たかが微熱・・・・。

咳が取れて風邪が治ったと、油断したのがいけなかったらしい。今度は鼻水が止まらない。身体が重い。熱を計ってみると平熱より少し高い。
微熱だ。安静にしていたらすぐ良くなるだろうと、市販薬を呑んだ。翌朝には平熱になったので外出すると、その日の夜から微熱がぶり返した。また安静。しかし数日経っても熱は下がらない。
やっと病院で受診すると「鼻炎」だという。処方薬を出された。服用すると平熱になるが、数時間すると身体だけでなく気持ちを削ぐような脱力感が襲ってくる。横になっているのがとにかく楽だった。
パソコンを立ち上げる気力さえなく、ブログ更新どころではない。終日ベッドで過ごしていると、日中は周囲の生活音などが聞こえて来るから退屈しない。しかし、夜間。外からの音も少なくなってくると何故か頭脳は覚醒し、とうの昔に忘れてしまっていたイヤなことだけが思い出されてくる。
マイブログの更新がままならないのに、友人　Ｉ　のブログは未だに年が明けぬまま更新されないのは何故か。キミの誕生日に、花束を贈れなかったのが悔やまれる。
・・・・・・とにかく病人にとって夜は長く、過酷な試練を与えられるに等しい。
２週間過ぎても微熱は続き、再び受診すると風邪の菌が鼻にとりついた『急性蓄膿』と診断された。これが微熱の原因だったらしい。新しい処方薬の服用を始めると数日で平熱に戻ったが、抗生剤はしばらく呑まなければならない。「たかが微熱、されど微熱」を思い知らされた長～い３週間であった。