潮待小屋

Anarchy in KU

 
今日は今シーズン二度目の稚アユ調査である。
前回は惨敗だったが、今度こそは可愛い稚アユちゃんに会いたいものだ。

管理人にとって、魚の偉さはサイズの大きさでも引きの強さでもない。
食べて美味しいかどうかだ。
この基準に照らせば、稚アユはこの時期最優先で狙うべきピカピカのターゲットなのである。
むふふ・・・♪ 

<本日のBGM>

"Never mind the bollocks here's the Sex Pistols" (1977)

管理人世代にとっては懐かしいセックス・ピストルズ。
当時、過激なパンク・ロックという先入観で敬遠した人も多かったかもしれないが、サウンド自体はとてもシンプルでャbプな良質のロックンロールだ。
聴かずに死んだら損する一枚である。

ところで、1970年代のイギリスといえば、慢性的な不況と高失業率、福祉関連予算の膨張と重い税負担に苦しむ、いわゆる「英国病」の時代であった。
国全体に広がる沈滞感。出口の見えない閉塞感。
現在の日本もこれとよく似た状況になりつつあると感じているのは管理人だけだろうか。
パンク・ムーブメントは、そうした時代背景の中、若者たちのやり場のない不満やエネルギーのはけ口となった。
今の日本の若者たちはどうだろう?ちゃんと発散できているだろうか?

ちなみに、イギリスが「英国病」を克服できたのは、大幅な減税措置による実質所得引き上げと、その財源確保のために行った徹底的な政府支出の削減、公共サービスの民間委譲を成功させたからだという。
日本も見習うべき点が多いと思うのだが・・・



♪God Save The Queeeeen!
・・・と歌っている間に、車は釣り場に到着。
夜明けまではまだ少し時間がるので、それまでの間ルアーでシーバスでも狙ってみることにした。

チョイスしたルアーは、ジャクソンの「デッドフロート」。
弱って群れからはぐれた小魚をイミテートした水面系ミノーだ。



ルアー選びの基本は「マッチ・ザ・ベイト」
例年通りであれば、そろそろセグロイワシやトウゴロウイワシの群れが回遊してくる季節である。
そして、イワシの群れの後には、間違いなくフィッシュイーターが着いているはずなのだが・・・

残念ながら、本日の「春のイワシパターン」は不発だった。
堤防外側テトラや港内岸壁でキャストを繰り返してみたが、全く反応なし。
うぬぬぬ・・・


夜が明けたところで、<③-(9)>港市場前の岸壁に移動。
気を取り直して今度こそ本番だ!

延べ竿に稚アユ用トリック仕鰍ッをセットし、ャCントに投入。
仕鰍ッを稚アユにアピールするために、ひたすらシェイク!シェイク!シェイク!

さあさあ、稚アユちゃん、寄っておいで(はあと)。
美味しい天麩羅にしてあげるからね♪
ついでに朝市でフキノトウやタラの芽もゲットして帰ろうかな。
春づくしの天麩羅を肴に、晩酌のお酒は何がいいかな?
ああ、迷っちゃうなあ♪困ったなあ♪



 

しかし・・・である。

本日も、稚アユちゃんの姿はどこにも見えず。

稚アユのみならず、セグロやトウゴロウの姿も無い。

ベイトフィッシュが寄っていることを前提に一生懸命ルアーを投げていた自分が惨めになってくる(泣)。

畜生っ!

暴れていいですかあっ!




 

またしても坊主に終わってしまった管理人。
これで4回連続坊主である。
釣りに来て、食材確保しないまま手ぶらで帰るというのは本当に切ないものだ。
釣師のアイデンティティ崩壊の危機だ。

情けない気持ちを紛らすために、岬町の「らあ麺三軒屋」に立ち寄って名物の塩ラーメンを頂いた。
これが何とも美味しくて、少し救われた気がした(笑)。


「塩そば全部入り」



今夜のやけ酒は、御宿の地酒「岩の井」の吟醸「酔桜」。


 

こちらも目茶ウマ。
でも肴は無い(涙)。




      

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