!キユミ感覚的事情

中国の古武術や螳螂拳を学ぶ仲間に向けて、武術的な情報は勿論ですが、それに以外の発見や情報を発信して行きたいと思います。

久々の更新

2009-10-29 23:12:41 | Weblog
ずっと更新を怠っていました。

一度仲間内で、米沢に芋煮と温泉を堪能した後で更新しようと思い、書き込んだ直後に飛んでしまい、あきらめてから暫くたってしまいました。

仲間には教育に従事している方も多いので、是非聞いてみては良いのではと言うラジオ番組紹介します。

先週の日曜日が仕事で、朝車の中で聴いた番組が思いがけず残る内容でした。
日曜朝7時30分からだと思いますが、FMtokyoの「ヒューマン・クラブ」という番組です。
カゲヤマヒデオさんと言う方がパーソナリティのようですが、教育者としての経験を元におしゃべりしている番組でした。
先週はモンスターペアレントの対応や、鬱になる先生方の話でした。

民間も不景気、リストラ、減給の暴風雨真っ只中ですが、先生も子供を教育するのが難しい時代で大変なんだなと思う反面、親や周りの教師とのコミュニケーションの方が大切で、先ずそこを乗り越えないと本業にたどり着かないのかなとも思いました。

先生方、頑張ってください。
昔は、叩かれるの当たり前でしたし、何より親が怖かった。
怖いものはお化けでも、雷でも、必要ですよね。

公園の運動良いですね

2009-08-02 22:20:53 | Weblog
 昨日の土曜は、定例会場の付近の花火大会でした。大きな花火大会で、帰りが丁度終了時間に当たるので、毎年大変です。なので渋谷にある大きな公園での集まりとしました。
 体を動かす程度ですから、練習でなく運動です。

 時間は午後でしたから、エネルギー的には陰になるのですが、夏空でなく、少し雲の多い天気でしたから、気持ちの良い時間でした。木立と土が温度を下げてくれますし、風が気持ち良い。ここはいろんな人がいます。漫才の練習、演劇の声だし、楽器を弾く人、だから拳法の練習でもあまり気になりません。

 久しぶりの公園練習も良い感じでした。足元が一定でないのでバランスの訓練になるのはもちろんですが、土は柔らかいので、中国武術でよく行う震脚という足の踏み付けも存分に行えました。
 足元の石ころや、人の動きにも気を配りますから、武術的な集中と意識の拡散も実践できます。
 そんな中、フーテン先生に、先週得た気付きをお話しました。「やい、おい、こら」の三門です。結果、「秀女引針」という技のアプローチを変えることが出来ました。型は意、エネルギーを導くための一つの手段だとも思っていますから、身体の鍛錬と共にとても自由に活用できます。エネルギーを導くのにもとても好いです。

 約2時間汗をかいて、電解質のイオン飲料水500㍉を空にして、夕方の渋谷へと喉を潤しに繰り出しました。良いお店も開拓できましたよ

 天気の安定するこの時期の公園運動、またやりたいですね。


李小龍

2009-07-24 23:37:44 | Weblog
 先日からBSでブルース・リーの映画をやってました。

「精武門」「ドラゴンへの道」で見せるヌンチャク、サイドキック、ハイキックと切れのあるアクション、久しぶりに見たブルース・リーはかっこ良かった!特に敵と対峙する時の腰の落とし方はかっこいい。
つま先でのステップも軽やかで、変化するアクションにはあまり古さを感じなかった。さすが功夫ブームを巻き起こして、未だに功夫王と称されるのもよく分る気がします。
 
 突きの動作は、見栄えのために力んでいるから好きではないけれど、劇中でみせる詠春拳と思われる動きはとても気に入っています。
ジャッキー・チェンのように、流れのある見せ場は少ないけれど、ハッキリした力のある動きは最近のお気に入りです。

 外国に虐げられた中国人が力で正義を実現するストーリー。映画は全て民族主義的な色が濃いのかなと思います。そこに鋭さのある演技、「アチョー」の怪声とマッチして、独特の中国人ヒーローを作っていると思います。
 最も中国が外国から不利益を受けたのは、清末の一時代で、その他は行け行けドンドン、周辺に領土を拡大してきた歴史がありますが。
 ブルース・リーは若くして亡くなったから、功夫王のイメージは活きているが、彼がもし生きていたら、あのイメージは果たして保てたのかとも思います。

 明日から久しぶりにヌンチャクでも取り出して振ってみようかしら。ぶつけてまた骨折しないように、ソフトヌンチャクからはじめるべきかもしれない。

もう一言

2009-07-08 23:12:33 | Weblog
 帮肘に触れたので、もう一言。

 香港黄漢先生の「螳螂拳随筆」の中で「膀捶」として捶法の中で説明があります。接近して相手を圧する技として、「仰」と「滾」の二種です。
縦と横で分類しているようです。

 想像です。体の大きな羅光玉先生の技はきっと豪快だったのでしょう。
ましてや懐に入って相手を押しつぶすように放つ「仰膀捶」は、得意技だったのではないかと思います。
型の中ではたびたび出てきます。

 太極螳螂拳には「仰膀捶」の名称はありません。
もしかしたら林景山先生の系統にはあるのかもしれません。
研究に値しそうな気もします。

ちゃんと握りましょう

2009-07-05 21:38:43 | Weblog
 拳を握るのはしっかり握ることが大切なのは言うまでもありませんが、親指の位置には十分気をつけるべきです。

 拙著でも紹介していますが、螳螂拳では360度全ての拳面に加えて、手首も肘として利用します。
 親指を中指につけて巻き込むように握ると、それ自体が邪魔になるばかりでなく、型または単練中に誤って自分で手を打った時に傷めてしまうことがあります。
 スピードのある連続した突きを得意とする拳法にとって、握り方は非常に大事だと言うことが分ります。

 王元亮師父から握り方を矯正していただいてからは拳で打つことはなくなりましたが、自分で打った時は加速もあるから事の外痛い。

 昨日帮肘の発力の稽古で久しぶりに変な当て方をしてしまいました。結果、人差し指がリハビリの中、親指の付け根も傷めると全く力が入りません。物を持つということがどんなことなのかよく分かる瞬間です。

 そうそう、帮肘の発力も大分表現できるようになりました。初めはすごくわかりにくかったですが、イメージがつかめると小さい体でも大きな威力を発揮できるとても面白い技だと思います。
 最もこの技術は螳螂拳だけでなく、現代の色々な門派に取り入れられています。特に近代の基礎となった明代に作られた32勢にも用いられていますから、中国の古武術を代表する技かもしれません。


力と発力

2009-06-04 22:37:43 | Weblog
 有名な先生方には色々とご縁を頂きました。
皆さん腕、人格ともに素晴らしい先生方だと思います。
外国人であることに関係なく胸襟を開いていただいたのが王元亮師父でした。山東人らしいがっしりした体格と、その繊細な拳法は私が求める処の技術です。
その勁は硬くなく、緩んでおらず、教授頂く私には肩の凝らない技でした。

 故蘇克斌先生の力もとても好きでした。この先生は素晴らしかった。是非御指導頂きたい先生の一人でしたが、それも今となっては叶いません。

 故于天程先生も体の大きな方でしたが、柔軟な発力は、肩の凝らない美しいものでしたし、徐其成先生の異常とも思えるバネのある力は、その小柄な体格を十分カバーする力を持っていました。永年の修練から生まれた力だと思います。

 発する力は硬くないというイメージと、実際ご縁を頂いた先生方の発力の多くがそうだったので、師父の弟子である劉美傑先生の技を初めて見たときに感じたのは、伸びやかさをぎゅっと凝縮した力だなと言う事でした。
今回教授いただいた王慕洲老師の勁にすごく似ていると思っています。

一言でいうと小さくて硬い感じのする力です。この人絶対に「強い」と思いました。強いと言うのは喧嘩、争いの場でです。所謂、理屈なしに使えるという事です。

 前回もそうですが、拳を打つ際、節奏=リズムが足りないという事を指導いただきました。緩急と短い力がないということです。
その意味でも、発力の練習は大きな課題だと思います。
拳を練る際には、発力にこだわらない、整えるという意識は重要だと思います。発力練習はこれを一度壊さないと駄目かなと感じる今日この頃です。








螳螂拳

2009-05-26 23:03:45 | Weblog
今回海陽は三回目。
一回目は近代螳螂門の達人、梁学香先生の六間拳房の訪問だった。
それからご縁ができて、海陽へ足を運ぶ機会ができた。

海陽で得た成果は二つ。
寒鶏歩と刀のイメージ。

勁道や身体操作は、師父からも同様に言われてきたし、表現が異なるに留まっていると思っている。
形は違うのは当たり前で、優劣はない。
今回は丁度、発力のタイミングを学ぶ良い機会と位置づけた。

でも古い武術は多くの発見がある。

なんでこんな動きをするのかとか、どうしてこんな要求があるのかとか。

師父から多くのヒントを貰っていたから、改めて発見があったのだと思う。

伝書は時代、人、環境が異なる中で行われる。

残念ながら梁先生、姜先生と同じ時代に生きていないし、きっと生活環境も全く異なる。でも先生方の伝えた武術に心動かされる。

先生が見た世界、境地を追いたいがただ単に稽古の動機で、もっと早く、瞬間に技を完成させたい、体を自由に動かして、相対的な自由を得たい、
が大きな目的かもしれません。

でもその前に一緒に稽古できる仲間がいて、時間と空間を共有できるから楽しく続けられるのかもしれないと思ってますが。

良い所発見

2009-05-18 23:37:02 | Weblog
近所のお風呂屋さん、新規開拓しました。

いつも行っているところでなく、正反対の方向にある「湯楽の里」です。

http://www.yuranosato.com/

平日は650円ですが、施設は充実してます。当然の如く、露天あり、様々なお風呂ありありで楽しめました。

特にお風呂と一緒に35分の岩盤浴は初体験。サウナと同じですが、息苦しさは少ないようです。25分でリタイアしましたが、体の中から汗をかいた気分です。

今帰宅して呑んだビールは最高でした。

サイトーさん、管理人さん、今度御一緒しましょう。


インスパイアー

2009-05-14 23:29:58 | Weblog
今日は木曜日。まめやさん夫妻がお付き合い下さいました。
ダーイエさん、管理人さん、カストロさんにはふられてしまいましたが。
その中で大きく気づいた処がありました。
想像です。
色々と検証は必要だと思います。
次のミニ反省会にてお話したいと思いますが、結構好い想像だと思います。

色んな話しましたが、酔っ払いの戯言です。
でも良い旅の共有できる思い出が残りました。

海陽の御報告は次の機会として。


思い出の場所-秋田県

2009-04-19 18:30:18 | Weblog
秋田は仕事でよく行ったので偏りはありますが、すごく良いところです。でも春と冬の顔が大きく違います。

・盛岡からは秋田市内まで100キロくらいです。雫石から仙岩峠を抜けて田沢湖、角館を通れば結構近くです。夏は緑を見ながらのドライブですが、冬は雪と吹雪との戦いです。新幹線と併走することになりますが、冬は新幹線も遅れ気味です。
・田沢湖は「たつこ像」が建つ湖で、落ち着いた奇麗なところです。1,2回足を運んだ記憶がありますが、一人だったので特に良い思い出があるわけではありませんが。抱き帰り渓谷の紅葉は有名です。
・この近くに確か「都忘れ」という名前の温泉があって、その名の通り浮世を忘れさせてくれるほど良い温泉なのだそうですが、隠れた宿という事もあって高級な旅館らしく、一人で行くところではないようです。
・角館は青森の弘前に次いで桜で有名なところです。武家屋敷の枝垂桜と桧木内川の桜並木は見事らしいのですが、この時期は車で行くものではないと聞いたので、行ったことはありません。秋の武家屋敷はきれいでした。冬の雪降る町並みも情緒がありそうです。
・秋田県から青森にかけては世界遺産の白神山地があります。
能代までは行きましたが残念ながら、白神山地までは行ったことがありません。電車でめぐると良いみたいです。
・またぎの里阿仁町にも何回か行きました。鉈が有名ですが、買う機会を逃してしまいました。ここも春と冬とではその顔を変えます。やはり春の新緑が気持ちの良い時期です。
・岩手県の中ほど北上から秋田方面に抜けると焼きそばで有名な横手に抜けます。冬はかまくら祭りが行われるところです。この辺りは県南で山形へ抜けるのによく通りました。
特に秋はきのこが路上で売っていて、本来のなめこの大きさや、はじめから滑りがあるきのこでないことをはじめて知りました。
・秋田のお祭りは八月の竿灯祭りです。市内も目抜き通りで開催されるようで、青森のねぷた、盛岡のさんさ踊り、山形の花笠、仙台の七夕などと時期が近く、お祭りムード一色になりますが、これが終わってお盆が明けると秋の風がふきます。