王頭山、心経山、尾方山 おうとうざん、しんぎょうざん、おかたやま
標高 ３１２ｍ、２１３ｍ、２１７．１ｍ
山行日 ２０２０年１１月１７日（火）
登山口など 王頭山登山口＜江の浦＞～下山口心経山＜青木＞、尾方山ピストン＜八幡神社右側＞
水場 なし
トイレ 江の浦港、手島港
坂出から多度津沖に浮かぶ塩飽七島のうち、塩飽諸島最大の島広島（周囲１８．５ｋｍ）と手島（周囲７．１ｋｍ）、そして小手島（周囲３．８ｋｍ）が丸亀港からの航路で繋がっている。
広島には王頭山と心経山があって尾根伝いに縦走できるらしい。
手島には標高２１７ｍの尾方山（三角点あり）と標高１４２ｍの高頭山（三角点なし）があって、どちらも踏み跡のない山だが透いているらしく登れるようだ。
さらに尾根伝いに高頭山の南に行くと標高１３４ｍの三角点・権三森という山があるが山名はわからない。
小手島には標高９５ｍの三角点・小手島があるがこちらも山名はわからないが、一見簡単に登れそうだが酷い藪山らしい。
船の時刻を調べ、登れるかどうか探ってみた。
丸亀港から広島へはだいたい８便、しかし、手島、小手島へは３便、島へ渡るだけなら十分だが、山に登る時間を確保するには無理でした。
結局、王頭山から心経山へ縦走し、下山した青木港から手島にわたり尾方山に登ることにして、小手島の手強そうな山と手島の高頭山～三角点・権三森は別途とした。
これらを調べていると、「しま山１００選」というのがあるのが偶然にもわかった。
北海道の礼文岳から沖縄与那国島の宇良部岳まで、島の山・百名山という感じでしょうか。
香川県は７つ、王頭山は入っていないが心経山は入っていた。
因みに、四国では愛媛が小富士山や鷲ヶ頭山など５島、高知が妹背山に聳える沖ノ島で、残念ながら徳島にはなかった。
一番多い都道府県が屋久島のある鹿児島県、意外と多いのが小笠原や八丈島がある東京都でした。
瀬戸内は四国を除いて、岡山２、広島１１、山口８、淡路島１の計２２島ある。
今後の楽しみが出来ました。
王頭山の山頂手前には丸々っとした王頭砂漠があって、
大きな石が砂上に転がっている。
石の正体は花崗岩、砂は花崗岩が風化したものだそうだ。
その昔、ここには坊主寺社があったと云われているが
これはあくまでも伝説のようです。
山頂は展望なく、二等三角点・広島が埋設されている。
心経山への縦走路はところどころに道標やテープが施されているが
少し藪っぽいところや踏み跡のない谷筋があるので注意を要する。
心経山では大師堂の裏左手の一ッ葉がびっしり蔓延ったところから岩場へと登る。
岩場からの展望は抜群で、塩飽七島の一つ高見島や佐柳島、少し右手には小手島、手島
が見え、眼下には青木港を望むことができる。
青木港（乗船場の案内板がないので要注意）から船に乗って手島港へ渡り、
八幡神社の右裏手から山頂へほぼ直登気味に登る。
途中民家の方が設置したテレビアンテナがあったりするが、踏み跡はない。
尾根筋は樹間は透いていて急登だが歩きよい。
山頂は展望なく、二等三角点・手島が埋設されている。
レキのお墓 本鷹
江の浦港を船から降りると砂浜の海岸が広がっている。
５６年前だろうか、高校生の時に友人たちと泳ぎにきた思い出の地だ。
そこを過ぎて登山口へと歩いてゆくと、イギリス海軍士官レキのお墓がある。
船上で亡くなったときレキはわずかに１９歳だったそうな。
王頭山へ登る途中から江の浦港を見下ろすと
仰木山への尾根の向こうに塩飽七島の一つの本島と同じく牛島が見えた。
トンビがちゅーっと空を舞った。
心経山の山頂岩場からは高見島と小島、佐柳島が…。
岩場付近ではチョウゲンボウだろうか小型の鷹が舞った。
小手島
青木港から小手島を経て手島へ
手島
本鷹の畑から見る高頭山 手島西浦海岸にある石棺登り口
手島の制札場や建物
手島「尾方山山頂」 麓から眺めた尾方山
港ではトンビがぴーひょろぴーひょろとウルサかった。
子トンビが親に餌をねだってるようだった。
帰路、船上から眺めた心経山と王頭山
＜タイム＞
丸亀港７：４０－８：０１江の浦港８：１０－登山口８：２６－９：１２王頭砂漠９：２２－
王頭山山頂９：３５－市井分岐９：５０－甲路分岐９：５１－１０：１１心経山１０：２１
ー林道１０：４２－１０：５９青木港１１：４５＝＝＝１１：５５小手島港＝＝＝
１２：０５手島港１２：３３－八幡神社１２：４３－１３：２４尾方山山頂１３：２７－
八幡神社１３：５３－１３：３３手島港１６：５０＝＝＝１８：１０丸亀港
丸亀港からのログ
王頭山から心経山へのログ
手島「尾方山」ログ
