!キユミ感覚的事情

中国の古武術や螳螂拳を学ぶ仲間に向けて、武術的な情報は勿論ですが、それに以外の発見や情報を発信して行きたいと思います。

御参考に

2007-11-29 23:24:53 | Weblog
youtubeで好いなと思う拳法映像を見つけました。
この「小虎燕」は久々に良いなと思いました。台湾の少林長拳のようですが、一言で言えば、綺麗です。京劇の様な見得を切る動作もありますが、短く力を使っているのが良いなとも思います。他にも多くの「小虎燕」がありますが、これ以外はあまり興味がありません。
 http://www.youtube.com/watch?v=S_trJU5LsIU
どうも私には拳法や型の好き嫌い尺度があって、見ていて肩の凝らない拳技であることが第一のようです。一挙動で動き、全体が整っていて動きに緩急と切れがあるもの。古い新しい、有名無名はあまり関係ありませんが、四角い枠で切り取った映像の中では実際の動きに係る力が感じ取れないので、良し悪しはなかなか判断できませんが。
そう言えば、最近形意拳や八卦掌を拝見する機会を頂きました。普段はあまり興味の無い拳種なのですが、実際に見てみるとやはり素晴らしい。思わず真似したくなります。でもyoutubeなどの映像ではやはりそそられる感じがしないのは、私自身が現代的な感覚で武術を楽しむ事ができないからなのでしょうか?
仲間と一緒に稽古していて、気づき、発見がある時が一番楽しいです。武術はライフワークとして楽しみたいと思っていますから、自分で動ける事を確認できる時が充実感を得られる時かもしれません。
先日昔に習った套路を指導させて頂く機会もありました。跳躍技のスピード、高さ、切れは本当に衰えましたが(当たり前ですが)、それが好きな型で良く練習していた(?)事もあってまだ体が動くことが分ってちょっと嬉しいです。
これから10年くらいかけて成果を出せる新しい型を学びたいなと思います。拳法でもなくても武器術、内功でも良いのですが。でも意味の分りやすい内容となると、やはり結社系の武術体系の一つになってしまうのかもしれません。