育児手当

今朝の新聞１面に大きな見出しが躍る。
「３歳まで育児手当」～月１万５千円で調整～

またか・・・と思います。
児童手当以外に３歳までは１万５千円を支給しましょうという新しい制度だそうです。
児童手当も猫の目のようにくるくる内容が変わってきました。
某政党の尽力でこども一人に付き３万円の「地域振興券」なるものが発行された年もありました。
もういい加減にしてくれないかなと思います。
こんなことを繰り返しても少子化のはどめになるなんて、政府の本当に賢い人は思ってもいないはずです。

もっともっと抜本的な改革をして欲しい。
生きていく限り、どのライフステージにおいても、必要な支援が必要な時に受けられる社会の仕組みが欲しい。

子育てひとつに絞って考えても、一人に付き幾らの現金なんかではなく、最低必要なものは誰にでも与えられる保証や母親ひとりで育てているのではないと思える手厚い支援体制こそが必要だと思うのですが、まさかこんな簡単なことに政府の指針を握る賢い方々が気付いていないということはないですよね？
いつまでも国民の目の前ににんじんをぶら下げて走らせるようなことを繰り返していてはこの国の未来はないな～と思います。

障害者の世界で言えば、自立支援法が実施される今年、今まで通りの支援が受けられなくなれば生きていけないと不安を抱える障害者がいっぱいです。
育児手当をもらっても障害があったら、いずれ育てていけなくなる世の中ならばやっぱり意味がありません。
どんな人でも生きていていい、生きていけることがベースにないといい社会とは呼べないと思います。

この国はどこへ行くのかな～と冬空を見上げながら思います。