隔週発売のDVDマガジン「燃えろ!新日本プロレス」
VOL.2は収録されいてる試合のチョイスが素晴らしく
思わず買ってしまった。
異種格闘技戦・猪木VSルスカ、VSモンスターマン
タイガーマスクVS小林邦昭、VS寺西勇
70年代の猪木(リアルタイムではないが)、
そして初代タイガーマスクの試合は、今見ても本当に素晴らしい。
単に「昔のほうがよかった」ってことでもないようだ。
今のつまらないプロレスと何が違うのか?
もちろん、プロレスを真剣勝負としてみているだろう、
会場びっしり埋め尽くされたお客さんによる
が作り出す熱気が違うこともあるが、
冷静に見て、試合内容がぜんぜん違うことに気付く。
すべてを知った今見ても、試合に説得力がある。
地味だがリアルなグラウンドの攻防、
あたりの強い打撃、
観客への無駄なアピール、パフォーマンスはなく、
ここぞといいうときにしか出さない大技。
今ではつなぎ技でしかない、
猪木のコブラツイストが必殺技でいられたわけもよくわかる。
猪木が永田の”敬礼”をバカにしてたのもよくわかる。
もちろん、猪木と佐山という、当時としても格段レベルの高い二人の天才だから
全部が全部そうだったとは言い切れないけど。
やはり俺の中の「プロレスは」、この70年代から80年代の
新日本プロレスからUWF系の流れだけが「プロレス」なんだと再認識。
ハイスパートレスリング、アメリカンプロレスは
俺の中のプロレスじゃないんだな。
むしろ総合格闘技のほうが俺の「プロレス」に近い。
こりゃあ今面白くなくても仕方ないわ。
IGFはいい線行ってるが。
ちなみにこの雑誌に、たまたまだけど
思い出の会場・愛知県体育館が「名古屋のMSG」として紹介されていた。
俺のベルトのコインを人差し指でさわるのがお気に入り。