潮待小屋

裏目った

 
4月17日 釣果:アジ3匹(とほほ・・・)

クロダイの乗っこみ(産卵のために大型のクロダイが浅場に集まってくること)もいよいよ最盛期。満を持して勝浦方面へと出かけた。

天気予報では、昨日小笠原沖を通過した台風の影響で、太平洋岸はかなりのうねりが残っているという。
少し心配ではあるが、とりあえず釣り場まで行ってみてから考えることにする。

朝1時半、自宅を出発。
深夜の国道128号線を南下する。
上総一宮を過ぎたあたりからFMの電波が入らなくなり、CDにチェンジ。



STINGの「BRND NEW DAY」。
私のお気に入りの一枚。99年のアルバムだ。
2曲目の「DESERT ROSE」は、数年前、BMWのCMに使われていたことがある。
他の国産車メーカーのCMが70~80年代ロックを使って中年オヤジの懐古趣味に訴えているのとは一線を画し、ユーザーの「今」の感性に訴えるいい選曲だった。
明確なマーケティングとブランド戦略があってこそだ。
ここでクイーンやボストンなんか使ったら、ブランドイメージ台無しだ(笑)。

途中の釣餌屋で付け餌のオキアミを購入し、朝3時過ぎ、当初の目的地の興津に到着した。
さっそくお目当ての外堤を見るが、高いうねりと強い南風のせいで先端が波をかぶっている。
中堤も危険な状態。

さて困った。
南風だけなら浜行川へ行けば避けられるが、うねりが入ると底荒れで釣果は望めない。
どうしよう、帰って寝るか?
それとも、せっかく来たんだから、ダメもとでどこかで竿を出してみようか?
しばし思案の末、勝浦漁港の港内で竿を出してみることにした。
アジくらいは釣れるだろう。

再び車に乗り込み、勝浦漁協魚市場前の岸壁に移動。
港内には、カゴ釣りの人たちが5~6名居るだけで、がらがらだ。
今日は漁協の定休日なので、漁業関係者の姿もない。
南の風が左前方からもろに吹きつけて釣りづらいが、港内にまではうねりは入っていない。
これなら何とか釣りになりそうだ。

今日はカゴ釣り用のタックルは持ってきていないので、フカセ釣りで釣り開始。
まずはウキ下2ヒロから始めてみる。餌はオキアミ。
アジの群れが港内に逃げ込んでいれば、必ず釣れるはずだ。

しかし、1時間を経過してもうんともすんともあたりナシ。
付け餌も丸々残ってくる。餌取りさえも居ないのか・・・。
夜明け前にようやくアジが1匹だけ釣れた。

やがて東の空が明るくなってきたので、ウキ下を3ヒロまげ下げて、底層を釣る。
すると今度は、餌取りのフグか、あるいはキタマクラにあっという間に餌をとられてしまう。
3投に1回は針も取られる。
私のテンションは見る間に下がっていく。
表層~中層にはカタクチイワシの群れらしき小魚も回ってくるが、今さらサビキ釣りに切り替える気もしない。

1時間ほど粘ってアジを2匹追加したもののフグの猛攻はやまず、結局、潮が下げ5分程度になったところで本日は納竿とした。

昨日の夜、子供達に「明日の夕飯は「黒鯛しゃぶ」だぞう」と豪語したのになあ。
ガストにでも行くか。

(2004年4月)

 

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