人間の使命は生産ではなく浪費である

2023年終了、引続きこの番組はHOLDOUT、Hello Mr.Channelの提供でお送り致します。

夏の夢 〜2年前のロシア大会を振り返ってみて〜

2020年05月26日 18時28分47秒 | 旅行記
記事を寝かせても良いことは無いですね。とんでもない時間が経ってしましました。
そして思いのほかボリュームが凄くて、これでも結構絞ったのですが、お時間ある方は是非。


以下、「最後のクラシカルなW杯」を総括する(2018年7月17日Sportsnavi)から引用

ピッチ外の総括については、少し変わった視点から2つ挙げておきたい。今大会で特に目についたのが、実は「スマートフォン」と「中国(人)」である。この2つの要素は、今後のW杯のあり方にも大きな影響を与えるものと、個人的には考えている。

<中略>

スマホが最初にW杯に登場したのは、2大会前の10年南アフリカ大会であった。ただしこの時は、開催国の治安状況を考慮して、おおっぴらにスマホを使うことがはばかられていたと記憶する。続くブラジル大会でも状況に変わりはなかったが、今回のロシア大会では一気にスマホが開放された。スタジアムではフリーWi-Fiが提供され、SNSでは対戦カードにハッシュタグを付けて発信することが奨励された。試合開始前に、大会ロゴと対戦チームの国旗をかたどった巨大バナーが入場したのも、いわゆる「インスタ映え」効果を狙ったものと考えてよいだろう。

そして中国。今大会はノックアウトステージになってから、急激に中国人観光客が増えていった。彼らの多くはツアー観光客で、家族連れも多く、明らかに中間層以上に属する人々であった。そして彼らが着ているユニホームは、中国代表のそれではなく、フランスだったり、ベルギーだったり、なぜかバルセロナやチェルシーだったりする。要するに単なる「お登りさん」なわけだが、20世紀のW杯で見かけた日本のサッカーファンも、似たような状況であったことは留意すべきであろう。中国人の観客が増えたのは、W杯の主要スポンサーに中国企業が増えたことと、決して無縁ではないと思われる。


以下、ロシアW杯で誰が、どう儲かったのか?“クローズド”な構造を“オープン”に。(2018年7月12日Number)から引用

<中略>

代表戦の後には、渋谷のセンター街が必ずといっていいほど盛り上がりますが、現状ではただの騒ぎで、ビジネス機会を何も生み出していません。代表戦の時だけセンター街を歩行者天国にして、パブリックビューイングを行う。入場料を取り、現地でビールやグッズなどを販売する。道路交通法などの大きな障害があることはもちろんわかっています。ですが、これくらい自由でオープンでもいいのではないでしょうか。

誰が利益を得ているのかよくわからないW杯より、みんなが参加して、誰でもグッズ製作や企画立案に関与できるような大会であってほしい。そうすれば、街中に日本代表をモチーフにしたおしゃれなアパレルが散見する世界になるかもしれません。「オープン化」することで「集合知」を得ると、どんなビジネス機会が生まれ、魅力的になっていくのだろう……。多くの人を巻き込むW杯を観ながら、ふと考えてしまいました。


以下、ロシアW杯で示した日本サッカーの未来像 20年間の着実な進歩に自信をもつべき(2018年7月18日Sportsnavi)から引用

成果のひとつとして挙げられるのは、長年求め続けてきた“日本のスタイル”をロシアのピッチでしっかりと示せたことだろう。
ボールを動かして相手のプレスをかいくぐり、自分たちからアクションを仕掛けていく。ひとつの局面に、スペースメーキングやフォロー、サポートの動きをまじえ、複数の選手が絡んでいく。それでいて、必要以上にボール保持にこだわっていたわけではない。第2戦のセネガル戦でロングパスによって裏を突いて同点に追いついたように、ベルギー戦でカウンターから先制点を奪ったように、状況に応じて速攻も繰り出した。
今大会のトレンドのひとつに高速カウンターがあったが、縦に速い攻撃はヴァイッド・ハリルホジッチ前監督が強調していたもの。開幕2カ月前に解任する事態となったが、前任者の求めたものがチームからなくなったわけではないのだ。4年前のブラジル大会を戦ったザックジャパンはポゼッションに、ハリルジャパンは速攻に、極端なまでに傾倒していた。一方で、今大会の日本代表はポゼッションと速攻の使い分けができていた。つまり、やや大味な表現を許してもらえば、ザックジャパンとハリルジャパンを足して2で割ったのが、西野ジャパンだったということだ。

<中略>

初出場から20年。W杯の結果と内容を見れば、一歩進んで半歩下がり、また一歩進む、というように、少しずつだが進歩しているという事実に自信を持つべきだろう。
02年の日韓大会のラウンド16でトルコに敗れたとき、これほどベスト8に近づけるチャンスはもう、そう簡単には訪れないだろう、と思ったものだ。しかし、それから8年後、南アフリカ大会のパラグアイ戦はPK戦までもつれ込み、8年後の今大会でベスト8がさらに近づいた。だから、2050年までにW杯で優勝できる、というわけではない。しかし、少なくとも4年後はベスト8を現実的な目標に掲げられる可能性は低くないし、近い将来、ベスト8の常連となることは決して不可能な夢ではないだろう。
日本サッカーのベースを築き、強豪国に対するコンプレックスを払拭し、チームがひとつになってベスト8に手をかけた――。ロシア大会は日本代表にとって、日本代表を取り巻くすべての人たちにとって、日本サッカーの未来を同じ絵として共有できる、そんな大会になったのではないだろうか。



で、なんで今回こんな昔の記事を引っ張りだしてきたかって、川島永嗣氏の本耐心力 重圧をコントロールする術がある (幻冬舎単行本)についての記事が連載されたんですよ。で、またこれが面白いのなんのって。加えてこのブログを久しぶりにいじった流れで、この記事を見付けてしまってと、そんな流れで御座いました。

加えて思い出したんですよ、あのセネガル戦というかロシアW杯の熱狂を。
当時の記事にも書いてますが、現地で観てきましたセネガル戦は本当に凄い試合だったって月並みな言葉ですけど、スピード感が全然違ったんですよ。昔、プレミアを観に行ったこともありましたが、個人的にはそれ以上でした。それこそマネが居る現在のリバプールなんて、どんなスピード感でプレーをして、その中に飛び込んで、今まさにそこで活躍を求められる南野ってどんだけ?って話なわけで。それを思うと、海外経由で現在活躍してるJリーガー、そりゃリードしていくわなって。神戸が強くなるのは必然ですよね。これから再開するであろうガンバにも期待は高まります。

一方、早いもので迫る次のW杯は再来年になってしまいますけど、ドーハの悲劇からは約30年、新たな歓喜が生まれる瞬間に心から期待したいと思います。すみません、長くなり過ぎましたね。
ただ先ずは早いとこスタジアムでJリーグを観て、ビールでも飲みたいですね!
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私たちの曲がアップしてあります。是非に一度、聴いてみて下さい↓
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夏の夢 〜日本代表の話〜

2018年08月14日 21時07分31秒 | 旅行記
このワールドカップの熱狂が冷めやらぬまま、Jリーグが再開しました。
そして新たな代表監督も決まりました。そりゃ期待したいし、もちろん期待してます。

以下、W杯ベルギー戦後、選手コメント(7月3日Sportsnavi)から引用

本田圭佑選手
(この大会を持って代表引退?)それは現役のところとリンクしてくると思うんですけれど、4年後は見れない。
それははっきりと言える。今、言えることはそれだけです。

あと、しっかりと伝えたいのは、まず仲間に感謝しているということです。
本当に楽しかったし、6月13日の誕生日にみんなに祝ってもらって、その時にちょっとだけしゃべらせてもらったんですけれど、
このW杯が終わった後に人生が終わるとしたら、どういう決断をしていくか。
そのくらいのつもりで、終わるとしたらどれくらいの覚悟で、どういう意思決定で、
どういうふうに取り組んで、どういう会話をみんなとしていくか、というつもりでこのW杯を過ごした、ということをみんなに話させてもらった。
可能な限り、やれるだけやったつもりで、本当に選手のみんなが好きになったし、こんなに好きになれると思わなかったくらい好きになったんですよね。
だからそういうふうな感じで今後も人生を歩めると、いろいろな人を好きなれるかなと思うくらいでした。

(好きになったとは何が?)いや分からないです。ただ、後悔したくないという思いが強かったです。
設定としては、もう人生終わっちゃうので。もう後悔したくない、言い残したことはないようにしようって伝えてきたので、
西野(朗)さんにもそうしてきたし、他の選手にもそうしてきた。
かといって、やっぱりサッカーなので、勝つためにこの若手に過剰な情報を与えてはいけないと、
言わないことも決めてきたし、それを踏まえての後悔しないように自分が決断してきたという時間だった。
そんなふうにやってるうちに、そんな感情が芽生えてきたというのは新しい発見。それだけのW杯。
自分が小さいころから、僕はこのためにやってきたんです。
究極論、プロになるのも、ヨーロッパに移籍するのも、W杯のために、本当にW杯のためにやってきたから……。

(過去の2大会との違いを振り返って)立場と役割が変わったと思うし、サッカーも変わったし、スキルも能力も変わったし、選択肢が全然今と違う。
景色が全然違いました。次の試合のブラジルのことも本当に想定していた。
でもあの時(=過去2大会)はそうじゃなかった。でも次に進めないんですけれど、そういう全然違った景色がそこにあったのは事実です。
でも、こういうことだと思うんですよね、上に進むチームというのは常に次を見据えている。
日本代表は今、そのステージにようやくきたというところで、これを変えてはいけない。
あとは、ベルギーから学ぶことも多かったと思うし、10年(南アフリカ大会)の時に
「個が大事だ」と言ったと思うんですけれど、それは今後も日本サッカーに必要なものだと思います。

(8強には届かなかったが、プライドは示した?)僕の実力を出し切った、という意味では悔いはないです。
ただ、優勝を目指してそれが果たせなかったということに関しては、この意思を次の若手に引き継いでもらいたい。
まだ優勝ということを口にする若手がいないので。今日出て活躍した選手の誰かが、
誰になんて言われようと優勝と言い続けるやつが、次の代表を引っ張っていくんだろうなと思います。
今回のW杯に向けてそれにふさわしいやつを僕は何人か見つけているので、次頑張ってほしいです。

香川真司選手
(この結果は成功?)成功ではないですね。
ただ、自分自身がやってきたことに対する誇りであったり、やってきた道は間違っていなかったなとすごく感じます。
ただ、やっぱり勝ち切りたかった。勝ち切るチャンスがあったと思うので、それは非常に悔しい。
ただ、自分がやってきたものに対する後悔であったり、やってきたものに疑いはなかった。
自分を信じてやれたと、それはすごく感じています。

吉田麻也選手
(4年前にはストライカー、センターバック、GKは日本としてプロジェクトを作って考えていかなければならないと言っていたが)
(昌子)源とか(柴崎)岳とか、まだ国際経験が少ない中でも大会を通じて成長しているなと感じるところはたくさんあります。
もちろんまだまだ足りないと思うところもたくさんある。
4年前にも言いましたが、やっぱりたくさんの選手がヨーロッパでプレーして、揉まれて、学んでいかなければいけない。

源にはずっと言っているし、(植田)直通にも言っているし、(鈴木)大輔には(ロンドン)五輪のときから言っていましたけれど、
やっぱり彼らと対峙(たいじ)していないと、大舞台でいきなりやるのは非常に難しいと思う。
そういう経験値の部分を、次の4年で高めていかないといけない。4年前も同じことを言いましたが、ここで終わりじゃないので。
決してベスト16にいって、優勝候補にいい試合をしたという美談で終わらせるんじゃなくて、
課題からしっかりと学んで、何をしなければならないかを選手も考えるし、協会も考える。
そうしないと日本は強くなっていかないと思うので、ぜひ皆さんにも厳しい意見をお願いしたいです。

長友佑都選手
(日本らしさを出しながらのベスト16だったが)それだから全部出し切ったというのがあって、
後ろにベタ引きで守って、相手の攻撃を跳ね返すだけだと、今の気持ちはなかった。
前から取りにいって、走ってつなぐサッカーをやれた。
結局、負けているから、結果論で何も言えないんだけれど、自分たちが目指すサッカーはやり切ったと思います。

柴崎岳選手
(全部出し切れた?)よくも悪くも今の実力はそのまま出せたと思っています。
もちろん、もっとこうしておけば良かったとか、もっとこういう部分があればと思うことはありますけれど、
それは今後の成長するための材料として。現段階の実力を100%出せた状態で、敗退という結果を受け止めています。





西野監督がどうだこうだではなく、少なくとも今大会の代表はハリルホジッチが作り上げた代表でしたし、
そこの植え付けられたサッカー、そこの検証と経緯の開示というのは1ファンとして求めたいところであります。

今大会が始まる前からハリルホジッチ監督の解任について、本大会の結果がどうであれ、
この対応を手放しで褒め称えることは出来ないと確信しておりましたが、今回新たに日本人の代表監督を見てみたいという想いが芽生えました。
それはワールドカップを優勝する国で自国の監督を採用していない国が無いということ、
今大会でもやはりベルギーが準決勝で敗れたことから生まれた想いでした。

でも本当に楽しかった。現地で観たということもありましたけど、久しぶりに本気で熱狂しました。
これまで観てきたどんな試合とも異なる試合でしたし、セネガル戦の相手の2点目なんて申し訳ないですが、
現地で観ていた身からすれば、あれを止めろと言う方が余程無理なくらいに衝撃的なゴールでした。
しかしそんなセネガルに対しても、長友選手が言う「走って繋ぐサッカー」これは体現されていました。

きっと守備でも前から、攻撃転じれば人数をかけ一気に攻め、よりアグレッシブに走れれば、
自ずとその先は開けてくるのではないかと思わせてくれるような、素晴らしいサッカーでした。
サッカーを知らない人でもサッカーが観たくなり、プレーしたくなる、興味が湧くような試合であったことが何よりも最高でした。
(その分、ポーランド戦でガッカリしたことも含め楽しかったです。ある種の必死さが伝わってきましたんで。)

いよいよ次回でロシアワールドカップの振り返りは最後にしたいと思います。










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曲を作っています。是非に一度、聴いてみて下さい↓
http://hellomrautumn.bandcamp.com
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夏の夢 〜現地報告〜

2018年07月17日 22時00分03秒 | 旅行記
ワールドカップが閉幕しました。いろいろな思い出と共に本当に濃密な1ヶ月でした。
自分の記憶と共に感じた事等、全部で3回くらいに分けて書いていきたいと思います。

以下、ロンドンから灼熱のロシア ワールドカップへ(7月3日Qetic)から引用

これまでの人生で後悔していることの一つは、自国開催だった2002年の日韓ワールドカップを観に行かなかったこと。
1998年のフランス大会から20年間、ワールドカップはTVで観るものだったのだが遂に2018年 ロシア大会を現地で観戦することにした。
押さえた試合のチケットは日本の第3戦、ポーランド戦。
この試合をグループリーグ突破がかかる一番アツい状況で迎えることになるとはそのときは全く思っていなかった。

<中略>

交通機関も試合が開催される日は無料かつ増便されていて凄く便利だった。そもそも、ロシアに入国するにはビザが必要だが、
ワールドカップ開催中はチケットと共に発行される「ファンID」というものがビザの代わりになり、
それを持っていれば入国が可能、各地の公共交通機関なども無料になるなど、サービスはとにかく充実。

<中略>

カギはやはり「ロシア語」。なかなかわかるものでは無いが、
わからないときは各地にいる10代と思われる大会のボランティアチームがすかさず飛んできて英語で通訳してくれるので凄く助かった。

ロシア、気温は35度を超え、ワールドカップと共に凄い熱気を感じた。
ワールドカップはもちろんサッカーの大会だが、ピッチの外は完全に「お祭り」で、
自分にとってはそれがちょっと過ぎるなとも。街が落ち着いた頃にまたロシアに行きたい。

以下、治安問題はほぼ皆無、報道陣からも好評 W杯開催がロシアに大きな遺産を残す(7月12日Sportsnavi)から引用

ここまで11都市・12会場で62試合が行われてきた今大会は、
全体を通して大きなトラブルもなく、順調に過ぎている。
しかし、開幕前はロシアの治安や安全面が大いに懸念されていた。

<中略>

「自国の代表が快進撃を見せ始めるのに伴い、サポーターが大会途中から現地に赴こうとする動きがこれまでのW杯では多かった。
しかし、今回はチケットを持っていないとビザ代わりの『ファンID』を取得できないため、急に思い立って動くことが不可能でした。
W杯は世界中の人が集まる巨大な祭り。だからこそ、チケットを持つ持たないにかかわらず、もっと人々の往来が自由になれば良かった。
ロシアの組織委員会にはそう仕向けてほしかったです」とブラジルの日刊紙『Metro』のフェルナンド・バレイカ記者も残念がっていた。

結果的に大会を主に盛り上げたのは、チケットを購入して南米やアジアからやってきた人々と地元・ロシア人。
欧州で開催されているW杯としては一種、独特な雰囲気が漂っていたのは事実だろう。

<中略>

10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会を取材したというインドの日刊紙『Deccan Chronicle』のT・N・ラグ記者も
「過去2大会はまともに1人で外を歩けず、つねに緊張しながら行動していたけれど、
ロシアでは深夜でも1人で街を歩いて宿舎まで帰れますし、夜行電車で移動していてもトラブルは全くなかった」と絶賛する。

「FIFA(国際サッカー連盟)がロシア国鉄と協力して、ファンやメディアのために用意した無料列車も何回か利用しました。
時間が正確で使い勝手が良かったですし、車掌さんがわざわざ到着前にドアをノックして『あと何分で着きますよ』と案内までしてくれました。
開催地によっては宿泊施設が少なくて、ホテルが取りづらいところもあったけれど、
夜行列車なら横になって寝られるので楽だった。こんなに安全で快適なW杯は滅多にないと思います」

<中略>

この飲食店で出会い、親切にしてくれたロシア人サポーターのように、
彼らがW杯に訪れた外国人と積極的にコミュニケーションを取ろうとしていたのも大きなプラス要素。
そこは筆者が8年前にロシアを訪れた時とは大きく変化していた点だ。

当時のモスクワは英語で表示された看板や案内が非常に少なく、
通りすがりの人に尋ねなければならない状況がたびたび訪れたのだが、
英語で話し掛けると困った顔をされたり、戸惑った様子をのぞかせる人が少なくなかった。
松井大輔(現横浜FC)がプレーしていたシベリアの町・トムスクに至っては、
英語を話せる人に出会うことがほとんどなく、意思疎通さえも成立しにくかった。

だが、今回はこちらが困っていると逆に「大丈夫ですか?」と英語で聞いてくれる人も数人いたし、
ロシア語翻訳を使って「問題があったら言ってください」と声を掛けられたこともあった。
鉄道やメトロの駅、町の要所要所に英語表示が設置されていたことも大きく、行動がスムーズになったのは大きな前進と言っていい。

<中略>

「ロシア人にとってこのW杯は、ひとつの大きな転機になるのではないか。
大会後のロシアと、この国の人々の変化が楽しみになりました」
と前出のアブラー記者も笑顔でコメントしたように、今大会のW杯開催は間違いなくロシアに大きな遺産を残すだろう。

ロシア代表が48年ぶりのベスト8入りを果たしたことにより、サッカー文化がより根付くだろうし、
11都市に整備された12のスタジアムも有効活用されていくだろう。
そうやってW杯開催の影響がポジティブな方向に出れば、理想的なシナリオだ。
今回の巨大イベントを経て、同国が貴重な経験をどう今後に生かし、
どのような変ぼうを遂げていくのか。それを興味深く見守っていきたい。





2本の記事を引用させて頂いたのですが、私が現地で抱いた印象とほぼ相違がなかったので紹介させてもらいました。
私は今大会、6/22に日本を発ち、6/23から6/24にかけモスクワよりエカテリンブルグへ移動し、6/24の日本対セネガル戦を観戦。
6/25にはモスクワへ戻り、その日の晩にはモスクワを発ち、6/26に帰国しました。
実際どんな試合であったか、そもそもサッカーに対して感じたことはまた以降の投稿で書きたいと思います。

この現地で感じた素晴らしい印象や感覚というのは、きっと過去のバンクーバーオリンピックでもそうでしたが、
いつか自分たちも逆の立場になった時、日本に来た人を本当にもてなせるのかという話であったり、
昔に比べ、多くの人が日本へ来るようになった昨今、どれだけオープンでいれるのかということなのかもしれません。

来年はラグビーのワールドカップがあり、いよいよ再来年は東京オリンピック。
自分自身がどうなっているかは分かりませんが、少なくとも自分が受けた経験くらいは差し出せるようにありたいと思います。










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良い旅を

2012年02月15日 22時40分09秒 | 旅行記
グラミーやら音楽面で書きたいことは山ほどあるのですが、忘れないうちの記録。

先週末、珍しく地元からの来客がありまして、しこたま飲み歩く中で店の人から勧められました一路、三重の亀山へ。

行き先を調べずに行くことはあれど、行き先に興味がないってのは珍しいもんで。

少なくとも行きのドライブは気持ち良かったし、お呼ばれした関宿は突然現れたし、確かにみそ焼きうどんは美味しかった。

言ってしまえばそれまで。しかし偶然にしちゃ十分過ぎる週末でした。喜んでもらえたかな?

亀山、関宿へ行かれる際にはカフェ綾羽へ。暇つぶしにはなるかなと。悪口じゃないよ。

この時期、旅行へ行かれる人が何気に多くて羨ましいやら刺激を受けるやら。わくわくしちゃってさ。



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from NY

2011年09月25日 23時30分01秒 | 旅行記
どもども。

すったもんだありましたが、結局NYへ行ってきちゃいました。

すみません。

映画やなんやらで観た通りのNYでした。

誇りと歴史と自信に満ち溢れているようには感じました。

多少なりとも自分の価値観というか嗜好に影響は受けました。

話は飛んで、映画『GET LOUD』。

ホントに大切なもの。どうありたいか、どうあるべきか。

それに気付かせてくれた、再確認させてくれた大事な映画になりました。

Thriller!!!





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