潮待小屋

うるるん釣行記

 
今日は三連休のど真ん中。
おそらくどこの釣り場も混雑は必至だ。
こんな日には、事前に釣り場を決めてかからない方がいい。
どこか適当な所で竿を出せればいいや、と適当に出発した。

BGMは、プリンスの「パープル・レイン」。


PRINCE AND THE REVOLUTION "PURPLE RAIN" (1984)

今月号の釣り雑誌にも紹介された人気釣り場は最初からパスして、良型アジの実績の高い某港に向かう。
海辺の道を走り、見えてきた堤防には・・・・ぎょぎょっと驚く人だかり(=ライトの列)。
うっそお。まだ真夜中だよ。
少し引き返して隣の港・・・という考えも脳裏をよぎったが、きっとそちらも同じような状況だ。
仕方なく、海沿いの道をさらに南下。

途中さらにもう一か所の港で打ちのめされ、結局辿り着いたのは「釣れない」ことでは定評のある某港のテトラ。
時刻は午前4時。
空にはぽっかりお月さま。
海は無風のべた凪だ。



堤防には、私を含めて数名の釣り人しかいない。
よしよし。これなら心安らかに竿を出せる(笑)。

さっそく釣り座を構えてタックルの準備。
竿はいつもの2号竿。
電気ウキ1号にノーシンカーのカゴ天秤をセットし、付け餌仕様の自作2本針仕鰍ッを結ぶ。
針はチヌ1.5号、仕鰍ッの長さはカゴ下2m。

カゴにコマセをつめ、付け餌のオキアミ2Lサイズ(強気!)を刺して、テトラ際から竿1本のャCントに投入。
沈みテトラが切れて、いきなり水深5m以上のドン深になる「壁」に沿って探ってやるのだ。
カゴが沈んでウキが立ったら竿先を軽く煽ってコマセを振り出す。
これでコマセと付け餌が同調するので、そのまましばらく流してアタリを待つ。

コマセが効き始めた数投目、微妙なアタリが出始めた。
ウキをスパッと消しこむアジのアタリではない。
餌をくわえたり離したりする小魚のアタリだ。
なんだろう、ウミタナゴかな?

その後も同じアタリが延々と続く。
仕鰍ッを回収してみると、オキアミの頭だけがなくなっている。
うーん、なんなんだこいつらは!

試しにオキアミの頭だけを小さく針につけて投入してみた。
すると・・・ようやくアタリの正体が判明。
大きな針をくわえて上がってきたのは、体長12~13センチのかわいい小アジちゃんでした(笑)。

その後も海の中は「小アジ風呂」状態が続き、夜明けまでにキープしたレギュラーサイズ(体長20センチ以上)は1匹のみ。


うむむむ・・・・・まずい。


このまま終わってしまうかもしれない。


今日はアジの「なめろう」で一杯やるつもりだったのに。


うーん、もうすぐ朝日が昇ってくるぞ。


どうする?俺・・・・・。


厳しい顔でバッグの中をがさごそと探る管理人。
取り出したのは、魚皮サビキの6号。
こうなったら、小アジでもいいから食材確保じゃあ~っ!

サビキ仕鰍ッをセットしてャCントに投入すると、案の定小アジが鈴成り。
せっせせっせと釣り上げて、12~15センチの小アジ35匹を捕獲した。


うれしいような、かなしいような・・・・

日が昇り切ると、海の中は一転して木っ端メジナ風呂。
仕鰍ッを2本針に戻して大振りのオキアミを刺し、良型メジナを狙ってみるものの、ヒットするのは木っ端ばかり。
ちなみに、木っ端は付け餌の針には鰍ゥらない。
カゴの中に頭を突っ込んで上がってくる(笑)。

ベタ凪&超澄み潮の海の中は、海面から海底までびっしり詰まった木っ端メジナ。
コマセを撒きながら、海面に集まってくる木っ端の上を歩いて渡れるんじゃないかと思った(マジで)。


海鳥たちも、磯の上でのんびり羽休め

さすがにこのベタ凪の海での釣りはしんどい。
これ以上木っ端の養殖をしても仕方ないので、コマセの残っているうちにこのャCントは撤収。
エンピツサヨリの偵察に向かうことにした。


やってきたのは、九十九里の外れのTT港。
港内には大勢の釣り客の姿。
おお!これは!サヨリちゃんの群れが入っているのか?
・・・と期待したが、どうも皆さん釣れていない様子。
管理人も、岸壁の隅っこで試しにコマセを撒いてみたが、サヨリちゃんの気配は全く無し。
がーん・・・



結局、エンピツサヨリにも振られてしまった管理人であった。
うるうる・・・

ちくしょう、飲んだくれてやるう。

   
・・・・・・・・・
最近、針の消耗が早いので、お得な「徳用袋」を買ってきた。
左は万能針の金チヌ。
右は良型だけを選んで釣りたいときに威力抜群のムツ針。



ナイショだよ♪
 
  
  
  

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コメント一覧

管理人
>とおりすがりさん
情報ありがとうございます~♪
ふむふむ、あのあたりですね。
今度チェックしてみます。
とおりすがり
たくさん鉛筆サヨリがいるのは外房の護岸堤防です。
管理人さんが行かれたTT港より南で11/18日の釣行記、記載の某港より北です。
管理人
>とおりすがりさん
おや!鉛筆サヨリたくさんいますか!
どこでしょう?でも外房ではないんですよね~(悲)。

>しげおさん
なんのなんの。
これから餌取りも少なくなって、メジナのベストシーズンではありませんか!
私も毎年玉砕してますが、今年も張り切って玉砕予定です(笑)。
でも、万が一、何かの間違いで良型釣れちゃったらどうしよう~♪
しげお
大小関係なく35匹はいいんじゃないでしょうか?
から揚げで一杯!といきたいですね。

木っ端メジナの群で想像するに、産卵期は、おそらく外房地域は真夏~秋ではないかと思います。(伊豆方面は3月下旬~梅雨時のダラダラ出産。北にいくほど遅くなるらしい)

銚子でもコマセを打つと、うじゃうじゃ出てくるのが6月頃からで、卵がふ化するのに60時間ということなので、木っ端になるまでを予想するとその頃かと。

しかも、一旦出産してしまうとオスメスはバラバラに暮らすらしいので、まとまったメジナの良型をゲットするには、産卵後(晩秋)の荒食いをし終わって体力の戻った頃しかないかと思うのですが。

ということは、私はもはや数少ないチャンスをモノに出来なかったということです。ガ=====ン!!
とおりすがり
エンピツサヨリですが、外房の各港ではそうでもないようですが、
某護岸堤にいっぱいいますよ。
管理人
>びっちゃさん
「釣れてる」という情報が流れると、一気に混み合うのです。
でも、一週間も経つと、海の様子はガラッと変わってしまってます。
そんな古い情報なら無い方がましかもね。

ちなみに、粘り強い私は、35匹の小アジ全部さばいてナメロウを作りましたぞ。
えっへん!(笑)

>Bサーフさん
いえいえ、このカゴはアタック5で普通に売っている誰でも買えるワイヤーカゴです。
あの「門外不出カゴ」ではありませんのでご安心くださいませ(笑)。

エンピツサヨリ、どうしちゃったんでしょうね。
例年ならもう終盤だというのに・・・・
天麩羅食べたい~!
B.サーフ
管理人さん
あのカゴは……ついに…
よくフグも入るんだよね。

エンピツ君は私も北上して各港を探したのですがどこもイマイチでした。
エンピツ君の天ぷらが食べたい~!!!
びっちゃ
相変わらず釣り人の多さは異常だね。しかも深夜でしょ。
私が千葉県民だった頃はそんなこと無かったんだけどな~。

12~15センチだと微妙だね。
から揚げにしても骨が邪魔だし。
アジは豆アジか中アジ以上に限る。
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