駿河の国てくてく紀行

のんびり歴史散歩と歌舞伎

八百屋お七の恋人吉三郎の墓発見

2008年04月19日 | 歌舞伎
今回は東海道金谷宿から大井川を渡り島田宿まで。
歌舞伎に関する処を歩こうと思い、久し振りに歩いてきました。

JR金谷駅から旧道を大井川に向かう。
途中右に折れた新金谷駅の裏手に、白浪五人男の頭目日本駄右衛門の
モデルとなった日本左衛門(本名 浜島庄兵衛)の墓がある。

日本左衛門は盗賊団の頭目となり、諸国を荒らしまわり、
やがて全国指名手配となって逃亡中の京都の奉行所に自首をし、
その後、江戸に護送された。
市中引き廻しのうえ、小伝馬町の牢屋敷で首を斬られ、
その首は遠州見付宿(磐田市)に運ばれ、仕置き場晒されたのです。
その首を愛人三好ゆきが盗み出し、
金谷宿川会所跡の南にある宅円庵に葬ったといわれている。
(処刑場所、墓ともに、見附宿だともいわれている。)

さらに旧道を東進すると大井川に突き当たる。
対岸に川越遺跡があり、
そこには浄瑠璃「生写朝顔話」の中で盲目の旅芸人となった朝顔が開眼し、
初めて目に映った松(朝顔めあきの松)があるというので、大井川をを渡る。

この朝顔の松を眺め、写真に収めた後、
この史跡を抜けると、すぐに八百屋お七の恋人吉三郎の墓という道標を発見する。
こんな処にこんなものがあるとは、予測もしてなかったので、早速訪れてみる。
通りから入っていくと、関川庵というお寺あり、
そこに八百屋お七の恋人、吉三郎の墓がある。
お七の恋人には諸説あり、また吉三郎の墓も各地にあるそうだ。
なぜこの地にあるのか? よく調べてみる必要がありそうだ。