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海辺のエトランゼ(観てみた)

2024年05月08日 00時00分00秒 | アニメ
不器用だけど、純粋であたたかい、恋の物語。人気ボーイズ・ラブコミックを映画化

■製作:2020年
■上映日:2020年9月11日
■製作国:日本
■上映時間:59分
■配給:松竹ODS事業室
■原作:紀伊カンナ
■監督:大橋明代
■脚本:大橋明代
■アニメーション制作:スタジオ雲雀

«評価»
■映画.com ★3.0
■Filmarks ★3.5

«ストーリー»
『海辺のベンチで ひとり佇む少年。 そんな彼が無性に気になった』
小説家を目指す青年・駿は、
海辺の少年・実央に思わず声をかけた。
――「ちょっと、君!」

それをきっかけに、 実央も駿のことを意識し始めるが、
彼は島を離れなくてはならなかった。
「はやく大人になりたい」
そう言い残し、実央は去っていく。

3年後、実央は駿のもとに戻ってきた。
少しだけ大人になって。 はにかんだ笑顔を浮かべながら。

叶わないはずの想いが、通じあったとき、
止まっていた時間が動き出す。

«個人感想»
「おっさんずラブ」という言葉が流行って少し社会現象的にもなってきた時代があり、今は「BL作品」が一つのジャンルとして確立してることもあり、全く興味はなかったが、どんな感じなのか初めてBL作品を観てみた。
正直、面白さがわからなかったというのが率直な感想。
展開が早過ぎるのか、内容が薄過ぎるのか、登場人物の関係値も、それぞれのカップルの話も、もっと心理描写含めて深堀ってほしかったと思う。
ん~、この感想を書きながら回想してみても、何も残らなかった作品だった。
1つ、アニメーションはキレイで魅力的。

ブルーサーマル(観てみた)

2024年05月07日 00時00分00秒 | アニメ
つかまえたら幸せになれる風を求めて。青空に恋した大学生の青春を描くアニメ映画

■製作:2022年
■上映日:2022年3月4日
■製作国:日本
■上映時間:103分
■配給:東映
■原作:小沢かな
■監督:橘正紀
■脚本:橘正紀 高橋ナツコ 
■アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム

«評価»
■映画.com ★3.6
■Filmarks ★3.5

«ストーリー»
「キラキラな恋がしたい!」と大学生活に心を躍らせる都留たまき(CV 堀田真由)。サークル活動や恋愛などで充実した“普通の大学生活”に憧れ長崎から上京するも、入学早々とある事故でグライダーを傷つけてしまう。その弁償のため、トラウマでもある“体育会”系、航空部の雑用係をすることに。思い描いていた大学生活とはかけ離れた環境に不満を抱いていたが、主将である倉持(CV 島﨑信長)の操縦するグライダーで初めて《空》へ飛び立った瞬間から、一面に広がるその美しさに魅了され、空の世界に夢中になっていく。先輩で指導係の空知(CV 榎木淳弥)や仲間たちとともに、充実した大学生活を送るたまき。そんな彼女の前に、仲違いしていた姉・ちづる(CV 小松未可子)が現れ――。

«個人感想»
まず、今の時代、飛行シーンなどはCGで作りたくなってしまうと思うが、手描きの作画で魅力ある描写になっているところが良かった。
ストーリーも最初から最後まで応援できる青春物語で面白かった。
あと、大学生の部活で空飛んで良かったんだ、飛べるんだ、と『体育会・航空部』というのがあるのを始めて知った。
キッカケは何にせよ青春時代のハマった時のパワフルさってやっぱり素晴らしい。
遊びは?友達は?恋愛は?と一般学生を横目に羨ましく思ってしまいがちだが、
大人になってちょっと俯瞰で物事が見られるようになると、
1つの事のハマって全てなげうってでも没頭する姿の方が魅力的に感じてしまう。
普通の学生は普通の学生で、没頭して精進している人が羨ましく思うのだろう。

映画の中では時間切れ?で詳細が描かれていなかったが、
倉持と朝比奈、たまきとたまきの姉ちづる、の関係性・背景があると、
もっと厚みのある作品になったかなとも思うが、
間延びして逆にダメになってしまうかもしれず、難しい。
映画ではなくTVアニメなどだったら細かく伝えられるかもしれないが、
103分という中でテンポよい映画で良かったのかもしれない。

サマーゴースト(観てみた)

2024年05月06日 12時00分00秒 | アニメ
生と死が交錯する夏の夜、決して忘れられない出逢いを描く青春群青劇

■製作:2021年
■上映日:2021年11月12日
■製作国:日本
■上映時間:40分
■配給:エイベックス・ピクチャーズ
■原案:loundraw
■監督:loundraw
■脚本:安達寛高
■アニメーション制作:FLAT STUDIO

«評価»
■映画.com ★3.6
■Filmarks ★3.6

«ストーリー»
「サマーゴーストって知ってる?」
ネットを通じて知り合った高校生、友也・あおい・涼。
都市伝説として囁かれる“通称:サマーゴースト”は若い女性の幽霊で、花火をすると姿を現すという。
自身が望む人生へ踏み出せない"友也"
居場所を見つけられない"あおい"
輝く未来が突然閉ざされた"涼"
彼らにはそれぞれ、サマーゴーストに会わなくてはならない理由があった。
生と死が交錯する夏の夜、各々の想いが向かう先は──。

«個人感想»
監督は『君の膵臓をたべたい(アニメ)』『ジョゼの虎と魚たち(アニメ)』のスタッフとして携わったloundrawさん。と言う事で初監督作品とは思えぬ内容やストーリーで満足度高めな良い作品だった。作画やアニメーションは好みが分かれそう。みんな10代の時はふと考えた経験もあるのでは?と思う、悩み葛藤、受け入れられない現実、未来への不安・迷いなど、「生と死」をテーマに生きている意味、どうやって生きるか、やりたいことはできているか、を問いかけられ、改めて自分と向き合うきっかけになった。次回作にも期待大!!

攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(観てみた)

2024年05月05日 12時00分00秒 | アニメ
「攻殻機動隊 SAC_2045」のシーズン1を新たなシーンを加えて再構成した劇場版

■製作:2021年
■上映日:2021年11月12日
■製作国:日本
■上映時間:118分(PG12 )
■配給:バンダイナムコアーツ 
■総監督:神山健治、荒巻伸志
■監督:藤井道人
■脚本:神山健治、田中敦子
■原作:士郎正宗 
■アニメーション制作:Production I.G、SOLA DIGITAL ARTS

«評価»
■映画.com ★3.4
■Filmarks ★3.8

«ストーリー»
草薙素子たち公安9課は、難民集団「N」を率いるシマムラタカシと邂逅する
進化の特異点迫る廃墟・東京で、ポスト・ヒューマンのレイドが始まる――
2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、
世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した。
だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。
電脳社会に突如出現した新人類“ポスト・ヒューマン”による電脳犯罪を阻止すべく、総理の密命により再び組織される公安9課。
日本においてポスト・ヒューマンに覚醒したとされるシマムラタカシの捜索中に失踪したトグサを追い、
全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、先の大戦で廃墟と化した東京へと向かう。
そこで草薙たちを待ち受けていたのは、自らを「N」と名乗る難民集団と、介入するアメリカの特殊部隊だった。
奪取された原子力潜水艦による核大戦の危機が迫るなか、公安9課、アメリカ、ポスト・ヒューマンによる三つ巴の戦闘が激化していく――。


«個人感想»
3DCGが少し苦手かもしれない。
もともと攻殻機動隊シリーズは好きで全部観ているが、
攻殻機動隊の特有の重厚さがなくなってしまった印象。
CGの動きも軽すぎてビニールのオモチャっぽい感じになってしまっていた。
全身義体の人間離れした動きが魅力の一つではあったが、そのあたりが変になくなってしまい没入感が薄れてしまった。
ストーリーも今までのような社会課題として考えさせられるものでもなく、
『持続可能戦争 』『ポスト・ヒューマン』も何だかよく理解出来なかった。
とは言え、攻殻機動隊シリーズは何回か観る事によって内容理解が進み味の深見が増す作品ではあるものの、
絵が軽すぎてもう一回観ようという気持ちスイッチが入りにくい。
『絵』も重要だが肝心の『脚本』がさらに物足りないせいか少しファンとしては残念な作品であった。
辛口になってしまったが、次回作には相変わらず凄い期待をしてしまう。

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』(観てみた)

2024年05月04日 12時00分00秒 | アニメ
テレビシリーズ第3期へと繋がるミッシングリンク。語られなかった物語が今明かされる。

■製作:2023年
■上映日:2023年5月12日
■製作国:日本
■上映時間:120分(R15+)
■配給:東宝映像事業部
■監督:塩原直義
■脚本:深見真、沖方丁
■アニメーション制作:Production I.G

«評価»
■映画.com ★3.8
■Filmarks ★4.1

«ストーリー»
 最後に、罪を裁くものは、誰か――。
人間のあらゆる心理状態を数値化し管理する巨大監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が人々の治安を維持している近未来。
あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。
犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。
2012年にスタートしたオリジナルTVアニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』。10周年を迎えたシリーズ最新作であり集大成となる本作は、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』と第三期TVシリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をつなぐエピソード。これまで〈語られなかった物語〉がつむがれる。
常守朱と狡噛慎也、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフをつなぐミッシングリンク。変わりゆく時代の中で、人々が貫く正義とは――。

«個人感想»
PSYCHO-PASSシリーズは好きで全て観ていたので、とても面白かった。
逆に、単体完結型の映画ではないので、過去のシリーズ作品や映画を観ていない人はストーリーが難しくてわからないかもしれない。
観るのであれば、過去作もチェックのうえ観る事をお勧めする。

シュビラシステム、人が作った法律、その両方の存在意義とそれぞれの正義、
「人類とシュビラシステムの共存」が目指すべきものや課題・懸念など、
目的はどちらも人の幸福のためにであるが、AIで平等に公平公正に人間を管理するのか、人としての思考や自由(余白)を大切にするのか、
シュビラシステムがある世の中で大切にするもの、人類がとるべき態度や判断とはいったい何が正解なのかを再確認できる作品になっていると思う。

常森茜がいきなり収容されている理由もこの作品でわかったし、
意思が強く思考力と行動力を兼ね合わせた主人公が悩みながらも、
必ずしも正しいとは限らない生き方をしてしまうのはなんとも…
『事実』は作れる、でも『真実』は一つ、でも事実の積み重ねが『現実』とすると、
何が正しいのかの価値観は本当に人それぞれだと思った。