#Luft"Fuchs"Waffe# Kiitos oikein paljon!!

声優を目指して邁進中10代のだいたい日記ブログです Twitter: Juuty_0w0

風邪ひいた時と同じ

2011-03-17 23:12:10 | 徒然
危機が迫った人達は一方で普段見られない優しさを持つ、一方で貪欲さを見せる場合もある。

みんな地震のために一丸となろうとしてる。
ここ最近の日本人からは考えられなそうなくらいに。

でもその結果が空回りして、あるいはそうでなくとも貪欲になることがある。



そんなことを思いながら久々にちょっと外出しました^^


帰ってきたら兄貴が
「夕飯トンカツ買ってきたから食べて」
と。
普通にSE○YUとかのかなと思ったら、なんかすごく美味しそうなやつだった!
わーいありがとう(≧ワ≦

いただきます、ごちそうさま、おいしかったです。


さて今日もしばらく前に地震が連続であったし、余談は許さなそうですねぃ…(〇ω〇

今日は空までホワイトデースカーイ

2011-03-14 15:20:56 | 徒然
こうして、地震発生から三日が経過しました。

この時間は一般的に生存率がグッと下がってしまう時間と言われています。
でもあくまで一般的、あくまで科学的に、です。
人間だってしぶといです。奇跡、なんて仰々に言わずもがな、きっとまた生存者が見つかると信じてます。

救助された人達、その8割以上が自衛隊の皆さんの活躍です。
3号機でまたしても水素爆発し、11人が負傷しましたが、負傷者も、またこうしている今も作業している人達も未だ全力で闘っています。
そして、我々も細やかながら、節電運動(ヤシマ作戦などとも言われてますが)の効果で、当初予定されていた輪番停電を回避するという成果を出しています!

改めて、人ってやればできるんだ、って思います。

共通の脅威ならここまでできるんだ、って。
それは複数の意味があっても、ここで言うのは悪くない意味で。



そんな中のホワイトデーですが、各国が“お返し”をしてます。
91の国が救援隊を送る。
普段からどんな国でも、これ自体にどんな政治的意味があろうとも、これは嬉しいですね^^

本当にありがとうございます





僕は僕で、ホワイトデーに要求されてたレアチーズケーキをつくりました。
これが完成したのが三日前、まさに地震のその日に生まれたレアチーズケーキです(笑)

白いですね…

べ、別にホワイトデーにかけたりしてないですよ!?
ほ‥本当ですってば!

これ、寝る前に投稿しそびれてた‥

2011-03-13 11:11:17 | 徒然
昨日に比べるとだいぶ静かに落ち着いた夜中だと感じます。

別に読心術もミサカネットワークも無いですが、昨日の晩には被災地の状況、安否などに目を凝らし、またはできる限り応援したり、もちろん地震の恐怖もあったろう東京の皆さんが今夜は幾分落ち着いてる気がする。
単に疲れてるのだ、と言えばそれもまた真かもしれないけど、それならそれで今のうちにしっかり休んでおいて‥今後のもしもの時のために、または誰かのために。


今日(まぁ昨日一日)もツイッターは地震一色でした。
読んでいなかった地震前のツイートを見た時は、その差にびっくりし、ちょっと複雑な気持ちでしたが、多少ホッとしました。

原発も、一時爆発等で皆が固唾を飲んでいましたが、今はだいぶ落ち着いてきた。少なくとも1号機は海水でもう廃炉かもだけど。
それでも僕たちのために負傷した人もいるんだ、一番危険な制御室でずっーと闘った人がいるんだ、とわかっていなくちゃ。
まだ、制御室には居るんでしょう。くれぐれも気をつけて、ありがとう。
まだ早いけどありがとう。

こんなに祈ってる人がいるんだ、ってツイッターで実感した。
日本中が被災者へ、そして世界の人々まで被災者へ。


いつまでかはわからないけど、みんな頑張って!

未曾有の有様‥

2011-03-12 17:18:29 | 徒然
よお、これが君達が望んでた非日常かい?
でも、ヒーローはそれを日常に戻すために活躍するんだぜ?それができる?


なんてね。


もちろん被災地や石油コンビナートもしかりだけど、原発、恐ろしい事態へと踏み出そうとしてるよ。

明言はしてないけど、ほぼメルトダウンしたと言って良い状態だと。
炉心溶融にて放射性物質セシウムの漏洩。
更に1号機にて爆発音と白煙、数名負傷。
更に2号機にて圧力抑制機能喪失。
しかし1号機に関して炉内の圧力を下げることには成功した、とのことだが‥。
爆発時も炉内の水位は異常をきたしていなかったらしい…。

少なくとも10km圏内の住民に避難要請がでているそう。

とにかく、最も間近に放射能の中で作業してる人達、自分の命も顧みず、気になるであろう家族のことも抑えて不特定多数の人達のために闘っている人達、くれぐれも生きて帰ってきて!

騒ぐことが僕らの一番しちゃいけないことだろう。
報道メディアは不安ばかり煽るが、自分のしなきゃいけないことか、或いは自分のためにしたいことをする、自分の欲を満たすのも良いと思う。
あ、もちろん犯罪はダメ絶対☆ダヨ ←←

経験したことないよ‥こんなすごいの…

2011-03-12 00:07:57 | 徒然
Yahoo!のトップページがニュースから特集、映像トピックス、果てはみんなのアンテナまで地震関連一色になってる…。


打ち上げられた200~300人の遺体、これが全て死亡確認されたら、死者がいっきに増えることになる…。

自衛隊東北方面隊撮影の押し寄せてくる津波の映像。
白波がずーっと遠くまで帯のように連なっていて、それが何本も何本も…
それに加えその間々に白波も立てない、巨大な波‥水の壁が恐ろしい速さで海岸へ。

今までニュースで見てきた津波の映像なんて所詮防波堤に打ち付ける波程度。
だけど今回の地震では、まるで洪水かのような町の有様。
そして自衛隊の撮った津波の映像は海上での津波の姿、砕ける前のモンスター。

散々知ってることだけど、人間の小ささ儚さ弱さ、あまりに身近過ぎに感じる。


石油コンビナート、原発、その火災の映像や随所に黒煙が上がる都内上空からの映像。
まるでハリウッド映画やドラマにでもありそうな映像だけど、これは現実。

これが東京、首都東京、最先端の都市東京の有様。

それなりの備えがあるここでもこの被害災害。
でも、もしかしたらたったこれだけの被害じゃないか、とも言えるのかもね。


身近に脅威を感じたとは言っても、主たる被害のあった場所じゃぁない。
比較的安全なところに自分はいるんだから、人並みなことしか言えないかもしれないけど…あがいて。
あがいて…。
こんな時はまず自分のためにあがいて諦めたりしないで。


僕も家族は都心で足止めをくらってはいてもみんな無事。
これが災害時の東京なんだな、と目に焼き付けておこう。
安全な所にいられる代わりに、せめてこの有様を記憶しておくのが義務かもしれない。

ひゅー

2011-03-11 16:29:51 | 徒然
とりあえず一安心程度にはなりましたねぃ


この強さは初体験…

自分の部屋が惨事になってました‥。
元から惨事ダロってツッコミはなしですw


Twitterも大忙し。




ぅわっまた揺れとる!

夢…

2011-03-04 16:30:23 | 徒然
今朝の夢はなんだか覚えてる…。

ありますよね、風邪とかひいてる時ってたいてい奇妙な夢を見る。

僕の場合は普段から奇妙な夢以外見たことがないので、どっちかというとホラーな夢を見るんですが(笑)

今朝のもそんなホラーチックなかんじ。
ついでに今回はやたらハリウッドチックでもあったナァ


舞台は(どうやら)学校。
明治、大正辺りの時代なレトロモダンな素敵な学校でした。
床も板張りで、格子状の木の窓枠にガラスが入ってる感じ。

夜でした。
小規模なパーティのような集まりを開いていたみたいです。
学校内はほとんど照明は落ちてましたが、外の庭や木々はライトアップされていて、なかなか素敵。
最初は確か庭にいたんです。
そこにいたのは怪しげな紳士風の男となんだか青い人がいた気がする。
まず、そこで怪しげな紳士風の男に絡まれたんです。
見た目はちょうどクリストファー・リーとロバート・ダウニー・ジュニアを足して2で割ったかんじ。
いきなり襟首つかまれて、
「I'm holy.(私は聖人だ)」
って‥。
「肩がゆるんでいる‥」
みたいな、よくわからないこと言われて、つかまれてた襟首が青く光り始めたので、どうやったか、なんとか逃げ切ったんですが…次気付いた時には暗い校舎内にいました。
一階の廊下でした。
目の前の引き戸をガラッと開けると、どういうわけか授業中の教室。夜であることには変わりないんですが。
ちょうど教卓に当たる場所に僕はいきなり現れてしまったわけで、先生は眉をひそめるし、前列の生徒から微笑が漏れるわけです。
一つだけあるのは、その生徒達は自分の一つ下の後輩だという認識。
で、入った扉の向かい側にも引き戸があって、急いでそっちから退散すると、暗い廊下に椅子が縦に何列か並べてあり、授業参観でもあるのか、保護者らしき人達が座って待ってるんです。
またしてもいきなり教室から出てきた僕に眉をひそめる保護者もいました。
「おはようございます」
と、二回ほど挨拶しながら後退るかたちでそろそろとその場を離れました。
そのまま廊下のつきあたりT字を右に曲がると、手前右側に小さな会議室か給湯室みたいな部屋、その少し先の左側にトイレの四角い入口が二つぽっかりと暗い口をあけていました。
すると、その手前右の部屋から(確か)ジャージ姿の少しはげ上がった先生(?)が、両手を上げて独り言のようにぶつぶつ何か言いながら出てきて(僕には始終後ろ姿しか見えなかった)、フラフラと暗いトイレへ吸い込まれていったんです。
その直後に、同じ部屋から生徒らしき男が出てきて、僕に
「○○先生見なかった!?」(名前覚えてない‥けど、多分ジャージの先生のこと)
と問い掛けて、そのまませかせかと何処かへ探しに行ってしまいました。

僕はそのまま廊下を前進します。
先生が消えていったトイレは流石に気味が悪かった。
廊下にさす光といえば月明りか、外のライトアップの光くらいなもんです。
トイレ内はブラックホールみたいに暗かった。
そこを過ぎると、右手に下駄箱のあるところに着きました。
学校の正面玄関ですから、広い下駄箱です。
ちょうど一人の保護者らしきおばさんが靴を履いて出て行こうとしているところでした。
他に人影はありません。
ふと、左のほうを見ると、先にまだ少し廊下は続いています。
そして、またしてもトイレがありました。
すると水音がする、誰かいるようです。
真っ暗なのに。
気味が悪いので外に出ようと思ってチラリとトイレを見ると、手前側からヌッと音の主が現れたらしいのです。
おかっぱの女の子。
定かではありませんが、着物を着ていたかも。
暗闇に浮かび上がるように見えたので、ヒヤッとして、半分慌てて外へ出ました。
外へ出ると左手に低い石の手摺で囲まれた庭園が。
外にはライトアップされている木もあって、幾分明るかったし、ちらほらと人はいました。
ぃゃ本当にちらほらでしたが。

そしてその中に、最初見た青い人もいました。
またこれが不思議な格好で、服装は黒いスーツをキメていて、シャツも黒だったか暗い赤だったか‥、手は黒い皮手袋(多分)をしていて手錠で両手を拘束されているんです!
そして頭、ブルーマンばりに青い色をしているんですが、目も口も鼻の穴も無い。強いて言うなら青いマスクを被っている状態ですが、あまりそうは見えなかった。
それでいて、マイケル・ジャクソンみたいなハットを被っている。スーツと合わせて黒。
靴も革靴なんですか、爪先のほうが少しひらべったくなってて、金色の装飾が入ってました。それもなかなかバランス良く。
スラッとした長身の男でしたが、その時分では彼は確か犯罪者、という認識を持っていた気がします。

そしてたった今出てきた正面玄関の前に黒い車がとまってました。
学校と同じくレトロモダンなかんじのセダンです。
そもそも、そういう時代にいるらしかったのですが。
で、その車内でレイピアみたいなものを見てるおじさんがいました。
よく見ると、最初絡んできた紳士風の男です!
そのまま車のほうを通ろうとしたら絶対に絡まれる気がしました。
でも、元来た道を戻るとさっきのおかっぱさんに会いそうで気味が悪かった。
それで、意を決して、さっさと通ってしまえば大丈夫だ、と思って車の前をスルーしようとしました。
しかし、嫌な予感どおり、いつの間にか男が僕の目の前にいました。
そしてさっきと同じく襟首をつかまれて、そのあたりが青く光りだす。
そして、
「肩が」どうのこうの
「I'm holy.(私は聖人だ)」
と静かに言われるんです。
もう一度僕は必死で逃げました。
けれど、すぐに捕まって今度は前から首元掴んで赤レンガの壁に押さえ付けられる始末。
しかし、今度は周りから人が集まってきた。と、思ったがすごく近くまで来るも、ただ見てるだけです。
怪しげな男はまたしても
「I'm holy.(私は聖人だ)」
と繰り返す。
僕は蹴ったり揺すったり、必死で逃げようとするも、どういうわけか力が入らない。
もがいていると、男が腕の中にスタングレネード(円筒形の)を投げ込んできました。
とっさに投げ返すと、スタングレネードは男の頭に当たって跳ね、僕らの前(男にとっては後)を通った車にひかれて爆発しました。どういうわけかグレネードの被害にはあいませんでしたが。
男はスタングレネードが当たって多少ダメージを受けたらしく、すごい形相になって、掴んでいる手により力を入れて、
「I'm holy.(私は聖人だ)」
とにらんでくるんです。

結局こいらを蹴散らしてくれたのは、あの青い男でした。


夢はだいたいそこで切れてるんです。
文章にするとだいぶ長いですが、結構短い間の夢でした。
全て自分の一人称視点で進んでいったのですが、時々壮大なカメラワークを見た気がなきにしもあらず(笑)

とにかくなんだか不思議な朝でした…。

今日は八月十五日

2010-08-15 15:04:05 | 徒然
実はこの記事数十行にわたる長文を書き直すこと五回目…


もう‥言いたいことはこれだけです。

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

何の言葉だかわかる人も多いはず。
某蜘蛛マンで出てきますね。


自分は、
SW(※注①)も大好きです、
SW(※注②)も好きです、
武器も好き、戦闘機だって好き、
MGSも好き


でも、

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

んです。

ただそれだけ。
そうだけ思っていてほしいな‥。


コメントどんどんしてくれて構いません。セールスじゃなければ。




※注①…スター・ウォーズ
※注②…ストライクウィッチーズ




w

新年早々残念なお話です...

2010-01-04 19:10:32 | 徒然
東方オンリーイベントの時に買ったフランドールのピックネックレスのサークルさん、アルカンシェル・ルネッサンスが東方ジャンルから撤退するそうです。



理由については、ホームページに綴られておりますが、あまりに個人主義すぎる何処かよそよそしい空気に嫌気がさしたとのこと。

僕はまだサークルでイベントに参加した経験が無いので、そこに関しての意見はできませんが、お互いの交流も無く資本主義的な金銭中心の世界に息が詰まってしまった、と。
僕自身がイベントに赴くのは、グッズ目当てもありますが、やはりそこにサークルの方々との交流があって初めて楽しさが生まれる、だからイベントが楽しみなんですね。

確かに、我々買い手側にいる人達は、東方イベントに限りませんが、皆血の気だって、早い者勝ち買った者勝ちみたいな貪欲なところが強すぎる。
僕なんかは、せこせこするタイプじゃないからそういう雰囲気には疲れるし、風紀を乱すような行動、それをする人には憤る。
だから冬コミにも行かなかったし、これから行く気もさらさら無い。

まぁ、でも、東方オンリーではそれも幾分抑制されていて良かったと思うんだけれど、構成しているサークルの方々の間では上辺だけの交流しかなかったのかも…それで撤退されることになってしまったのかもですね‥orz


何しろ残念です‥;;;
責めて、これを機にもっと交流を広げられるように努力したいものです。
同じ趣味を持つなら共有したいじゃないですか。

今やオタクでない人の方が少ない、むしろいないくらいなのに、何故かつて秋葉系と呼ばれていた東方含むこのようなジャンル好きの人々が敬遠されがちなのか、さっき述べたようなマナーや主観主義が多すぎる、もしくは目立つのが大きな理由だと思う。
当然その他のジャンルのマニアにも当てはまらないことでは無いけれど。
他にも、それぞれのジャンルの宗教化や、それに伴う集団閉鎖的な考え方が悪影響を及ぼすこともあるだろうけれど、それは全てのジャンルに共通すること。


今、政治で話題になっている児ポ改正とかDL規制とか、これもこれでどうかと思う。
そこで折れやすいのも日本人社会なんです。
法律だから仕方ない、従うしかない‥。
それで良いんですか?
じゃぁ、例えば憲法九条改正された、今日から皆兵役だ、出兵だ、海外派遣だ、
って、仕方ないですか?従うしか手は無いんですか?
仮にも“平和”とか謳ってるんでしょ?
そんな集団主義のままで良いんでしょうか。
個々の精神面は鍛えられず、どんどん弱くなっていってるんです。
だから自殺も一向に減らないんですね。
だから貧富の差も広がるばかりなんですね。






…って、なんか全然最初の話題と関係ない話に飛んでしまっていた!


残念な気はしますが、何にしろ、
今後も頑張ってください^^
ありがとうございましたm(  )m

最後に例大祭でお会いしましょう、朝倉さん^^

フランちゃんネックレスを取り戻しにw

おくられ

2009-07-30 22:26:29 | 徒然
じっちゃんが死んだ。
今日も家に行ってきて確信、した。
話を聞いたのは一昨日の夜、直後だった。
その日はそのまま床についた。
翌日‥昨日の夕方家に行った。
玄関で良い香がする。
じっちゃんの寝ている部屋が暗かった。
顔まで覆ってる布、
横に置いてある台、
その上にある
まっさらな碑、
箸の立った飯、
皿に盛った餅、
灰の入った鉢…
どれもまっさらな。
どうしてこんなものがあるんだ?
随分たちの悪いお遊びだなぁ。
親父が顔の布を取った。
寝顔を見ると、なんか東国原さんみたいだ。
この前まで見たいに酸素吸入器も無く、
今は落ち着いて寝てるじゃないか。
だから、起こさないように騒がないように。
だけど、
今にも眼が開きそうなのに、
今にも口を開きそうなのに、
冷房だってついているのに、
どうしてこんなものがあるんだ?
親父の葬式中に入ってきた織田信長みたいに、
むしろそれより激しく、
ここにある台やその上にあるものを
引 っ く り 返 し て し ま い た い 。
わかってるのに。
わからないのに。
親父と伯母とばっちゃは夕飯中だった。
ばっちゃに「少し食べていけ」といわれた。
記憶が一日ももてないばっちゃはいつもどおり。
俺と、親父や伯母と楽しそうに会話をする。
じっちゃんは今病気で、口から食べることはできないんだ。
だから、俺はここで食事をするときはなるべく
音を立てないように、
残酷かもしれない。
でも、寂しい思いもして欲しくない。
そんな思いで静に食べた。
眼を覚まして羨ましそうに、
顔や声で伝えようとはしないけど、
頭でそう思っても食べることはできないから、
そう思わせてあげたくない。
あんまり楽しそうにするのも、
独り寝たきりで団欒に参加できないから、
それも後ろめたいし、可哀想だ。
お人よし人でなしありがた迷惑かもしれない。
でも、早く
食事を、
団欒を、
楽しめるようになってほしいから。
どちらにしろ残酷かもしれなくても。
そう思って、気を遣って少しだけ食べた。
わかってるよ、
わかってるけど。
もう聞こえないって、
もう見られないって、
もう。
その日はそれで帰った。
家で思った。
ああ、もう死んでしまったんだな。
元気に、あの椅子で静かに笑うことも無いんだな。
無口で無表情なじっちゃんが笑ってくれる。
あの時のささやかな喜び、
心の中で大きな喜び。
僕自身もそれを顔には出さないけど。
じっちゃん譲りなのかな。
今は寝てるだけなんだよ。
話を聞いた時も、
家に行った時も、
今日・・昨日帰ってきてからも、
涙一つ出なかったし、
そもそもここ何年も涙なんて出たことが無いけれど。
心の中では感動したり、悲しかったりすることはあった。
その度に涙は出なかった。
今回もそうだった。
今これを書いている時も、泣きそうになった。
でもやっぱり涙なんか出なかった。
もう枯渇して出ようにも無いのかもしれないなぁ。
枯渇するほど泣いた覚えもないけれど。
人の死、
その意味、
どんな気持ちなのか、
誰よりも理解してるつもりでいた。
人が死ぬということで、どれだけ波紋が広がるか、
誰よりも理解してるつもりでいた。
でも、その立場にたった時の対応、
また自分への対応、
わからなくなりそうだ。
だって、まだ寝てるだけなんだよ。
そのうち起きるんだよ。
次の日家に行ったら、
あの椅子で、
また静かに、
笑ってる
はず
なんだよ、その
ハズ
なんだ…。
そして、今日も夕方から家に行った。
今日も母親が遅いから、
夕飯はこっちで食べようって。
記憶がもたないばっちゃは、
何度もじっちゃんのことを聞いては、泣いてたんだって。
今日行ったときは相変わらず元気に、見えた。
でも、俺とばっちゃ以外が買い物に出かけて、
俺は宿題をやってた。
時々ばっちゃを見てみると、
時々じっちゃんが寝てる部屋のほうを見てる。
そうでなければ寝ようとしてた。
でもすぐに眼を覚ましてた。
静かだから音楽をかけた。
ばっちゃのためにも。
ばっちゃが、椅子をたって
「外灯が点いてるか見てくる」と言った。
しばらくして戻ってきた。
ばっちゃは他の皆が何処へ言ったか、と聞いてくる。
買い物に行ったことを伝えたら、
「なんだか不安…」
「なんだかうすら気味悪い…」
と、もらした。
微かな本音を聞いた気がした。
少し遅くなって、皆帰ってきて、
夕食を食べ始めた。
ばっちゃはまたいつもどおりに戻った。
覚えてないから。
皆もいつもどおりに団欒していた。
僕は、昨日と同じように、
昨日よりわかっているだろうに、
さりげなく団欒に入りながら、
でもじっちゃんに気を遣ってた。
じっちゃんの所を時々見る。
静かだから、まだ寝てるんだな。
寝てる姿まで見る。
言葉が出なくなる。
ここで表現できない、
むしゃくしゃのような、
哀しみのような、
言われようのない
考えや、
気持ち。
その姿。
布のかかった顔。
知ってる、
よく映画やドラマやアニメで、
亡くなった人の顔には白い布がかかってる。
でも、どうして
じっちゃんの顔にも…
亡くなったからだろ。
わかってるって。
でも、またこの椅子で…
また考える。
昨日からずっとだ。
今も頭の何処かで、
そんなことを考えてしまう。
そういえば今日の昼、
高校入学に際してじっちゃんとばっちゃんがくれた
お祝い。
そして、その封筒に同封されていた、
じっちゃんの手書きの言葉。

“蒼は藍より出でて 藍より青し”

それを見た。
見てた。
痛切だった。
でも、これが確かにじっちゃんが存在していた証拠。
ということは、
昨日顔を見たときみたいなあれは、
存在を感じることができなかった、
空白感。
虚無感。
それだったんだ。
そのたった一枚の小さな便箋が、
そこに綴られた言葉が、文字が、
とても重厚だった。
存在だった。
まだ多少良かったにしろ、
病気のためにどうしても震える手、
でも昔からとても綺麗な字を書く手、
その手で書いた十三文字。
ただそれだけなのに。
こんなにも重いなんて。
モウ聞コエナイ、
モウ見ラレナイ、
もう。
私は無信教だ。
というより、何も信じたくないと思った。
この世界に神なんていない、と。
でも、
じっちゃんが死んだ。
遠くへ行ってしまった気はしない。
だって、まだここにいるんだもの!
ここで寝てるよ!
静に眼を閉じてるだけだよ!
そこに存在してるんだよ!
存在してる…そのはず、なんだよ…!
火葬するとき、
どんな気持ちになるんだろう。
明日は御通夜だから。
明後日だけど。
親父に頼まれて、
葬儀に関する
事務的なこと、
それをやってても、
親父に“なんか”頼まれただけ、
じっちゃんが死んだ、
なんて実感は湧かなかった。
昨日も今日も、
Kimaやイリハ、その他の友達と楽器をやったり、
色々話したり、
計画したり、
したよ。
普通に。
何事も無かったように。
できたよ。
たぶん。
いつもどおりに。
でも、何処か
空白部分
があったのかもしれないね。
わからないよ。
自分のことだもん。
実感なんて…
湧かないよ…。
笑顔…。
じっちゃん…。
じっちゃんが入院してて、
ばっちゃが独りで家にいる、
そんなことは、よくあった。
逆もまた然り。
特に最近は、ばっちゃ独り家に残ってた。
だから、じっちゃんの声がしない家も、
そんなに気にはならない、
そのはずなのに。
でも、今その家には、
じっちゃんが居るんだ。
帰ってきてるのに、
もう二度と帰ってこないんだ。


ここまで、本音を並べてる。
全部似たようなか弱いことばかり、言ってる。
でも、

“蒼は藍より出でて 藍より青し”

その言葉をくれたじっちゃんが、
そんな私は望まないだろう。
開き直るのも残酷なことかもしれない。
ただし、これまた逆も然り、であろう。
ここを乗り切って、
糧にして、
また前へと進んでいかなかったら、
この言葉の意味はなんになる。
全て無駄にすると、
そう言うのか?
ここで立ち止まったところでなんになる。
これから、進んでいかなくちゃいけないんだ。
じっちゃんが死んだ。
その通りだ。

これから

藍よりも蒼くなるんだ。
碧く、
蒼く、

だから...


今は、




さよなら。