外観夕景です。
before
after
民家独特の力強くシンプルな架構を生かした空間に生まれ変わりました!
ほの暗い落ち着いた居間から明るい庭を眺めていると、自然と心が落ち着きます。
和室はほとんどいじっていませんが、鴨井や落とし掛けの高さ、建具の
割り付けなど絶妙なプロポーションです。モンドリアンの絵が3次元に
浮き上がって来たようで、昔の人のバランス感覚に唸らされます。
小さな風景
座敷の襖にはさざなみ雲母紋を使いました。
雲母(キラ)とは花崗岩の粉を布海苔に混ぜたもので、普段は白い襖に見えますが、
光があたるとさざなみの紋が浮き上がってきます。
和の空間は奥が深く、モダンな住宅においてもうまく生かせる可能性がまだまだ
ありそうだなと感じました。