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姉妹堂姉舗

雑貨や食べ物、日々のあれこれを書いてます。

愛の証?

2007-04-27 08:15:17 | 食べるもの
 これは、ほうれん草の根っこ。
 だけど。

 ささやかな、愛の証。


          

 
 小さい頃、わたしは体が弱く、貧血だったため、よくこのほうれん草の根っこの部分ばかりを食べさせられていた。

 ほうれん草の栄養が、この部分に集中しているらしい。

 でも、根っこの辺りには、砂などがたまっている。
 これを丁寧に洗い落とすのは、正直けっこう面倒くさい。
 丈夫になって欲しいという思いで、母はこれをせっせと洗ってくれていたのだろう。
 おかげさまで、ただいま健康街道まっしぐらに爆走中だ。

 結婚してから、ほうれん草を調理するとき、わたしも母に習い、根っこの部分も一緒に入れている。
 四ツ割りにして、ひとつひとつ丁寧に洗う。

 自分ひとりの食事なら、こんなこと、頼まれてもやらない。
 ザクッと一発、包丁で切り落として、うっちゃっておきゃいいのだ。

 面倒くさいけれど、根っこもきれいに洗って食べようと思うのは、夫がいるからに他ならない。

 甘い愛の言葉を囁くことは、性格上、おそらく死んでもないだろうけれど、ほうれん草の根っこが出てきたら、夫よ、あなたは間違いなく、妻に愛されているのだよ。

 だから。
 ほうれん草の根っこは、愛の証。


          

 食後は、甘い(?)ひととき。
 本日は、伯母からのいただきものの「ふくみ天平」
 滋賀県のたねやさんのもの。

 最中の皮と餡が別々になっていて、自分ではさんで食べる作り。

 口が渇いていると、最中の皮が張り付くことがある、という注意書きがあった。
 おもしろいから、夫には黙っていた。

「あー、最中が!」

 なるほど、やはり、張り付くらしい。
 おもしろい。

「これ、口に最中がくっつくよ。すぐ、お茶飲んだほうがいいよ」
 夫が忠告してくれた。
 
 知ってますとも。

 あなたはけっこう優しいが、わたしはけっこう意地悪なのだ。

有頭。

2007-04-22 10:59:36 | 食べるもの
 有頭エビのパスタ(手をつけてから、写真を撮り忘れたことに気づいて、あわてて撮った!)。


 とある筋(?)から、エビのパスタが美味しい、との情報を得る。

 有頭エビを使うのがミソらしい。

 近くのスーパーに歩いて買いに行くも、売り切れ・・・。
 あきらめようかとも思ったが、思い立ったときに作らねば、レシピは頭の隅の方に追いやられて、いつの間にやら忘却のかなたに、てな具合になりかねない。

 執念深く、別のスーパーにも行く。
 しつこい女は嫌われる。
 しかし、徒歩圏内にスーパーがふたつあるのは、大変好ましい。

 わき目も振らずに、お魚コーナーへと突き進み、発見!
 解凍の特売有頭エビ、580円也。
 
 しかし、エビのパックだけを買う女って、どうなのだろう?

 さて、殻付きのまま使うように指示を受けたけれど、夫が、「殻が面倒くさい」と言うであろうことは、容易に予測できる結婚6年目の妻。

 夫が楽に食べられるということは、つまり、妻がその面倒を引き受けるということだ。

 なんだか、納得いかないと思いつつ、せっかくの料理に水を差されるのもいやなので、せっせと殻を剥く。
 殻を香ばしく炒めたところへ、白ワインを少しばかり投入して、がしがしとつぶし、エキスを抽出。

 これをソースに加えることで、よしとする。
 聞いた作り方と違うが、おそらくこれでもよかろう、と勝手に判断した。ついでに、アスパラも勝手に加える。タカのつめも切らしていて、一味で代用。

 かくして、エビのパスタの完成。

 レシピに忠実ではなかったけれど、かなり美味しいと、自画自賛の出来だった!
 
 毎日ごはんを作っていると、どうしても、同じものの繰り返しになる。
 うちの食卓に、新しい風。

 春は、新しいことにチャレンジする季節?
  

わるいこもまねしちゃいけません。

2007-04-15 08:44:49 | 食べるもの
 春の味覚。



 豆ごはん。
 豆は炊き込まず、塩でもんでおいたものを、炊き上がったすぐに、ごはんの上に乗せて、一緒に蒸らすのが、我が家のスタイル。
 こうすると、豆の美しい緑も楽しめる。

 夫は、豆ごはんが好きらしい。



 お茶碗に3杯食べた。


 もしも、蕗に続き、こちらも嫌いと言ったなら、今度は、妻の鼻の穴に豆を詰め込んだ鼻鉄砲(?)で、フンガフンガと攻撃されたことだろう。

 夫よ、豆ごはんが好きで、命拾いしたな。

 人生初の鼻鉄砲を、披露する機会を失い、やや落胆の妻。

よいこはまねしちゃいけません。

2007-04-14 09:13:04 | 食べるもの
          


 蕗。

 下茹でして、皮と筋をとった状態。
 これが、ちょっと面倒くさいのだけれど、春の味覚を楽しむためには、多少の手間は必要。

          
 
 ごま油で炒めて、お醤油だけでサッパリと。

 しかし、夫は言った。

「蕗って、筋っぽくて嫌い」

 筋は全部取ってある。
 食べてみなさい。

「うん、まあ、食べられる」

 なんと傲慢なコメントよ・・・。


 もう、あなたにはあげません。

 報われない努力とは、空しいもの。
 腹立たしいので、今晩あたり、寝てる夫の鼻の穴に、蕗を挿してやろうかしら?
 とりあえず、息はできると思う・・・。

 よいこはまねしちゃいけません。
  

52個の幸福。

2007-04-09 08:49:19 | 食べるもの
          

 13×4

 ぎょうざの行列。
 参加ぎょうざ数は、52。
 26枚入りの皮を、2パック使っているから。

 これを、夫婦二人で、すき焼き用の鉄鍋で、焼いては食べ、焼いては食べ、焼いては食べ、焼いては食べ・・・。

          

 途中、焼きあがったぎょうざを、どんどん食べてしまう夫と、次のぎょうざを焼いている妻の小競り合いも挟みつつ、餃子の夜は更けていく。

          

 52個、包んだのは妻。
 大半を胃袋に収めたのは、夫。

一部洋風。

2007-04-05 08:23:18 | 食べるもの
 よく遊びにうかがうブログに、じゃがいものトマト煮込みを見て、どうしても食べたくなる。

 が、うちにじゃがいもがなかった!



 で、こうなる。

 じゃがいもの代わりに、豆。
 これは、煮込みじゃなくて、たぶんシチュー・・・。
 ちょっと違うけど、まあ、トマト味には変わりないので、よしとする(いいのか?)。

 実は、突如食べたい病にとりつかれたので、ちょっとちぐはぐな食卓となった。

          

 厚揚げのネギミソ焼き。


 ルッコラとほうれん草の白和え。

          

 夫が釣ってきたあまごの塩焼き(焼いた写真を撮り忘れた!)。


 夫はテーブルを見て言う。

「どう考えても、これには、味噌汁、じゃないの?」

 見た目にとらわれてはいけません。
 栄養バランスを考えたのだ。
 あなたのために!

「そーか!」
 力強くうなずいて、夫は食べ始めた。

 うまくだまされた夫は、たぶん、幸せに違いない。
 無論、まんまとトマト煮込みにありつけた妻も、幸せ。

こっちへ来い!

2007-04-03 08:12:30 | 食べるもの
          

 うど。

 母は、食卓に取り入れる季節感を、わりと大切にしていた。
 子供の頃から、旬の食べ物を珍重する気持ちを教え込まれていた気がする。
 うども、小さい頃から、春になる必ず食べていた。

 結婚するまで、夫はうどを食べたことがなかったらしい。
 それはそれでオドロキだ・・・と思っていたら、けっこう、食べたことがないという人がいるらしいのを知って、少し、母に感謝する。

          
 
 酢味噌で和えて食べるのは、母の味。
 こちらは、和えずに、乗せる。

 いつも、拍子切りにしたものを出すだけなので、葉っぱのかたちも知りたかろうと、添えて出した。

「こっちへ来い!」
 夫はうどに手招きされたらしい。
 何のご招待なのかは、不明。


 さて、こちらも春の食材。

               

 とある(?)納豆嫌い夫を持つ、「こそこそ納豆隊」隊員の方のブログにうかがったら、おいしそうな和風アクアパッツアとなっていたメバル。

               

 うちでは、ごく普通の煮付け。
 炊き合わせたのは、ごぼうとたけのこ。

 何が喜ばしいのだか、バンザイをするお二方。

知る人ぞ知る!

2007-03-22 08:17:00 | 食べるもの
 だいたい、「知る人ぞ知る」という言葉には、弱いものだ。

「知る人ぞ知る」パン屋さんとして有名、ということは、多くの人に知られているのか、いないのか???

 そんな、謎のパン屋さん。
 1週間のうちに、3回も行ってしまう。
 つまり、美味しかった!



 ベーコンエピと、ごぼうデニッシュ(渋いぜ、旦那!)。



 このチーズフランスの美味しそうな焼け具合は、何たること! 

 美味しいものは、大げさに言ってまわるのが、大人の嗜み(そうなの?)。
 夫はもちろん、家族にも友達にも、念仏のように唱える「石津製パン所、石津製パン所」が、パン屋さんの名前。

 いまどきのキラキラと見目麗しいパンではないけれど、しっかりとした味わい深いパンが、ショーケースの中に並んでいる。
 なかでも、山形食パンの美味しさは、パン好き女のハートをガッチリと掴んだ。

 わたしも、こんなパンが焼きたい!

 夫よ、パン屋の旦那にパン焼きの秘伝を教わっても良いだろうか?
 ここはひとつ、色仕掛けで。

「君がもうちょっと若ければ、教えてくれたかもしれないね」

 ・・・・そうね。

鬼の居ぬ間に・・・

2007-03-18 09:12:16 | 食べるもの
 納豆うどん。
 一味たっぷり。

 夫は納豆嫌い。
 納豆うどんを食べるなら、夫の居ぬ間と決まっている。

 熱を加えた納豆は、納豆嫌いの夫の嗅覚を激しく揺さぶり、大きなダメージを与える匂いを発するので、ご法度となっているのだ。

 先日、遊びにうかがったとあるブログでも、似たような事態が発生していて、「そうそう、そうなのよ~」と、一人、大きくうなずいていた。

 匂いが嫌い、というのは、なかなか難しい。

 ちなみに、わたしはバナナの匂いが苦手。
 しかし、バナナ好きの夫のために、たまにはバナナも買う健気な妻!

 夫よ、妻を見習い、納豆をお土産に帰ってきたらどうなのだ?
 ええ!
 どうなのだ!?

くじらのマーク

2007-03-13 19:36:19 | 食べるもの


 くじらのマークは何だろう?
 手前の木の柄のも、奥の青い柄のも、同じもの。

 カキの殻をこじあける道具。
 正式名称があるのかどうかを知らない。

 くじらのマークのかわいい奴らは、グイグイとカキの殻の隙間にはいりこみ、堅く閉ざした殻を開け、その身を白日の下に晒す役目を担っている。

 

 ご近所で、殻付きのカキをいただいたので、久しぶりに、彼らのご登場と相成った。
 
 しかし、この道具を持ってしても、カキむき作業は、容易じゃない。

 負傷しつつ、30分かかって、むいたカキ。
 それを、数分で食べた夫。
 わたしはむく人。
 あなたは食べる人。
 そういう役割。
 ・・・やや不服。

 疲れ果て、調理後の写真を撮るのは忘れた・・・。
 
 小麦粉をつけ、バターでソテー。
 新鮮なのに、もったいない?

 二人して、生じゃ食べられないダメ夫婦。