今日から三連休。
世間はすっかりクリスマス・モードである。
しかし、そんなことは釣り師には関係ない。
いつも通り規則正しく、毅然として出漁するのだ(笑)。
今回のターゲットは、先週に引き続き「ヒラメ」。
今が旬の「寒ビラメ」。
小魚の群れを追って接岸してくる獰猛なフィッシュ・イーターを、活き餌の泳がせ釣りで狙うのだ。
前回の対「丸太」戦で痛めた手首がまだ少し痛むが、釣り師に多少の故障はつきものである。
なんのこれしき、とインドメタシン軟膏を擦り込んで出発した。
午前4時。南(?)房某所に到着。
ここのテトラでは何度かメジナを釣ったことはあるが、ヒラヒラ狙いは初挑戦だ。
(管理人注:安全の観点より、足場の悪いテトラの釣り場については具体的な釣り場名の紹介を控えさせていただいております。ご了承ください。)
ちなみに誤解のないよう補足すると、管理人は決してテトラの釣り場が好きなわけではない。
むしろ大の苦手である。
本当は足場の良い堤防で釣りたいのだが、週末はどこの堤防も大勢の釣り人で賑わうため、混雑を避けて人の寄りつかないテトラに避難しているだけなのだ。
堤防から竿を出せるなら、それにこしたことはない。
そんなわけで、大型テトラにおっかなびっくりへばりつき、強風に煽られてふらつきながらもなんとか釣り座を定めて釣り開始(浮ヲ~)。
まずは活き餌の小アジ調達である。
いつものカゴフカセ仕鰍ッをセットして、コマセをつめて投入。
餌は大粒アミエビ。
数投目からアタリが出始め、体長約20センチのレギュラーサイズがヒット。
しかし、これは泳がせ釣りの活き餌には大きすぎるのでリリース。
あくまで15センチ以下のサイズが欲しいのだ。
その後もほぼ一投ごとにアタリがあるが、どれもレギュラーサイズ。
うーん、困ったな。
活き餌が確保できないと、泳がせ釣りも出来ないじゃないか。
うおーい、小アジちゃん!
いったい何処に居るんだい?
22~25センチの良型はちゃっかりキープした。
午前6時、東の空がうっすらと明るくなり始めた。
うわ、やべえ、このままアジ釣りで終わってしまうのか?と焦っていると、ようやく本日初の小アジちゃんがヒット。
遅いじゃないか!
君を待ってたんだよ!
ようやく群れが回ってきたらしい。
まるで尺オーバーのアジでも釣り上げたかのようにはしゃぐ管理人(笑)。
すぐさま仕鰍ッを魚皮サビキ4号に替えて、体長15センチ弱の小アジを10匹ほどキープ。
なんとか活き餌を確保することができた。
次はいよいよ泳がせ釣りである。
北西風がかなり強く吹いているためウキ釣りは難しいと判断し、ブッ込み釣りで泳がせてみることにした。
タックルを磯竿3号に替え、自作ヒラメ仕鰍ッに小アジをセットして、テトラから竿3本ほど先に投入。
竿先に出るアタリをじっと待つ。
数分後、突然竿がガタガタと鳴って、海に引き込まれそうになった。
慌てて竿を手に取り、態勢を立て直してまだ見えぬ大物とのファイト。
先週のサメの引きに似ていたため、多少強引なやり取りで魚を浮かせた。
ところが、海面に姿を現したのはサメではなく、なんと目測60センチほどの立派なスズキ。
おお!これは嬉しい!
寒スズキの刺身サイコーッ♪と玉網を手に取った管理人。
しかし次の瞬間、あまりにも残酷で絶望的な現実に直面した。
なんと、足場が高すぎて海面に玉網が届かない!
結局、もたついている間に沈みテトラにラインを巻かれ、無念のバラシ(泣)。
ちくしょう。
しかし、凹んでいる場合ではない。
朝マズメの時合いはまだ終わっちゃいない。
すぐに餌を付け替えて仕鰍ッを再投入。
周囲が明るくなってきたので、根の間に広がる砂地の位置もはっきり分かる。
あそこに絶対ヒラメがいるはずだ!
こんな感じで白っぽく見えるところが海底の砂地
10分程経ったところで、すぐに次のアタリが来た。
竿を一気に持っていくようなアタリではなく、一か所にとどまってじわーと押さえつけるようなアタリだ。
おお、これはヒラメなんじゃないかい?
仕鰍ッが根に巻かれないよう竿のパワーで一気に魚を浮かせる。
ゆっくりと姿を見せたのは、まさしく本日の本命「ヒラメ」ちゃん♪
あまり大きくなさそうなので、そのまま一気にエイヤッとごぼう抜きした。
ヒラメ40センチ
さらに10分後、同じャCントで再びヒラメのアタリ。
今度はさっきのよりも一回り大きくてずっしり重い。
浮いてきた魚は目測で45~50センチくらいか。
再びごぼう抜きを試みるも、残念ながら管理人の目の前1m程のところで無念のャ鴻梶I
テトラの間に消えていった。
ああ~!下手こいたあ~!(泣)
やがてすっかり日が昇ってしまうと、ヒラメのアタリはぱったりと途絶えた。
アジの群れが沖の深場に戻っていくのを追って、ヒラメも居なくなってしまったのだろう。
ベタ凪の海は、朝日を照らして静かに輝くのみであった・・・。
うーん、それにしても2匹目のヒラメはくやしい。
今年最後の釣行が「ャ鴻梶vで終わってしまうとは、なんともはや、痛恨の極みである。
<教訓>
釣り座から海面まで玉網が届くかどうか、事前によく確認しましょう。
<本日のBGM>
MARIAH CAREY "THE ONES"
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<追記>
本日のヒラメ仕梶iぶっこみ釣り用)
親針:チヌ5号
孫針:ルアー用トレブルフック8番
ハリス:「ホンテロン」5号を1ヒロ(約1.8m)
天秤:中通しパイプ天秤
捨て糸&オモリ:ナイロン3号60センチ&ナス型オモリ15号
<背鰍ッ> <鼻鰍ッ>
・・・・・・・・・・・・
※管理人からのお願い
テトラからの釣りは危険を伴います。
釣り場の選択はあくまで自己責任ですが、自分自身の体力・技量、安全装備、現場の状況等を踏まえて、慎重に判断してください。
・・・・・・・・・・・・
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