潮待小屋

玉砕

 

皆さんこんばんは。
復活宣言しておきながらブログを放置して申し訳ありません。
要領が悪くて貧乏暇無しの管理人でございます(汗)。
大変遅くなりましたが、先週末の釣行のご報告です。


某ショップの店長さんから、湾奥某所でシリヤケイカが爆釣中という素敵な話を聞いたワタクシ。
さっそく湾奥マスターのシーバカさんと連絡を取り、真偽を確かめるべく調査に向かいます。

午前3時、「噂の現場」に到着してみると、あれれ?
釣り人は誰も居ません。
おかしいなあと思ってシーバカさんに連絡してみると、すぐ近くの別の岸壁に居らっしゃるとのこと。
そちらは釣り人も墨跡もいっぱいで、大変賑やかだとか。
ありゃりゃ。ワタクシ間違えてしまいました(笑)。
大変申し訳ありません。

慌てて移動した先のイカ臭い現場には、エギンガーのほかウキスッテの餌釣り師も所狭しと並んで、早くもお祭りモード。
これは期待できそうですねえ♪と、シーバカさんと二人でニヤニヤしながら竿を振ります。

・・・しかし、一向にイカの反応はありません。
え~、なんで?こんなに墨跡あるのに。
当然、私達に釣れないということは、周囲の釣り人の竿も曲がっていません(きっぱり)。
いったいどうして?

やがて完全に日が昇り、明るくなった海面を見て、その理由が判りました。
まっ茶色の激濁り。
昨晩の雨で、泥水が流れ込んだようです。
さすがにこれは厳しいです(泣)。

そこでワタクシ、一計を案じ、最初に間違えた岸壁の偵察に一人で向かいます。
もしかするとそちらの方が状況はいいかもしれません。
結果は・・・・
駄目です。すごすごと引き返して参りました。

私が最初に竿を振っていたスペースには、しばらく留守にしていた間に他の釣り人が入っていたので、少し離れた場所に陣取って釣りを再開します。
ジャーク&フォーリング、トウイッチング、ズリング・・・・
あらん限りの技を繰り出しますが、イカの反応はありません。

再び心が折れかけているところへ、シーバカさんから「近くで一パイ揚がった」とメールが入ります。
イカは居るようですね。
エギを動かす手をしばらく止めて、「こちらはさっぱりです(泣)・・・」と返信しました。

そして、再びエギにアクションをつけようとしたところ・・・・・おや?

なんか重い・・・。

なんか引いてる・・・。

シ、シリヤケ来た~ッ♪

「ホットケ・メソッド」(懐かしいW)で来た~♪

しかし、イカが水面に姿を現したところで、痛恨のバラシ。
最初のアワセが弱く、鰍ゥりが浅かったようです。
うううっ、もったいないっ(大泣)。
イカが消えていった辺りを未練がましくねちねち探ってみましたが、二度とアタリはありませんでした。


その後は、シーバカさんの提案でャCントを移動。
運河の航路に面した岸壁で竿を出してみます。
水色は、かなり良いです。
潮も流れています。
スズキが回遊してきそうだな~と思っていたら、案の定、シーバスアングラーが二人、ランガンしていきました。

しかし、イカの方はさっぱりです。
ていうか、何かが違います。
この違和感は、何なんでしょう。

しばらく考えているうちに、私はあるひとつの仮説を思いつき、おそるおそるシーバカさんに提案してみました。
それは、「ドン詰まり仮説」

・乗っ込み期の湾奥シリヤケャCントとして有名なN岸壁、S岸壁、F港岸壁などは、いずれも港内最奥部、袋地状のドン詰まりである。
・これらのャCントは、イカの産卵場所として適した環境とは決して言えない。
・にもかかわらず、どういうわけかイカが溜り、時に爆釣のニュースが流れる。
・その理由はこうである。すなわち、
(1)遊泳力のあまり強くないシリヤケイカは、上げ潮を利用して、浅場へ浅場へと乗っ込んでくる。
(2)運良くアマモ場に到着したイカはそこで産卵活動を行うが、中には運悪く航路に入り込んでしまうドジな奴がいる。
(3)そいつらは、上げ潮に乗ってさらに航路の奥へ奥へと進み、最後はドン詰まりの岸壁に突き当たって行き場を失う。
(4)そんな奴らが毎日少しずつ溜まっていき、次第にその辺りの海底はイカだらけになる。
・このように考えれば、爆釣劇の後、しばらくパッタリと釣れなくなる理由も説明がつく。イカの群れが溜まるまでには、ある程度の時間がかかるのである。


以上のような仮説がもしも正しければ、私達が今居るべき場所は、このように潮通しの良い航路ではありません。
むしろ、条件の悪い所!

私のアピールにシーバカさんもご賛同くださり、航路の突き当たりの砂積み岸壁に移動します。
さて、今度はどうでしょう?

しかし・・・・残念ながらこの岸壁も濁りがひどく、仮説を証明することはできませんでした。
シリヤケ釣りに、前日の大雨は大敵のようです(泣)。


そんなこんなで、さっぱりいいところ無しの釣行でしたが、いくつか収穫もありました。

<収穫その1>
シリヤケイカは、静止したエギを「視覚」で餌と認識し、抱いてくるということが分かりました。
アクションでアピールするのではなく、イカの視覚にアピールするエギをボトムにステイさせ、しっかり見せるという方法も、コウイカ類には有効かもしれません。

<収穫その2>
ドン詰まり仮説を思いついたこと(笑)。
誰も見向きもしない無名の岸壁が、実はムフフなャCントかもしれません。
今後、機会があれば検証してみたいと思います。


本日のヒットカラー。



ピンクタイガー、金テープ。
何個か追加しておこうと思います(笑)。

  

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コメント一覧

管理人
>けむしさん
お忙しいのでしょうか。
私もです(汗)。
釣りなんてまたいつでも出来ますから、今はどっしりと構えて余裕かましてやろうではありませんか(笑)。
いつかご一緒できる時を楽しみにしております。
管理人
>rickeyさん
おや、何やら面白いアイデアを思いつかれたようですね。
新しい発見があったら、ぜひ私にだけこっそりと教えて下さいませ(笑)。
釣りは推理ゲームですね。
けむし
お疲れ様でした。

イカといいますか釣りとしばらく縁がなさそうなので
なんといいますか迷惑メールいわく迷惑ブログと
なりますでしょうかwwいや、失礼致しました。

綺麗に歯型がついてますねーさぞかし悔しかったと
お察しします。

いつか私もご一緒させて頂けたら光栄です!
これからキスもいい季節ですし^^
rickey
かめやまこさん、おはようございます。

湾奥シリヤケ釣査いかれましたか~お疲れ様でした。
見事な仮設を推察されていますね~脱帽です。
私も、ここ二回のズリングボーズ体験である仮設を立ててみました。
仮設の証明に近々に釣査に出かけようと思っています。
上手く行った時はご報告申し上げます。
そしてかめやまこさんの、仮設も参考に・・・ムフフ
管理人
>シーバカさん
私の中途半端な情報にわざわざお付き合い頂き、大変申し訳ありませんでした。
前日の雨さえなかったら・・・
またリベンジしたいですね。
次こそは、きっと!
管理人
>びっちゃさん
なるほど。
そういう手もありますね。
アオリもいけますか!
機会があれば試してみたいと思います。
管理人
>ラガーさん
コメント有難うございます。
シリヤケの生態、不思議ですよね。
あまり根拠のない思いつきですが、色々なことを想像しながら釣りをするのも楽しいものです。
たくさん釣れればもっと楽しいのですが(笑)。
シーバカ
いや~、厳しかったですね~!
あの岸壁は近くに流れ込みあるので、前日の大雨は確かにヤバかったですね(笑)

ドン詰まり説、聞いた瞬間に目が覚めました!!
全くもってその通りだと納得いたしました。
やはり釣れる釣り師の分析力だと…

また勉強させてくださいね♪♪
ラガー
こんばんは!
いつも楽しみに見てます。
ドンズマリ仮説には、脱帽です。キスが釣れ始めるころから釣れ始めるので、キスを追って内湾に入ってくるものと思っていました。
 (過去にコメント2回したのですが、名前が長いので変更してます。)
管理人
>門番さん
この時期は毎年忙しくて、なかなか思うように釣りができません。
そんな中、短時間で手軽に遊べるシリヤケは大変あり難いターゲットです(笑)。
管理人
>キャロルさん
ホタルイカ特集、やってたんですね。
面白かったですか?
最近余裕がなくて、あまりテレビは見てませんでした。

新鮮なホタルイカで一杯やりたいです(笑)。
門番
かめやまこさん、お疲れさまです。
そちらも厳しい釣りになったようですね、この時期はやはり、ズリンクが楽しみですから、次・次に期待しましょう!
私もズリンクやりたいなぁ~
キャロル
 かめやまこさん
 NHK特集でホタルイカ、見ませんでしたか(笑)?
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