!キユミ感覚的事情

中国の古武術や螳螂拳を学ぶ仲間に向けて、武術的な情報は勿論ですが、それに以外の発見や情報を発信して行きたいと思います。

春節

2006-01-29 20:44:14 | Weblog
今日は中国の正月にあたる春節です。関係される方々には、お慶び申しあげます。
北京で13年ぶりに爆竹が解禁されたとか。昨夜は世界中の中華街は賑やかだったのではないかと思います。中国国内では春先の清明節と並ぶ民族移動シーズンです。帰省ラッシュは一段落したのでしょうか?経済発展が著しい都市の生活は、一人っ子政策で家族構成が変わる近い将来、春節の習慣も変化して希薄になるのかもしれません。
日本もまもなく節分で春を迎えますが、同時に气の流れも変わるそうです。良い气勢なら前向きに活動を始めたいと思います。

葉書

2006-01-28 11:23:21 | Weblog
ものすごく春ぽっい桜の葉書を見つけたので、家族に郵便を送りました。家は東京と隣接した市なので、中一日あれば着くだろと思ったのですが、家内が葉書を見る迄、更に一日が必要でした。
金額も違いますが、宅配便なら翌日到着が常識と言う感覚もあって、妙に期待を裏切られた感じでした。
先日、企業の社会貢献とは、社会需要を満たす事だと言うある経営者の記事を目にしました。別に命に関わる訳ではないものに、仕事と同じスピードを求めて遅いと感じているのは、企業の戦略的なサービスに毒されているのかもしれないと思いました。

お風呂は良いです

2006-01-22 21:12:22 | 北の地のお知らせ
今年は最高気温がマイナスの日が続きます。とは言っても今朝は日が射していましたから、買物ついでに足を伸ばして、焼走国際交流村の温泉へ寄ってきました。
温泉は市内から少し行けば沢山あって、外来入浴できる所も多いので、冬の寒さで縮まった体を伸ばすには最高です。
ここは初めてきました。新規開拓です。お風呂は広く綺麗で、天然温泉のようです。サウナはありましたが、露天風呂がなかったのが少し残念でした。案内によると、ここはロッジを備えたキャンプ場になっているようなので、集まりの時は良いかもしれません。

中路反車その2

2006-01-15 00:35:47 | 武術
玉山師爺の残した拳譜から「中路反車」の注書きを紹介します。この後に動作名称が続きます。手元に無いので未確認ですが、記憶では寿山拳譜などには注書きとして現されていないと思いましたが。
内容を一言で現すなら「反車の要領はひたすら打ちまくれ」でしょうか?
中路反車 注…
無頭無尾 無招架 無檎拿 無帖靠 無破打 有門無門迎門直入破壁而入手此純剛無柔也

反(翻)車錘

2006-01-09 20:45:06 | 武術
 中国の古武術には反(翻)車という両手をぐるぐる回して打つ技があります。拳を用いるので反(翻)車錘と呼ばれています。螳螂拳では姜化龍先生が李丹白先生と交換教授で得た技を組み入れたと聞いています。特に中路反車と呼ばれる型は、「剛中の剛」の技と呼ばれる程激しいものと拳譜では記載されています。また流派によっては大番(翻)車、小番(翻)車という型が伝わっています。
 名古屋のS木さんが煙台の李飛林師兄とのご縁を得て学んできたものを、この正月拝見しました。期待通りの力強さは、久しく忘れかけていた古伝の螳螂拳への探究心を呼び起こしてくれました。型を学ぶ前に5種の単招式があり、これを徹底して反復するとのことでした。やはり単招式の鍛錬を前提とするのは螳螂拳らしいなと感心してしまいました。同時に十字劈が反(翻)車錘に分類されるというのも大きな興味です。
 手を回すと言っても連続的に行うスピードと、打ち上げるまたは打ち下ろすといった瞬時な切り替え変化が要求されますし、上体のみならず下半身も腕の回転に引っ張られて崩れないバランスが要求されます。特に打ち下ろしの踏み込みと併せての発力は日常要求される運動ではないだけに、やってみると思った以上に身体操作にかかる比重が高く、自分の体なのに思うように動けないことがよく分かります。更に肩を中心に大きく振り回すため、結構付加がかかり慣れるまで腕が上がらなくなります
 少林拳では架打と言って片手を額の前へ置いて頭部を護りながら拳を打つ動作が多く見られます。今までは型として見ていましたが、こうした打ち下しの技に対抗することが必要な場面が多かったのだろうかと想像してしまいます。まだまだ勉強が必要だなと実感しました。