潮待小屋

改正SOLAS条約


NYのテロを受け、改正された「SOLAS条約」(海上における人命の安全のための国際条約)が、7月1日付けで発効した。
国際航路を航行する船舶の安全対策(テロ対策)のため、港湾における保安体制の一層の強化を批准各国に求める内容になっている。

わが国においても、本年4月に成立した「国際船舶・港湾保安法」に基づく規制が、7月1日より実施されている。
具体的には、国際船舶の入港する港の岸壁・埠頭の保安管理が強化され、港湾関係者以外の立ち入りが厳しく制限される。
釣り人は当然立ち入り禁止だ。

今までも、港湾の多くは管理者によって「関係者以外立ち入り禁止」の立て札が立てられていたが、事実上、釣りの黙認されているところが多かった。
しかし、今回ばかりは様子が違う。何しろテロ対策なのである。
条約に基づく保安基準を満たさない港には、国際航路の船舶は停泊できなくなるのだ。
そのような港に停泊した船舶は、他国の港で入港を拒否される可能性がある。
テロリストが乗り込んでいるかもしれないからだ。
貿易立国のわが国にとって、国際航路の確保は経済の命綱。
保安管理体制が不十分との評価を受け、国際船舶の入港に影響が出ては大変なことになる。

当然、港湾警備も今までとは全く違う厳しいものになる。
釣り人へのお目こぼしは一切ない(できない)と考えたほうが良い。
釣り人を装ったテロリストの可能性が否定できないからだ。
もしも、今までと同じ甘い考えで、立ち入り禁止区域に入り込んで釣りをしていると、逮捕・拘束されて取り調べを受けることになるだろう。

幸い、SOLAS条約の対象となる港は外房エリアには無い。(漁港しかないってことね。笑)
千葉県では、千葉港と木更津港、茨城県では、鹿島港の南公共埠頭が規制対象エリアとなっているので注意。

<鹿島>
http://kouhou.city.kashima.ibaraki.jp/pdf/228.pdf
<千葉>
http://www.pref.chiba.jp/business/kowan/solas-land.html

 

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