもの、人類がとるべき態度や判断とはいったい何が正解なのかを再確認できる作品になっていると思う。

常森茜がいきなり収容されている理由もこの作品でわかったし、
意思が強く思考力と行動力を兼ね合わせた主人公が悩みながらも、
必ずしも正しいとは限らない生き方をしてしまうのはなんとも…
『事実』は作れる、でも『真実』は一つ、でも事実の積み重ねが『現実』とすると、
何が正しいのかの価値観は本当に人それぞれだと思った。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿