いろはにほへと

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新茶の季節

2024-05-04 21:43:00 | 日記
夏も近づく八十八夜も過ぎた、2024年は5月1日だったそうだ
うちでは朝お茶の葉を入れて一日そのまま飲む、なので朝一番で飲むお茶は格別美味しい
昼や夜に飲む薄くなったお茶もお腹に優しくて好きだ
3年ほど前に知り合いのお茶屋さんがお茶工場をやめるというので見せてもらいに行った事を書いておこう
そのお茶屋さんは表が店舗でお茶の販売、裏がお茶工場になっていた
御店主が言うに、良いお茶っ葉が集まらなくなってきてるとの事
その店その店の信用できるお茶農家さんがあり、そういう農家さんがだんだんやめてしまい少なくなってしまったそうだ
他にも要因はあるみたいだが、とにかくお茶の葉が無い事にはなんともならない
お茶が出来るまでを簡単に説明すると、集めた葉を蒸すそれを揉む、次に乾燥させるそれからお茶を震いながらさらに乾燥させて荒茶が出来上がる


このコンテナーいっぱいに葉が集まる






ベルトコンベアーで巨大な蒸し器に送られて次の揉みに自動で進む、八十八夜付近の1番状態の良い時に摘んだ一番茶が1番値打ちがある
雨でもダメ、晴れすぎて固くなってもダメで
とてもデリケートだ
もちろん値段にも反映される
摘んだあともドンドン酸化が進むので、大急ぎで工場に運ばれて大急ぎでお茶に加工される
昼に一生懸命摘んでその夜に製茶してたそうだ
以前はものすごい量の葉が集まるため夜を徹してお茶を作り10日から2週間ぐらいまでそれが毎日続いたものだと話してくれた





ここを通ることで乾燥させる


機械を使う前に掃除をする為のへちまの芯でつくった道具


この丸いのがぐるぐる回って葉っぱが粉砕される


粉砕されたのがここを通って乾いた状態になる


お茶っぱは上から降ってきて振り子のような機械で仕上げられていく





ここまでで荒茶ができ、その後に仕上士の所に持っていきよく見かける製品のお茶になる
仕上げをする事で見た目も味もぐっとよくなるそうだ
工場の中はお茶のよい匂いでいっぱい
それが1週間とか2週間ずっと続けられるそうだ
美味しいお茶にはこんなに手間ひまかけられて作られているんだとありがたく思う
ペットボトルのお茶も出先などでとても助かる時もあるし、いろいろな種類もあって楽しいと思う
それでもなんとかお急須でいれるお茶もいつまでも大切にされ盛り上がって欲しい
最近は国内、海外でお抹茶がブームになっているらしい
お抹茶は茶葉が違い、日が当たらないないようにホロを掛けて育てた葉を使う
作り方も普通のお茶より工程が少ないそうだ
点てたお抹茶も美味しいが、抹茶はいろんなスイーツや料理にも使えるので良い
私も抹茶を使った茶そばが大好きだ
明治時代にも海外で日本茶ブームがあったそうで、清水港から沢山のお茶が輸出されていた
とても喜ばれたそうだが、粗悪品も出回ってしまって段々少なくなったらしい
海外のお茶は、紅茶や烏龍茶ルイボスティーなど国の数ほどあるのではと思う
私は横浜の中華街にあるお茶屋さんの台湾の高級烏龍茶が好きだ
頂いた物だが、フワッと甘い良い匂いがして味わいもいい
日本のお茶と違い、2煎目から飲むらしい
きっと丁寧に作られているのだろうなと感じられる
なんだか取り止めのない話しになってしまった
続きはもう少し思い出したらにする


お茶畑と富士山