INNER CIRCLE "BAD TO THE BONE" (1992)
小魚食べて、骨を強くしよう（笑）。
さて、串浜漁港で「見えイカ」に弄ばれてしまった管理人が、次にやってきたのは勝浦漁港・墨名堤防。
ここのテトラは、決して管理人を裏切らない。
裏切らないよね？
裏切らないで欲しいな。
裏切らないで！お願い・・・
堤防中央付近の外側テトラに釣り座を構え、ちょい投げキス釣りの準備。
しかし、先週とはうって変わって、勝浦湾内は荒れ模様。
うねりの波がテトラにぶつかり、テトラ際には茶色い濁りが出ている。
切れた海藻の固まりもあちらこちらを漂っている。
ちょっといやな予感。
投げ釣り仕鰍ｯにイソメ餌をつけてキャストし、ゆっくりとさびいてみるが、全くアタリ無し。
先週あれほど煩かったフグのアタリさえも無い。
よほど底荒れがひどいのだろうか？
しばし、無為な時間が流れる・・・。
あまりの釣れなさ加減に管理人も嫌気が差してきた頃、突然、右側のテトラ上から歓声が聞こえてきた。
見ると、子供連れのファミリーフィッシングのお父さんが、サビキ仕鰍ｯに豆アジを鈴なりに鰍ｯている。
ああそうか、もう豆アジが釣れる季節なんだね。
豆アジのから揚げで、冷たいビールをぐびぐび、うーん、いいなあ！
頭から丸ごといけるので、カルシウムたっぷり。
育ち盛りのわが家の子供達も大好物だ。
というわけで、さっそくサビキ仕鰍ｯにチェンジして豆アジ釣りを始める管理人。
何の迷いも躊躇もあろうはずがありません♪
豆アジ最高！豆アジブラボー！
キスなんか知らん！
釣れる豆アジのサイズは７～10センチ。
ぴったりから揚げサイズ。
テトラ際の濁りと澄んだ潮との境目辺りを狙ってやると、面白いように食いついてくる。タナは1ヒロ程度と浅め。
柔らかい磯竿に1～2号負荷の軽いウキを使えば、結構面白い釣りができる。
そして、本日の嬉しいお客様は、豆シマアジちゃん↓
豆シマアジが釣れ始めると、外房の海もいよいよ初夏。
これから黒潮に乗って色々な魚がやってきて、海の中が急速に賑やかになっていくのだ。
豆シマアジも、いまでこそ10センチにも満たないが、7月の終わり頃になると手のひら級にまで育って、とても魅力的なターゲットになる。
しかし、8月を過ぎると、なぜか忽然と姿を消してしまう。
不思議な魚だ。
よおーし！今年こそはシマアジ釣りまくってやるぞーっ！
豆アジのから揚げで一杯やりながら心に誓う管理人であった。
