goo blog サービス終了のお知らせ 

氏だ岡のちょっとイイ話

あなたの健康を損なう恐れがありますので、読み過ぎに注意しましょう。

フシギナキモチ

2007-03-04 05:59:30 | 思い出話


先日から、当ブログの中で事あるごとに宣伝させていただいている企画の

日記リレーバトンですけれども、



少しずつながらも順調に参加者が増えてきております。



このまますぐにでも企画を始めそうな勢いなんですが、

こうなっちゃうと『欲』みたいなモンが出てきましてね。





もうちょっと人を増やしたいと思ったりもするんですよ。




そんな僕の気持ちを察してくれたのか、

先日のCMを、数名の方がご自分のブログで紹介してくださいまして、

非常にありがたい思いでいっぱいですよ。










しかし、こうやってじわじわと盛り上がってきている反面、

強制参加予定の、東北のサムシングエルスことhototogisu-fighter君が、

どうも参加する事に難色を示しているんですよね。






参加に難色を示すhototogisu-fighter君





実際に直で断られたってワケではないんですけど、

この企画を発表して以降、

彼がチャットに現れる事がなくなっちゃったんですよ。





よっぽど怒ってるのかと心配したりもするんですが、

ブログ対決のテーマを決める時に


「俺はどんなテーマでも書けますよ」


とか言ってた彼の事ですから、大丈夫だと思ってたんですが、




まだまだ彼には無理だったんですかねぇ・・・











という挑発の伏線を張りつつ、

hototogisu-fighter君からのお返事待ってます☆










氏だ岡です。








こんにちは。








世の中というものは、実に不可思議な事が多いものです。



こんなにもイケメンな僕がビタイチモテたりしないのも、

その代表的な一例と言えるでしょう。(病気)



他にも心霊現象やUFO、

古代宇宙飛行士説の証拠とされるオーパーツなど、

様々な『化学では説明できない事』が存在します。





今から15年ほど前の話なんですが、

僕もそんな『不可思議な体験』をした事があります。





今回はそれを聞いてください。




当時の僕は車の免許を持っておらず、

仕事などには原付バイクを使っておりました。




家から仕事場までは10分ほどの距離なのですが、

冬場になるとそのたった10分間が、殺人的な時間に思えたものです。





ある日、夜の11時頃に仕事を終えた僕は、

寒い中原付バイクを走らせていました。






その日は道の途中で警察の検問があったらしく、

いつもはスイスイ通れるルートも、普段より時間がかかっていた。





その頃ウチの近所には、出来たてほやほやのコンビニがあり、

遅く帰った日などはそこで弁当とエロチックマガジンを購入し、

食欲と性欲を満たすのがお決まりになっていました。





その日も仕事場を出た時から、

コンビニで買い物をする事を考えつつバイクを走らせていたのですが、

なにぶんいつもより時間のかかる帰り道。





寒い中である思いに捉われていました。











「やっべ!ウンコしたい!」













まぁウンコしたいとは言っても、まだまだそんなに緊急な状態ではなく、

ほんの軽い感じ、言うなればスナック感覚と言ったところでした。





しかし、いつもならコンビニでまったりと過ごしているハズの時間に、

全体の3分の1も進んでない状況で、

僕の中の何かが、括約筋の辺りを激しくノックし出しました。







つい先ほどまで全く感じなかった焦りを、肛門の辺りから全身に感じ始め、

雪が降りそうな気温の中、滝の様な汗をかき出したんです。






その汗が冷え出して体温を奪い、また腹を冷やす。






まさしく汗が引き起こす負の連鎖。







ようやく検問の先頭が見えてきた頃には、

自分の中のウンコレベル的なものが、レベル4くらいになってましてね。




一刻を争う事態になっていたワケですよ。




ウンコレベル  

P1 ちょっとお腹痛いかも、でも我慢できるレベル

P2 あれれ、やばいかな?トイレに行っておこう

P3 ヤバイね、いち早くトイレに行かなければ

P4 もう出る、世界中全てが敵

P5 半分出た、もうどうでもいい







「肛門様、もうちょっとだから頑張って!」

と、心の中で括約筋に敬称をつけて応援し、

検問を過ぎてからは原付バイクとは思えないくらいのスピードで、

なんとかコンビニ前に到着しました。








しかし安心した途端に、肛門様が印籠じゃない何かを出してはいけないので、

慎重に、かといって焦る事無く、ゆっくりとバイクを停めました。







その瞬間、北斗の拳の敵キャラが秘孔を突かれた時に聞くような

「ピキーコリコリコリ!」という音が下腹部から発せられました。


















超緊急事態発生です。







一刻も早くトイレに駆け込まなければなりません。








「何食わぬ顔でトイレに」なんて悠長な事は言ってられなくなりました。











大慌てでヘルメットを脱ぎ、ひらりとバイクを降りた瞬間!









・・・・・・・・・









・・・・・・









・・・









不思議と穏やかな気持ちになった・・・。













これが今から15年前に僕が体験した不可思議な話です。




その後の詳細は話せませんが、

コンビニにも入れず、



泣きながら帰った記憶だけが残っています。(馬鹿)
























多分hototogisu-fighter君にとっては、強制参加が一番不可思議だと思うけどな。

ハンムラビ法典

2007-02-01 05:24:57 | 思い出話


昔スーパー銭湯で入浴してたら、
小さな子供が「アナルファック!」って叫んでて死ぬほど驚いた。



最近の子供はオマセさんですね。



それどころか「お父さん、アナルファック」とか叫んでて、
お父さんがアナルファックなのか
それとも子供がお父さんにせがんでるのか、気になって仕方がない。


お父さんは顔を真っ赤にして「シーッ!あとでな!」とか言ってた。




何が「あとでな」なのか、いまだに全然分からない。








氏だ岡です。







こんにちは。







のっけから実に当ブログらしい始まり方をしてしまいましたが、
これには涙無しでは聞けない深い理由があるんですよ。



前回の当ブログの更新で、
東北のイカレキ○タマこと、hototogisu-fighter君に、
一ヶ月間限定で連続更新をしようと呼びかけたところ、



彼の頭の中で



『連続更新=オナ禁』



みたいなコペルニクス的な図式が成り立っているようで、


またもや「連続更新する間、またオナ禁に挑戦!」とか言ってましてね。



何をどう理解したらそういう事になるのか分かりませんけど
彼の中ではそういう事になっちゃったらしいんですよ。


とりあえず自身のブログの中で「受けてやるわい」的な事を
世紀末覇王のような文体で書いておりましたが、


そうなると今回も


「昨日あたりからムラムラ度が・・・」的な事が

延々と書かれて行くのは目に見えているワケですよ。




性のモラルの低下が叫ばれる昨今、これじゃあイカンと思うんですよ。



いくら顔が見えない電脳世界の事とは言え、
世界中の人間に向かって



「いや~、そろそろ股間がビンラディン!」


みたいな事を言うのはどうかと思うんです。




ヘタすりゃ国際問題ですよ。




『上品界の日本代表』であるところの俺も、
彼のブログを読むまでは



「ンマーッ!どこの奥様が書いていらっしゃるの?」


などと驚かれるような記事を書こうと計画しておったのですが、
俺の中で、なんというか、対抗心のような物が芽生えて来ましてね。



「そっちがその気なら!」みたいな

中学生のケンカみたいな気持ちになって来たんです。




まさに『目には目を』という言葉で有名なハンムラビ法典といった趣で、


負けじと下品な事を書いて行こうと思ったワケですよ。(理由付け終了)





それではいつもと変わらない内容の一ヶ月連続更新の一回目をご覧ください。





皆さんは子供の時に『知らない言葉』を聞いた時、どうしました?



友達に確認しましたか?

辞書で調べましたか?

それとも先生や両親に質問しましたか?




俺が小学2年生だった頃、友達にヒデって名前の
ちょっとオマセなヤツがいましてね。


そいつと一緒に学校から帰ってる時に、突然こんな事を聞かれたんですよ。




「なぁ、お前メメジョって知ってる?」




俺が住んでた熊本県の田舎町の方言で、

女性器の事『メメジョ』と呼ぶんですが、

それを知ってるかと聞いてきたんです。




状況が違ったらセクシャルハラスメントですよ。




幼い俺は、初めて聞く言葉に興味津々で
「知らない。何それ?」みたいな感じでヒデに聞いてみた。




するとヒデは、ニヤリと笑いながらこう言う。




「お母さんに聞いてみろよ」



忘れない様に何度も頭の中で復習しながら家に帰り、母親の帰宅を待ちます。


ガラガラガラ。


玄関が開き、母親が帰って来ました。



俺は早速台所に立ち、
夕飯の準備に取り掛かっている母親に質問してみました。





「ねぇねぇ、メメジョって何?」




聞いた瞬間、母親はものすごく驚いた顔してましてね。




「なんて事を言うの!」という言葉より先に殴られました。










しかし殴られた俺はワケが分からんのですよ。



「だって・・・」と言い訳しようとしたものの、
母親のあまりの鬼の形相ぶりに、黙ってしまうしかありませんでした。




翌日、ヒデ「聞いたら殴られた」と言うと、



ヒデ「ホントに聞いたのかよ!」と大笑い。




真相を知って、悔しさのあまり復讐を誓ったんです。




しかし相手は超オマセヒデ

当時の俺の性知識じゃ太刀打ち出来ません。




そこで、アレコレ考えた結果『新しい意味を作る』事にしました。




「お前、セックスって知ってる?」




当時俺が知ってた唯一のエロ単語。


それをヒデにぶつけてみたんですが、
俺が知ってるくらいの言葉を、ヒデが知らないワケはないんですよね。





「知ってるよ」




涼しい顔で答えるヒデ




「あれだろ?いやらしい事だろ?」




小学生低学年でセックスという単語の意味まで知ってるなんて、
ヒデはどんなオマセさんですか。


まぁ彼が知ってるのは計算の内です。



俺はヒデ


「他の意味あるの知ってる?」


と聞いてみました。




ヒデはニヤニヤしながらも



「騙そうとしてるだろ!そんなのあるワケないじゃん!」



と、やや怒り気味。



しかし当時、辞書で『金玉』という単語を調べるほどの悪ガキだった俺は、
『セックス』という言葉には別の意味がある事を知っていました。


「ウソじゃないって!辞書に書いてあるって!」


と、真剣に言ってみたんですが、どんなに言ってもヒデは信じてくれません。


しょうがないのでヒデの家まで行き、
実際に辞書を読んでみることにしました。


まぁ小学2年生が分かるような言葉で書いてあるワケもなく、
『性別』と書かれた項が別の意味なのだと分かるまで、
かなりの時間がかかりました。


「この性別って何だろ?」

「男子か女子かって事じゃないの?」

「そんなの見れば分かるじゃん」

「手紙で聞く時とかじゃないの?」

「ユーのセックスはナンデスカ?って聞くの?外人ってスゲーな」



とまぁ何がスゲーのか知りませんが、そんな話題で盛り上がってました。


「あれー?でも俺が知ってる意味のは書いてないなぁ」


ここで俺が作戦を発動させました。



ヒデが興味深そうに聞いてきます。



「なんて意味だったの?」


「なんかさ、謝る時に言うんだってさ。

 仲直りのおまじないみたいなモンらしいよ?」




ヒデもなんか「ふ~ん」みたいな感じで聞いてるんです。


俺が「誰かに聞いてみろよ」的な事を言わないモンだから、
半信半疑ながらも『そうなのかぁ』みたいな顔をしてるんですよ。



俺としては、エロ単語を違う意味でヒデにインプットし、
ヒデがそれをあちこちに広め、最終的には先生に呼び出されて殴られるという
実に気の長い作戦をイメージしてんです。



しかし翌日学校に来たヒデは、顔のあちこちを腫らしてましてね。



何があったのか聞いてみたんですよ。




あの日の夜、ヒデの両親がケンカしてたらしいんです。





ヒデは仲直りして欲しいながらもどうしていいのか分からず、





「ケンカはやめてよ!セックスしなよ、セックスセックス!」





と、止めに入ったらしいのですが、


その言葉を聞いた父親に、完膚なきまでにボコられたらしいんですよ。






俺は意外にも早く作戦が成功した喜びと、
ヒデの馬鹿さ加減に大笑いし、そんな意味ねーよと暴露しました。



するとヒデの顔がみるみる怒りで赤くなり、
猛獣のように飛び掛ってきたんです。



「騙しやがって!」


「お前の方が先だろ!」



などと言いながらお互いを殴り合っていました。








最終的には仲直りを・・・いや、セックスしましたよ。(馬鹿)








しかし『目には目を』の精神が子供にまで宿っているなんて、



ハンムラビ法典はスゴイですよね。










クリックボタンにはクリックを!

神々の力

2006-10-07 01:02:40 | 思い出話


彼女が欲しい気持ちを、俺が大好きな尾崎豊っぽく言ってみる。









ただがむしゃらに女が欲しかったあの夜










氏だ岡です。








こんにちは。








日本では古来から、全ての物には神が宿ると信じられてきた。

樹齢何百年の大木には神が宿っているとして神木として祀られているし、
食事を残す子供に
「ご飯粒を残すな!その中には(八十八の)神様が宿ってるんだぞ!」
と言って諭したという逸話もある。


それくらい日本は昔から「何にでも神がいる」と信じてきた。

山には山の神がいるし、川には川の神様がいる。

もっと身近に言うなら、パンティーにはパンティーの神がいるし、
アダルトビデオにはアダルトビデオの神がいるハズです。


目には見えなくともそう考える事によって、
人は昔から『神』という存在を感じる事が出来たのではないでしょうか。


長く大切にしていた物には神が宿ると言って、
大切にしていた人形の髪が伸びるとかテレビでやったりしてます。


アメリカのドラマ『ナイトライダー』なんて、車が意思を持ってましたからね。


長い間愛情を込めて大切にしていると、
本来は単なるモノが神格化するのだと言い伝えられてきました。



そう考えるならばですね。




『パソコンの神』だって居ても不思議じゃないと思うんです。


長く愛用していたパソコンに、ある日突然神が宿って意思を持つようになる。


そうなると『ブログの神』だって居る事になる。


長い間更新せずに放置されてたブログが、


ある日ひとりでに更新作業を開始する。








なんて夢のようなシチュエーション。






もし当ブログが、長い間更新されず放置されてたら、


「氏だ岡はブログに神を宿そうとして放置している」


そう思ってもらって結構です。(馬鹿)





元患者仲間で、過去にブログでネタにした事のあるY田さんという人がいます。


Y田さんはバイクで事故を起こして、10ヶ月近く入院していました。


その半分くらいの期間を、ベッド上で安静に過ごさなければいけなかったワケですが、
一人暮らしだったY田さんは、自分の部屋の状態が心配でならなかった。



事故後半年経ってようやく歩けるようになり、
それからさらに2週間後にやっと外泊の許可が出ました。


その間の部屋の家賃はY田さんの両親が払っていたらしいのですが、
Y田さんの部屋は誰も入らないままの状態で半年が経っていました。



外泊の許可が出るや、Y田さんは早速一人暮らしの部屋を訪れてみました。



半年振りに主人が帰ってきた部屋は、無残にも空き巣に入られており、
窓ガラスが割られ、土足で部屋の中を歩き回ったような跡が残されていたそうです。



すぐさま警察を呼んで被害状況をチェックしたのですが、
部屋の状況から、空き巣に入られて少なくとも数ヶ月が経っていて、
Y田さんのン十万円するというマウンテンバイクなどには盗もうとしたらしき形跡もなく、
名画DVDコレクション400本の内300本近くが盗まれているだけでした。




まぁそれだけでも大した金額なのですが、警察の話では、


・被害に遭ったDVDをY田さんが持っているのを知っていた事


・Y田さんが不在だった事を知っていた事



この2つから考えて、顔見知りの犯行の可能性が強いという結論でした。



確かにこの部屋の住人がずっと不在だと知っているのは、
知り合いしか思いつきません。


自分の友人を疑うというのは気持ちの良いものではありませんから、
Y田さんが非常に気の毒な感じだったんですが、
当のY田さんはあまり気にしてないんですよね。


「いや~、空き巣とはマイッタよ。ガハハ」てなモンです。


まぁ保険やら何やらで、被害に遭ったDVDの金額は絶版になったもの以外は
ほとんど返ってくるらしいですから、そんなに落ち込まずに済んだのかも知れない。


それどころか自分の部屋から持ってきたカップ麺を俺に手渡してこう言ったんですよ。


「氏だ岡君、これ、盗まれなかったカップ麺。あげるよ」


自分が落ち込むような状況であっても、そんな事を周りに感じさせず気丈に振る舞い、
それどころか数少ない「生き残り(ワカメラーメン)を誰かに譲る。




俺は不覚にもY田さんに『漢(おとこ)』を感じたね。




「俺はY田さんの為に、何かしてあげられないだろうか・・・」

そう考えるほどでした。




しかし俺は入院中の身。

Y田さんと違ってまだまだ外泊の「が」の字も聞こえない時期でしたから
どうする事もできなかった。







と、そこで重要な事に気づいてしまいました。








この生き残ったカップ麺は・・・










犯人を見ている!











あとはこいつが意思を持つまで待つだけだな。(無理)













そのカップ麺も賞味期限が切れてたからすぐに捨てたんだけどな!

ビューティフルネーム

2006-10-06 01:53:32 | 思い出話


俺の母親が、どういうワケか看護師に人気。


息子から見たら単なる婆さんなんだけど、
「可愛い」やら「若く見える」とか言われてチヤホヤされてる。



こないだも若い看護師に
「氏だ岡さんのお母さんって可愛くっていいなぁ」とか言われた。





そこで俺は言ってやったんですよ。






「俺と結婚したら自動的にあの母親もキミのモンだぜ?」ってな。







まぁ結果は言わなくても分かるよな。








断られたよ。バーロー。









氏だ岡です。








こんにちは。








あなたの名前はなんですか?



誰かに尋ねられたらどう答えますか?

道端でいきなり見た事も無い人に尋ねられたら、警戒して答えないかも知れません。

しかし学校の校長先生や、マンションの隣の住人、同じ職場で部署が違う人など、
答える必要があるんだったら躊躇せずに答えるでしょう。



その時に、相手に伝わってなかったらどうしますか?




俺は小さい頃から自分の名前が大嫌いだった。


パソコンを使う際、本名を使っていては素性がバレたり、
プライベートな自分を知人に発見されてしまったりするので、
極力ハンドルネームというWeb上の偽名を使ったりします。


俺の場合は『氏だ岡』と言うのがそのハンドルネームになるのですが、
全く俺の事を知らない人達は『氏だ岡』という名前を見て、
「『岡田氏』をひっくり返して『氏だ岡』なのかな?」と勘違いされるようです。



こんな無教養に見えるような男でも、そこまで単純じゃありません。

それじゃあまるで、宝を隠した場所を指差して
「ココじゃないよ」って言ってるようなモンです。

そんな簡単にバレるような偽名なんて使いません。


実際の俺の本名はもっと難しいですし、
日本全国に数十件くらいしか存在していない苗字らしいですから
ウッカリWeb上で本名教えてしまったりしたら、
瞬く間に身元が判明してしまいかねません。


だからココで本名をバラすワケにはいきませんが、
仮に俺の本名を『本屋勝(モトヤマサル)としましょう。



友達の家に電話をかけて、友達の母親が電話に出る。

「モトヤですけど、ケン君いますか?」

大体の人はこうやって電話するでしょう。俺も子供の頃からそうしてました。

すると電話の向こうはほとんどの人がこう答えるんです。


「え?モトヤマさん?」って。


まぁモトヤマだろうがモトヤンだろうが、
電話口にケン君が出てさえくれれば俺だと分かってくれるから別に構わないんですが、
小さい頃の俺はそれが許せなかった。

自分の名前が正しく伝わっていない事にものすごいジレンマを感じてしまったんです。

「いえ、モトヤです」

「え?トヤマさん?」

「モトヤです!」

「モトマさん?」

「モ・ト・ヤ です!」

「あぁ、ヤマモトさんね」



とかヒドイ時など電話口で激しい口論の様になってしまう事もあるのですが、
結局最後には全く原型をとどめない名前になってしまうパターンがほとんど。


電話なんてのはしょせん聴覚だけのコミュニケーションですから、
どれだけ連呼したところで、相手の耳が遠かったり
聞いてなかったりしたら全く伝わりません。


しかしマサル少年の場合、面と向かって言っても変わらない。
言葉では伝わらないので紙に書いたりして教えたりするのですが、
『本屋』と書かれた紙を見て、まぁ大体の人は「ホンヤさん?」と聞きますね。

中にはわざわざ自分から捻った見方をする方もいて、
「モトオクさん?」とか聞く人もいます。誰がオクさんやねん。


俺が小学校低学年の頃、学校の授業でスケッチ大会があったんですが、
その時に書いた絵がどういうワケか県で銀賞をとっちゃったらしく、
熊本市内の鶴屋デパートに貼り出された事がありました。


まだ小学校の低学年で、自分の名前も漢字で書けない頃でしたから、
『もとや まさる』と平仮名で提出したのですが、
母親に連れられて鶴屋の屋上に見に行った時は愕然としましたよ。


『もとや まさる』とハッキリ書いたハズの名前が、

『もとやま さとる』となってましたからね。誰やねん。さとるって誰やねん。


恐らく審査員が気を利かせたつもりで間違いを訂正してくれたんでしょうが、
残念な事にそれは間違いじゃないんですよ。



それだったら『もとやま さる』になってた方がまだ笑えた。


さすがに『さる』なんて名前の人間は滅多にいないでしょうから
『さとる』にしたのでしょうが、かえって傷を広げてしまう結果になって
寂しい気持ちになったのを覚えています。



思えばあの頃から自分の名前が好きになれない。



まぁそんなのが続くと面倒になって、
電話で名乗る時、向こうに「モトヤマさん?」などと聞き直されても、
さほど重要じゃない相手には「はいそうです」と答えるようになってしまった。



タクシーを使う時など「田中ですけど一台お願いします」と、
全くの偽名を使う事も多かった。



日本全国の俺と同じ苗字を持つ人や、もっと難しい苗字を持つ人なら
この気持ちは分かってもらえると思うんですよ。



俺の名前にまつわるエピソードはまだまだあるんですが、
まぁ30歳になる直前くらいから考え方も変わってきましてね。



なんだかんだ言っても、俺も世間では大人と言われる年齢ですから、
「自分の名前がキライだ!」みたいな子供っぽい事も言ってられないと思うんですよ。


女の子みたいに結婚すれば変えられるってワケでもないですし、
本当に変えたかったら婿養子にでもなっちゃえばいいだけの話ですしね。


最近ではそんな苗字も愛着が湧いてきましたし、
出来れば子孫繁栄してもっと自分と同じ苗字を増やしたいとか思ったりもするんです。



ゴダイゴってグループが歌ってた『ビューティフルネーム』って歌があったけど、
あの歌を聴いてると一層そんな想いが強くなる。



名前、それは燃える命なんだと。





一人ずつひとつの名前。








そうだ、自分の名前に誇りを持たなきゃ。




そんな事を胸に秘め、こないだの外泊中にパチンコに行こうとタクシーを呼びました。


堂々と胸を張って、自分の名前を名乗りましたよ。





「モトヤですけど一台お願いします」って。





「え?モトヤマさん?」












「あぁそうです」












・・・・・・・・・









道は長そうです(馬鹿)












久しぶりに画像無しで更新してみたぜ

K島3兄弟

2006-09-25 00:54:37 | 思い出話


漫才コンビ ダウンタウンガキの使いやあらへんで!の番組に出てくる

罰ゲーム要員のキス魔のおばちゃんと、







韓国の盧武鉉大統領って










激似だよね。









氏だ岡です。








こんにちは。








今さらですが、ゲームボーイアドバンスの
『トルネコの大冒険2』というゲームに夢中です。


それこそ朝起きてから夜は他の患者がそろそろ起きてくるって時間までプレイしてます。


うっかりブログの更新も忘れちゃうほど夢中で、
ここが病院じゃなかったら立派な引き篭もりになれるんじゃなかろうかって感じ。



しかし最近のゲーム事情というものは目まぐるしい限りで、
携帯式のゲーム機もドンドン新機種が発売されている。



俺が小さい頃には『ゲームウォッチ』というカード型のゲームがあったんだけど、
ひょっとしたら改札で定期入れと間違えて
駅員に提示しちゃうんじゃなかろうかってくらいにチャチな代物
でした。


しかも最近の携帯式のゲームというものはゲームソフトの交換も出来るので、
買ったらそのゲームをやるしかなかったゲームウォッチとは段違い平行棒で面白い。


こりゃ子供達が熱中してゲーム脳とかになっちゃうのも良く分かるってな感じです。


以前に入院していた時も、ベッド上で動けないヒマな時間を潰していました。



今日はその頃の話をしましょう。



俺が以前入院していた時はこのブログも誕生しておらず、
ノートパソコンは持っていましたが、ネットに繋ぐ事もせず
主に『三国志』とかのゲームをやるためだけの物でした。


俺は大人になってからゲーム自体をあまりやらなくなった。


ましてパソコンでキーボードを操作しながらとか気が狂いそうになる。


マウスでクリックするだけのゲームとかもあるんですけど、
まぁよっぽど面白いゲームじゃなかったら飽きちゃうワケですよ。



昔からシューティングゲームのように操作が忙しいゲームだったり
内容が複雑なゲームが大の苦手なので、シンプルなゲームなんかをやってるんですが、
その頃に良くやってたゲームってのが『文字ぴったん』っていうゲーム。



文字を繋げて言葉を作るシンプルなゲームで、ゲームセンターで人気があったヤツを
ゲームボーイ用にしたものだったんですが、
これには時間を忘れるくらいにハマってしまいました。


もうそれこそ朝起きてから夜は(以下略




ところで以前から患者仲間のK島さん。


彼には3人の息子がいるんですが、この3兄弟がやんちゃなヤツ等でして
仮に名前をよしこちゃんの弟のとんきち・ちんぺい・かんたとしますが、
俺がそのゲームをやってる事に興味津々。


実際3兄弟の方がニンテンドーDSという俺よりも上のクラスのゲームを持ってやがるんですが
『文字ぴったん』は良く知らなかったみたいで、

「「「それ何?」」」とか3人揃って聞かれたモンでした。




そのゲームが彼等にとってセンセーショナルだったのか知りませんが、
その日から俺は「文字ぴったんのおじちゃん」という、
あまりありがたくない呼ばれ方をしていました。




しかし「永遠の15歳」が自分の中の主要テーマである俺は、そう呼ばれるたびに


「いやいやお兄ちゃんだぞ!キムタクより年下なんだよっ!」








などとささやかな抵抗をしていたんです。



まぁ子供達も学校やらなんやらで、滅多にK島父さんの見舞いに来るとかないんですよ。





3週間くらい間が空いた頃だったでしょうか。


また3兄弟がやってきました。




とんきちちんぺいが近づいてきて声をかけて来ます。


「「あ、文字ぴったんのおじちゃんだー」」



俺もお約束のように「お兄ちゃんだって!」とか言ってたんですが、
末っ子のかんたはゲームに夢中で俺の存在に気が付いていません。







俺はかんたの肩を「トントン」と人差し指で叩き、こちらを振り向かせてみました。


かんたは俺の顔を見るなり、「あれっ?」と素っ頓狂な声を出して
ビックリマンよりビックリした顔してました。







しかし、すぐに気を取り直してこう話しかけてくれたんです。











「キミ、誰?」ってね。













これがゲーム脳ってヤツか・・・。(絶対違う)













子供達の未来が危ない!(色んな意味で)

暴走じいちゃん

2006-08-18 18:12:01 | 思い出話


10日以上前になりますが、あのプロゴルファーのタイガー・ウッズ
全米トーナメントで優勝したらしいですね。


ツアー合計50勝が史上最速の記録らしくて、結構なニュースになってました。








ウッズもプレー前からウッズウズしてたんじゃないでしょうか。


















氏だ岡です。








こんにちは。








さてさて前回暴走するおばあちゃんについて書いたんですが、
この男女雇用機会均等法が叫ばれる昨今、『おばあちゃん』だけ書いてると
「男女差別だ!」とか言う人がいるかも知れません。


なので、今回は患者の中でも特にクオリティの高い『おじいちゃん』を紹介する事にしましょう。




俺のいる部屋とは別の部屋に、W辺さんという70歳近いおじいちゃんが入院していたんですが、
このW辺さん、とにかく怒りっぽい人で、何かにつけては
顔をアシュラマンの「怒り」の面みたくして怒鳴り散らしていたんです。


他の患者さん達には「頑固親父W辺」というあだ名をつけられ、恐れられている存在でした。



そんなW辺さんの存在を、他の患者に印象付けた出来事があります。


入院患者は一週間に一度、体重を測定する日があるんですが、
女性というのはいくつになっても『女』なのか、体重を量る前にトイレに駆け込むんです。


少しでも体重を軽くしたいんでしょうが、効果はあやしいモンです。

そもそも体重が1kg以上も変わるような巨大なウンコが出るとはとても思えません。

まぁそんなのは気持ちの問題でしょうから、好きにしてくれればいいんです。


しかし体重を量ろうとする女性患者ってのは一人じゃないですから、
朝っぱらからトイレの前に長い列を作る事になるんです。


女性(特におばちゃん)は、人数が多くなれば自然におしゃべりが始まるってのが
太古の昔、地球創生からの決まり事みたいなモンで、
その日も快調なおばちゃん連中のトークバトル。


下手すりゃ田舎の工業地帯くらいの騒音レベルなんだけど、
おばちゃん連中はそんな事気にも留めない。


可哀想なのはトイレの前の病室の患者さん達。

日曜の朝から静かにテレビ観てるのに、
おばちゃん達のガハハという笑い声のおかげでまったく聞こえない。



大沢親分張本勲がプロ野球のニュースに「渇!」とか言ってるのに、
おばちゃん達のマシンガントークはとどまる所を知らない。


まさに暴走特急。


しかしそのトイレ前の部屋に、ボスとして君臨していたのが頑固親父W辺。


おばちゃん達に「渇だ~!」とか言いそうなムードがプンプンしてんだけど、
さすがにそんな事でいちいち目くじら立ててもアレだと思ったのか、
初めの頃は我慢しているようでした。


止めるものが無いと、おばちゃん達の会話もヒートアップ。


その内旦那との夜の営みとか、月のモノがどうこうみたいな
オバちゃんたちの女の部分を感じる非常にデンジャラスな会話になってきたからさあ大変。


ガハハと大変盛り上がってる様子なんですけど、さすがに朝っぱらからそんな会話は聞きたくない。


サイババみたいな顔したおばちゃんが

「私ももうちょっとオッパイがあったらねぇ~♪」みたいな事言った時に、

変なタイミングでテレビの大沢親分「あっぱれ!」とか言ったモンだから


とうとうW辺さんがキレた。






部屋の前のトイレに群がる女性陣に向かって叫んだ。



















「ここは喫茶店じゃねぇぇっ!!!」






それ以降、W辺さんのあだ名は




「頑固親父W辺」から「狂犬W辺」になりました。










体重を量る前に排便しても、そんなに変わんないぞッ☆

暴走ばあちゃん

2006-08-17 02:06:53 | 思い出話


病院の屋上が改修されて早や数週間。


色んな患者が羽を伸ばしにやってくる。



単に日向ぼっこしに来る人や、日陰で読書する人もいるし
隠れてタバコを吸いに来る人もいる。


屋上には洗濯機も備えてあり、歩ける患者は気分転換も兼ねて屋上で洗濯する事が多い。





まぁそれはそれで良いんですが・・・







洗濯したパンティーを屋上の柵に干すお婆ちゃんはどうにかして欲しい。









氏だ岡です。








こんにちは。








これまで当ブログで何回か書いたように、
病院ってのは少々変わった患者が入院してくる事が良くある。



患者だけなら仕方ないかと思うんだけど、
病院側の関係者まで変なヤツがいるモンだから
病院という場所が、とんでもないテーマパークにすら感じてしまう。




入院経験の無い人には分からないかも知れないけど、
病院の中には、街中じゃちょっと見かけない様な
行動しちゃう人なんてのは割と普通にいたりする。


例えばお年寄りに多いんだけど『早朝に奇声を発する婆さん』とか、
『消灯後にお経を唱えだす爺さん』なんてのは序の口で、




ヘタすりゃ広末涼子真っ青な奇行ぶり。




そんな豪の者ばかりが揃う入院患者の中で、
ひときわ強い光を放ち、もはや神の領域に達している人を紹介しましょう。
(まさに『天国に一番近い人』)




すでに退院している患者仲間のK島さん。



彼がまだ入院していた頃の話。




恐らく80歳を超えてる車椅子のおばあちゃんがいるんですが、
まぁさすがに高齢で整形外科に入院してるだけあって何事も補助が必要なんですけど、
ある日そのおばあちゃんが、看護師にシャンプーしてもらってたんです。



女性というのは不思議なモンで、小さい頃は「カワイイ」と言われていた娘も、
20~30代になると「キレイ」とか言われると思うんです。

それがどういうワケか、高齢になるとまた「カワイイ」とか言われ始める。
そのおばあちゃんも例外ではなく、看護師達に「カワイイ」と言われてる人だったんです。



で、たまたま傷の処置か何かでK島さんがその場に来たんですが、
看護師が何を思ったのか、そのおばあちゃんにK島さんを紹介し始めました。


「ほら~○○さん、こちらK島さんですよ~☆」


恐らくは患者同士の交流を持たせようとしたのかも知れませんが、
いきなりそんな事されたK島さんは困惑気味。

多分その場に俺がいても同じ反応しか出来なかったと思います。




そして看護師がおばあちゃんにK島さんに自己紹介するように促します。


「○○さん、K島さんに自己紹介して♪」


まぁK島さんも優しい人なんで、おばあちゃんの自己紹介を待ってたらしいんですが、
おばあちゃんから出た言葉は、K島さんの予想をはるかに超えたものでした。














「・・・・・・だ、抱いて!」










とんだハレンチ婆ちゃんでしたとさ。




これでカップル成立してたら俺はK島さんを尊敬していたぜ。



(馬鹿)







歳の差カップル賛成の方はクリック!クリック!

なんじゃ患者

2006-07-09 03:11:29 | 思い出話


つか今日も七夕ネタ。


こんなに七夕ネタ続けるのも正直どうかと思うんですけど、
思いついちゃったモンは仕方ないんです。


織姫彦星が、年に1回だけ逢える日。

ていうかさ、そもそもたんくんが遠距離恋愛になったのってさ、



「めでたく二人は夫婦となったが、
 夫婦生活が楽しいため二人が働かなくなり、
 それに天帝が怒り、二人を天の川で隔てた」




って・・・





ちちくり合ってたんだろ?



毎日飽きもせずちちくり合ってたんだろ?



そら天帝も怒るわな!俺も混ぜろ!」ってね。




ちなみに天の川を英語で「Milky Way」と言いますが、
それって女神ヘラの乳からほとばしった母乳が流れてできたから、らしいですよ。

ブログハンドルネーム「Milky Way」って名前を付けてる女の子には、

この事実をそっと耳元で囁いてあげたい。






それが俺の来年の願いです(短冊)








氏だ岡です。








こんにちは。








案の定くもり空には天の川どころか、テポドンさえも見えませんでしたが、
病院という場所には、時として「テポドン級」の人物が現れます。

テポドン級ならまだ可愛いモンですが、
中には「核爆弾級」のヤツもいるんですから、病院という場所は、
ある意味ニューヨーク以上に「人種のるつぼ」と言えます。


途中で仮退院などをしましたが、俺も入院して2年3ヶ月が過ぎました。
その間に、様々な「特殊な方々」に出会いました。

今日はその中から、ある猛者を紹介しようと思います。

皆さんが入院患者のお見舞いをしたとして、気をつける事は何だと思いますか?
大多数の人が「携帯電話の電源」と答えるのではないでしょうか。

発生する電磁波が医療機器に不調をきたすってんで、
ずいぶんと前から病院内では使えなくなった携帯電話。

最近では「低」電磁波の携帯電話が発売されていて、
病院の中でも使えますよってのがあるらしいですが、詳しい事は知りません。

まぁ電磁波の影響を受ける精密機器に囲まれているような容態だったら、
そもそも電話なんか出来ないんじゃね?とか思ってしまいますが、
一番身近でしかも深刻なのが「ペースメーカー」への影響でしょう。


俺が現在入院しているのが整形の病棟って事もあり、
当たり前のように病室で電話をかけだすヤツがいる。

しかも見舞い客の携帯が鳴るんだったら電源の切り忘れで済むでしょうが、
入院患者が「今度いつ来るの~?」とか話してるんだから始末に負えません。


あろう事か





「ペースメーカー」使用者の隣のベッドで電話してたジジイまでいましたからね。



まったく日本人のマナーというか倫理観はどうなってるんだ!と。




俺が入院して数ヶ月して、ようやく大部屋に移った頃の話。
その頃はまだまだ今のように車椅子でビューン!とか、
そんな事が夢のような、寝たきりの生活でした。

俺の向かいのベッドに、70歳近い爺さんが入院してきた。
奥さんらしき人が「よろしくお願いします」と、
部屋の患者全員に挨拶をしてた。

当の爺さんは、どうやら無口な人らしく
寝たままの状態で軽く会釈をしてからは、ほとんど口を利かなくなった。

数日経っても、朝は布団を頭からかぶって二度寝三昧。
起きてる間も写真週刊誌なんかを熱心に読んで、
他の患者とコミュニケーションをとる事が無かった。

ある朝、いつものように看護師にカーテンを開けられて目が覚める。
朝食をとってぼんやりしていると、
向かいの爺さんは頭から布団をかぶっていつもの準備。


「また二度寝か・・・」

そんな事を思いながら、自分の漫画を手にとった。その時。





「   ・・・もしもし? 」





向かいの布団の中から聞こえる声。



この状態で「何してるんだろう?」とか考える馬鹿はいません。
















確実に電話しています。





なぜなら俺は、


「もしもし」という言葉を電話以外で聞いた事が無いからです。


下手すりゃ自分にペースメーカー入ってんじゃないの?ってくらいの爺さんでしたが、
隠れて携帯使うなんてワザは、高校生並に若々しいモンでした。




つかホントに病室で携帯電話を使うのはカンベンして欲しい。







俺がエロDVDとか観てる時に邪魔なんだよ!










そもそも病室でブログ書いてる俺は死刑モンですね。うん。










クリックで「病室での携帯電話使用」に抗議しよう!ウソ)

人を呪わば

2006-06-28 02:27:22 | 思い出話



なんか夢の中に神様みたいな爺さんが出てきて

「ブログの更新間隔を短くせよせよせよ(残響音)」

とか言われたので、今回から出来るだけ努力はしてみます。

明日になったら忘れちゃうけどな。







氏だ岡です。







こんにちは。







世の中には色んな種類の人間がいます。

大きく分けると「性別」、「血液型」、「国籍」とか「人種」。
身の回りレベルで分けると「性格」とか「職種」みたいな感じでしょうか。

それだけ色んなパターンの人間がいると、
自分の人間性に「合う・合わない」というのが出てきますよね。
言い方を変えると「好き・嫌い」となるワケです。

仕事の人間関係においてもあると思いますが、
取引先の人がどうも嫌いだとか、同僚が好きになれないとか
それこそ「仕事の悩み」というものの大部分は
人間関係ではないでしょうか。

入院生活を送る上でも、そのような人間関係に悩む事が多々ある。
看護師同士やら医者同士の人間関係なんてのは
知った事ではないのですが、自分対医者や自分対看護師の
人間関係でギクシャクしちゃうのはホント困りモンです。

なんせ「嫌いだから」なんて理由で、
医者や看護師を変えてくれなんて言えませんからね。
いや、俺を担当している主治医はすごく面白い医者で、
嫌いではないんですが、問題は看護師ですよ。

俺が入院してる病院ってのが結構大きな病院で、
それこそ医療関係者のアジトみたいな感じ。
それだけの医者や看護師がいたら
俺とはウマが合わないだろう人だっていてもおかしくは無い。

俺自身は生きていく上で「嫌いな人」ってのを作らないように心がけてる。
「嫌いな人」を自分の中で決め付けちゃうと、
その人に限らず色んな事を色メガネで見ちゃうと思うんだよね。
だから俺は昔から、なるべく人を嫌いにならない様に気をつけている。
人を「嫌いになりそう」になると、なるべくその人と距離をとったりして、
本格的に嫌いにならないように極力努力したりする。

だけど入院中となるとなかなかそうはいかない。
いくら顔を合わせたくなくても、向こうは仕事場に来ているワケで、
こっちはその仕事場にずっといるワケだから
イヤでも顔を合わせる事になっちゃう。

俺がまだ身動きとれずに寝たきり状態だった頃に、
ものすごく苦手な看護師がいた。

いや、看護師ではなく正式には看護学生だったんだけど、
その看護学生が研修で、俺についちゃったモンだからさぁ大変。
もう俺からしてみたら地獄の毎日。

きっかけはつまんない事なんだけど、
学生が俺についた初日。やる事の無かった俺は
テレビの「暴れん坊将軍」の再放送を観ていた。

そこに学生さんがやってきて、俺の検温をするって言い出した。
検温なんて体温測ったり血圧みたりとかだから、
やりながらでも暴れん坊は観れるワケですよ。

ちょうどその頃、暴れん坊がチャンバラやりだした時間帯だったから
血圧やら体温やらやられてる間もチラチラ観ながらやってたんだけど、
俺の脈拍を測るときになって、学生さんが話しかけてきたんですよ。

ここ、重要ですから覚えておいてくださいね。

学生さんから話しかけてきたんです。

「氏だ岡さん。時代劇観るんですか?」
質問を投げかけながら脈を計りはじめる学生。

手首をさぐられながら、質問に答える。
「あぁ、この時間は他に観る番組もないからねぇ」
そう素っ気無く答えて、チャンバラに集中する俺。

「時代劇が好きってワケじゃないんですか?」
俺がテレビを観たいって空気をこれっぽっちも感じてくれない学生。

しかしここで邪険に対応してもおとなげないので、
バッタバッタと悪人を倒して行く吉宗を横目で観ながら
会話を続ける事にした。
「いや、割と時代劇は好きだよ。水戸黄門とかさぁ・・・」
俺が話を続ける横で、脈を計り続ける学生。





突然、学生が叫んだ。



「あぁもう!分かんなくなっちゃった!黙っててください!」





( ゜д゜)ポカーン …



どうやら脈を計っていたものの、横で俺が話してるモンだから
分からなくなったんでしょう。突然キレ出しちゃったんです。

もう「唖然」という状況はあの時の為にある言葉だと思いましたね。

そりゃ真剣に脈計ってるのに話しかけるのはどうかと思いますが、
そもそも話しかけてきたのは学生さんなんです。





もう一回言います。




俺はその質問に答えてただけなんです。




まさに (゜Д゜)ハァ? みたいな感じ。

ここで普通の人ならキレますよね?
大体の人なら「ふざけんな!」ってな感じで怒るはずだと思うんです。

しかしその時話題になってたニュースが
「点滴に筋弛緩剤混入事件」だったんですよ。

まぁ普通の人ならこんなニュースが流れてる時に
学生とは言え、医療関係者を怒らすようなヤツはいないでしょう。

もしいるとしたら、そいつはよっぽどの死にたがりか、ラオウ

いや、俺が学生を許したのは俺が優しいからですよ?馬鹿。







何は無くとも、クリック!クリック!


思い出の革パン

2006-04-27 23:00:48 | 思い出話


順調に体調は戻りつつある。






と、信じて待つしかない氏だ岡です。






こんにちは。






現在のところはダラダラと入院生活をエンジョイしておるワケですが、
やはり病院という場所はネタに困らないというか、
皆さんが思っている以上に面白いイベントと特殊なキャラが目白押しな風情です。

彦麻呂風に言うならば、
「キャラクターのエレクトリカルパレードや~!」といったところ。いやマジで。

前回入院していた時も、あれやこれやと面白い話がありました。
今日はその中からひとつ話をしましょう。

かなり長い間同じ病室だった患者に、Y田さんという人がいた。
俺よりも多少年上の独身で、
「女よりもバイクや音楽!」という若い考えの持ち主だった。

そんな彼が入院したのはバイクが原因の事故で、
痛々しい話ではあるのだが開放骨折だったらしい。
事故当時、お気に入りのライダースジャケットと買ったばかりの革のパンツで、
颯爽と風を切りながらバイクで疾走。そして転倒。
救急車で運ばれる時も、皮パンの事を気にしていた。
それほどお気に入りだったらしい。

運ばれる救急車内

意識はあったので、まずは自分の状況を聞いてみた。

「お、俺の革パンは無事ですか・・・?」
「いや、まず足が無事じゃないですよ?」

そんなコントのワンシーンのようなやり取りがあってから、
救急隊員が全身を調べたところ、怪我している箇所は足なので
革パンを脱がせなければならない。

しかし骨折しているので、普通に脱がせるのでは激痛を伴う。
なのでハサミでジョキジョキ切らなければならんのだが、
そうなるともちろん革パンはただの布切れになってしまう。

「あの、ズボン脱がなきゃいけないんで、切りますね?」

一応聞いてみるんだが、普通だったら激痛のあまり
「どうでもいいから早くなんとかしてくれ!」的な感じで
自分の衣服の事など気にしていられないらしい。

しかしY田さんは違った。
買ったばかりの革パンがよほどお気に入りだったのだろう。

「皮パン、どこか破れてますか?」

自分の足より革パンを気にしている。
その言葉を受けて救急隊員が革パンの周りを見るが、
さすがに革製品は丈夫だ。派手にコケた事故だったらしいが、
パンツ自体には傷ひとつ無い。バイク乗りに愛用されるのも納得だ。

「いや、どこも破れてないですね・・・」

救急隊員はパンツを確認しながらそういう。
そもそも革パンよりお前の足が破れてんだよ!とでも言いたかったのではなかろうか。
俺が救急隊員だったら間違いなく言っていたと思う。

まぁノーダメージの革パンは誉められたモンだが、
残念な事に骨折箇所の状態を考えると、やはり革パンとはサヨナラとなってしまう。
しかしY田さんはこう言う。

「革パン破れてなければ切らないでください。買ったばかりなんで・・・」

この言葉に驚いた救急隊員。

「いや、脱がせなきゃいけないんで・・・」

たしかに切るのがイヤだからと言って、革パン穿いたままじゃ処置も出来ない。
切るのがイヤなのは分かるけど、しょうがないんですと説明する救急隊員。

「普通に脱がすと痛いですよ?」

まぁ足が折れてる訳だから、ズボンを脱がすという作業ですら
気の遠くなるほどの痛みが伴う。
そんな事を説明する救急隊員。しかしY田さんは譲らない。

「あ、ガマンします」

まさに衝撃の一言。

どんだけお気に入りの革パンか知らんが
わが身の痛みに耐えてまで守ろうとするのだから相当のモンです。
その場に革パンツ職人とかいたら涙流して喜んだんじゃなかろうか。

まぁそんな訳で、切らないでくれ」といってるものを無理に切る訳にも行かないので
そろそろと脱がせにかかるわけですよ。
当たり前の話なんだけど激痛です。

しかし「ガマンする」といった手前、うかつに「ギブ!」とか言えない。
恐らく彼は、それまで生きてきた中でトップクラスの痛みを経験していた事でしょう。
人生の中で、足骨折したままズボン脱ぐ経験なんか無いだろうから間違いない。

「くっ!痛て・・・いてぇ!」

目を閉じて、叫び声をガマンしながら脱がされるがままのY田さん。
普通のズボンと違い、革のパンツは必要以上に身体にフィットしている。
ファッション性という点ではいいのかも知れないが、
骨折している人から脱がすって事には向いていないようだ。
そもそもそんな状況に向いているズボンを俺は知らない。

そんなこんなで苦労して守りきった大切な革パン。
Y田さんには「この革パンで入院して、この革パンで退院する」という
何だか良く分からん美学のようなものがあった。

さすがにそのまま病室に置いておく訳には行かないので、
実家から見舞いに来た両親にクリーニングを頼んでおいたらしい。

そして月日はながれ、歩行も出来るようになって退院も考えられるまで回復した。
あの時クリーニングを頼んでおいた革パンを、母親に持ってきてもらうように頼むと
母親が言いにくそうに告白した。

「実はあの革のズボン・・・」

初めに書いたが、Y田さんは開放骨折だった。
裏の生地に細かな肉片や骨のかけら、そして血の跡がベットリついていた。
それを見た母親が、それをひとまず水洗いしようと思うのは自然の流れであろう。
そして水に漬けられた革が、乾かされていくとともに縮んでいくのも、
中学生男子のオナニーの様に、ある意味止められない事なのかも知れない。

まぁ簡単に言っちゃうと、あんなに身体を張って守った革パンが、
いとも簡単に縮んでしまった訳ですよ。

「退院の日は事故った時と同じ革パンで・・・」などと思っていた考えも、
母親の手によって無残にも砕かれてしまった。

あんなに気に入っていた革パンも、

今じゃまるでビーフジャーキー。

失意のどん底にいたY田さんをその後、
「入院中の空き巣」というイベントが襲う事になるのだが、

それはまた別のお話。



可哀想なY田さんの為にクリック!クリック!



酒は呑んでも

2006-03-12 03:51:18 | 思い出話



秋祭りは日本全国多々あれど、春の祭りと言えば

ヤマザキ春のパン祭りじゃい!






氏だ岡です。






こんにちは。







事故で入院してからというもの、退院しても酒の摂取量が減っている。
入院中に呑めないのは当たり前だが、元々毎日呑む方では無かったものの
今では週に一回呑めば良い方だと思う。

九州出身というだけで、割と「酒が強そう」と思われてしまうが
恐らく九州人にも酒に弱い人(下戸)はいます。
俺も決して強くない方ではあるが、俺自身は

東北人と九州人のハーフなので

純粋な九州人ではないと言えるかも知れない。
しかし俺の周りにも下戸は実際にいたので、やはり九州人と言えども
必ずしも酒に強い訳ではないようです。

「九州人イコール酒に強そう」というイメージのせいで
俺も過去に何回か失敗談がある。



マーライオンの様に吐いたり、捨てられたエロ本の様に寝てしまうなどはよくある事だが、
一番やっかいなのは意識が無くなってしまうだろうか。

俺が意識無くす時は、何かしら事件が起こっているらしく
(正確には意識の無くなった俺が事件を起こしている)
翌日に話を聞いたりすると、とんでもない事をしていたりする。
俺が聞いた話だけでも何件かあるようだ。

・寝ゲロ 1回

・仲間達と自動販売機を引っこ抜いた 1回

・電話ボックスの公衆電話を持ち上げて「携帯電話だ!」と叫んだ 1回

・いきなりズボンを脱いで下半身を見せつけた 1回

・一緒に呑んでた女の子の胸を揉んだ 2回

・車の中で寝てた 数十回

・寝ながら尾崎を熱唱してた 毎回

ざっと整理しただけでもこれだけありますが、明らかに法に触れているものが目立ちます。
特に「女の子の胸を揉んだ」なんて、どうして意識がないんだ!と悔やまれますが、
当の女の子に訴えられたら確実に俺が負けてしまいます。

女の子本人に話を聞いて謝罪したところ、最初の被害に遭った女の子は
酒の上での事だと笑って許してくれましたが、
二人目の被害者は、触られた瞬間に何発かケリを見舞ったらしいのです。
しかし酒の力でバーチャルジャッキーチェンになってる俺は、
そんな事も意に介さずその場で寝てしまったらしい。

まぁ俺の謝罪が効いたのか、それともあわれみをかけられたのか知りませんが
現在も訴訟などに発展せずにきています。
不幸中の幸いと言えましょう。

事故ったおかげか、今は酒に飲まれる事はありませんが
この先はどうなるのか分かりません。みなさんもお酒は楽しく呑みましょう。

と、偉そうな事言ってますが、酒が入れば犯罪者です


世界の中心で大声を出す

2006-01-18 04:04:29 | 思い出話

今日は

最近ウチの飼い犬2匹が、俺がメシ食ってる時に尻尾振って見つめてくる。
あんまり食べさせちゃうと太っちゃうからって母親が怒るんですが、
目を盗んではオカズをあげたりしてる。
そんな優しい俺なのに、

メシ食ってる時以外は見向きもしやがらねえ!

飼い犬にメッシー扱いされてる氏だ岡です。




こんにちは。




皆さん最近大声って出した事ありますか?
ハラの底から「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」って叫んだ事ってありますか?
子供の頃の様に大声で叫ぶ事って、大人になるとなかなかない。
スポーツやってる男なら「パス!パス!」とか「バックホーム!」とか叫ぶ事もあるでしょう。
女性なら好きなアイドルのコンサートなんかで「イェーイ!」とか叫ぶかも知れません。
そんな事でもなければ滅多に大声を出すって事は少なくなってるでしょう。

まぁ夜遅くにちょっとした繁華街に行けば、
そのスジの方達や、俗に言う黒服達の怒号が毎日の様に聞けますが、
自分で大声出す事ってのはないモンです。

俺自身、ものすごく大声で叫びたい時もあるんですが
そんな時は大体我慢します。
変人だと思われてしまうから。

こんな深夜に部屋で大声出そうモンなら
確実に隣の家のお姉さんに通報されてしまいます。
昼間に外で叫ぼうモンならこの御時世です。
小さい子供のいる親に追いかけ回された挙げ句、
とっつかまってしょっ引かれてしまうでしょう。



こんな風に、現代の日本では大声を出す場所にも困る有様です。
山の頂上で「ヤッホー!」と叫ぶ為には、山に登らなきゃいけませんし、
「叫びたい!」と思った時に登山の準備して山に登っても
登頂した時には疲労と爽快感で叫ぶこと自体を忘れているかも知れません。

バンドやってるヤングなんかは、スタジオで練習してる時に
思いっきりシャウトなんかして、本番のライブなんかで
ギャルにキャーキャー言われてる事でしょう。
叫びたい時に叫べてモテモテだなんて、良い環境ですね。

富士の樹海なんか静かで周りに民家も無さそうですし、
大声出すには持ってこいの感じなんですが
今まさに静かに・・・って感じの方達の邪魔しちゃうのもなんか悪い気がします。
ヘタすりゃお仲間かと思われちゃう危険性すら考えられます。



ゴルフやってりゃ大声も出せそうですが、
球技全般に向いてない俺の運動神経では
まず無理な話です。
どっかに大声出しても大丈夫な環境ってないですかねぇ・・・


ちなみに俺が最近大声出したのは一昨年の事故当日、
病室で叫びまくりました。

「大の男が大声出さないの!」

と、看護師に「うるさい患者」の称号をもらいました。 テヘ♪

また明日


氏だ岡 2005年の出来事(しつこく続き)

2005-12-23 04:58:22 | 思い出話

今日は

小学4年生の頃、二つ上の兄貴の同級生から
似てると言う理由だけで可愛いあだ名を付けられてました。

ラビットです。

初めは結構上機嫌でした。
だって可愛く見られてんだものw
悪い気はしないです。


しかし実際は・・・・・・・・・・







関根勤の事でした。当時の芸名はラビット関根)


最近は麻原彰晃と言われる氏だ岡です。

こんにちは。



タイトル通り、前回前々回前々々回に続き、
今日も今年の個人的な出来事を書いて行きます。

「面白く無さそう」と思った人は、正解です。

頑張って読んでくださいw


さて、病院を仮退院した俺は家に帰って
強制的な引き籠り生活を送っていた。

毎日やる事と言えば、昼頃にぼーっと起きて「いいとも」見るか、
パソコンでネットサーフィンやるくらいしか無かった。

まぁパソコンとは言っても、俺は自他共に認めるアナログ人間。
やる事は大抵ソリティアとかで時間を潰すくらいでした。


ある日、有名な某巨大掲示板を覗いてみました。
以前からよく利用してたんですが、電車男のブームもあり
興味もあって、覗いてみたんです。


どのカテゴリーを見ても、電車男に影響を受けた様な恋話ばかり。
恐らく初心者の方は

「ネットで恋の相談すれば成功するかも」とか思ったんでしょうか

それくらいの量でした。

と、あるスレッドを見つけました。

「絡まれてた女の子を勇気を出して助けた?」だそうです。

なんで「?」がつくのか疑問ながらも読んでみた。

どうやら彼は、不良に絡まれてた女の子を助けたんだそうだ。
しかし不良ともみ合ってるウチに、自分の腕が女の子に怪我をさせてしまったらしい。
なるほど、これで「?」の意味が分かった。
助けたつもりが怪我をさせたから「助けたのかなぁ?」って感じなんだな。

というか、酔っ払いからエルメスを助けた「電車男」の内容に似てる。
案の定、「影響受けてネタ作っても面白くねーよ!」みたいな
罵詈雑言が飛び交いました。

そんな流れを無視して、彼は続けます。

助けた彼女の父親にお礼を言われ、食事に招待された事。
自分はタレントで言うと「板尾創路」に似てるという事。
食事会には「タケオキクチ」でお洒落して行った事。
その席で彼女のお姉さんに惚れてしまった事。

そして、「お姉さんと付き合うにはどうしたらいいでしょうか?」と
アドバイスを求めてきました。

俺は板尾は知ってるけどファッションは詳しくない。
まあお洒落してるってイメージだったら
こんな感じですか?


やや違う様な気もしますが、まぁ良しとしましょう。

話が段々と真剣味を帯びてきて、
みんなが協力してアドバイスをする様になってきました。

やれ「メールの内容考えてください」やら
「電話してどんな会話がいいですかね?」みたいな事まで
みんな真剣に考えてアドバイスしてました。

そうこうしてるウチに、なんかおかしな展開になってきました。

みんなは「告白はまだ早い!」という慎重派だったんですが
何を思ったか、彼一人だけが「イケる!」と思ってしまったんです。

まぁ確かに彼女とのやり取りを知らない者は、
2人の雰囲気も分からないし、結局は彼自身の問題なので
最終的な判断は彼に決めてもらうしかなかったんですが・・・

それでも状況を詳しく知らないとアドバイスも出来ない。
彼に状況を聞いて、出た結論が

「やっぱりまだ早い!」でした。

「やっぱやめとけって!」
「まだ様子見だ!」
「焦っても良い事ないぞ!」

数々のアドバイスが彼に向かって書かれていました。
そして彼は・・・

僕がアドバイスを聞く義務はない!



当然、みんなは反発。
今まで真剣にアドバイスしてたのがバカみたいです。

それからスレッドは大混乱。

「もう来ねえよ!」と彼に別れを告げる者。
それでも彼を応援する者。
興味本位で覗く者。

色々いたと思います。
俺は興味本位だったんですがw


すっかり人が居なくなった彼のスレッド。
それどころか彼も来なくなりました。

ある日突然現れた彼は

親父が死にました・・・

衝撃の告白!

そうか、最近現れないと思ったら・・・
そういう事だったのか・・・

反発してた人達も、彼への同情を隠しきれません。
すっかりしんみりムードの中で、彼はハッキリと言いました。




そんな事より、彼女から電話があったんですよ~♪



    そんな事より




   そんな事より




・・・・・・・・・・・
もう絶句でした。




親父の死よりも、彼女の方が大事かよ!と、
誰もが非難を浴びせます。

残り少ない応援者も、完全に愛想を尽かした感じでしたね。



その反発した人達が集まって、新しいスレッドを立ち上げました。

みんななかなか良い奴ばかりで、今では時間も忘れて
パソコンやってますw



ココまで読んでくれた人達

ね?面白くなかったでしょ?


申し訳無いので、秘蔵のパンチラ画像でも・・・











また明日


氏だ岡 2005年の出来事(またまた続き)

2005-12-22 04:38:18 | 思い出話
今日は

彼女が電話で

「氏だ岡君のブログ、書き方変えたね~」

と、指摘があった。
最近見つけた面白いサイトの影響を受けただけなんですが、

「面白くなってるよ~」


うん、俺のセンスってスゴイよねw



そんな文章偽造問題の氏だ岡です。

こんにちは。

まぁ携帯からこのブログ読んでる人は、画像が見れなくて
むしろ面白くなくなってるんじゃないかと心配していますw



さて、前回前々回同様、今日も俺個人の2005年の出来事を書いていくという

俺に興味が無い人にはビタイチ面白くない内容です。


俺が入院してた病院の同じ部屋に、非常にとぼけた爺さんがいました。

今日はその爺さんの話。


その爺さん、ナースへの対応を自分の好みで変えてるんです。

おはようございま~す

おぉ○○さん、おはようさん

おはようございます

・・・・・・・・・・・


まったく大した爺さんです。
人の良い爺さんかと思ってたら、単なるエロガッパなんじゃねぇかw

ところでこの爺さん。
口癖がアレなんです。

いや、もったいつけてるんじゃなく、思い出せなくて
アレだよ、アレ!」って答えちゃうんです。

俺自身が、今年のNo1フレーズに選んでしまいそうな事件がありました。

プロ野球が初のセ・パ交流戦をやってた頃。
地元名古屋とはいえ、中日ドラゴンズの試合を放送しない日もあります。

恐らくテレビ業界の事情があるのでしょうが、
そんな時はテレビで巨人戦を観ながら、爺さんの持ってるラジオで
中日戦を聴いてました。

テレビの邪魔にならない様に、爺さんはボリュームを抑えています。

巨人戦も終盤。そう言えば今日、中日はドコと対戦してんだろ?
巨人はソフトバンクと対戦してるが、中日はどうなんだろ?
中日戦を没頭して聴いてる爺さんに聞いてみました。

爺さん、今日って中日はドコと対戦してんの?

ん?あぁ、アレだよ、アレアレ

・・・・・・・・(それを聞いてんですけど・・・)

爺さんは思い出しながらこう答えました。

中日対アレ




それを聞いてんだ!!


一時部屋の患者同士でちょっとした流行語になってしまいました。


こんな些細な出来事ですが、
俺の大切な思い出ですよw



今年の出来事を語ってるこのブログは、
とりあえずクリスマスイブまでは続くでしょう。
ブログ自体は年内は更新を休まないつもりです。

だって、正月早々パソコンに向かって更新作業ってのも、ねぇ・・・w


それではまた明日


明日もアレだぜ!

氏だ岡 2005年の出来事(昨日の続き)

2005-12-21 03:22:02 | 思い出話

今日は


今年のNo,1ドラマ! (観た事無いけどw)

氏だ岡です。 こんにちは。


昨日に引き続き、今日も俺の今年を振り返る内容になっております。

画像をクリックすると昨日の記事へ


今日もまた入院中の話で何なんですが、
実は俺、入院期間中に


ダイエットしてたんです。


5~6年前から存在を知り、いつか挑戦してみたかったダイエット法があったんです。
あのアントニオ猪木が推奨し、別名「猪木ダイエット」とも呼ばれている

ファスティングダイエット
クリックで記事へ


あれこれ悩んで運動してダイエットするんじゃないんです。
やり方はとっても簡単。



3日間断食するだけ。


これだけでOK。
口にするのはこのファスティングドリンクとミネラルウォーターだけ。
食事を3日間我慢するだけなんです。
それだけで平均3~5kg体重が落ちるんです。

現在「ハッスル」でお馴染みの元柔道家小川直也もこれで体重を落としましたし、
色んな芸能人もコレを試した記事を書いてます。

コレが効かなかった有名人は、故 橋本慎也くらいらしい。


最高で8kgも落としたって言うから、


コレをやらないなんてバカ!(おすぎ風)


まぁそんな話は置いておいて、入院中に早速注文して試してみました。

開始予定日から病院食を止めてもらい、水をガブガブ飲んでました。


人間の身体ってのは正直なモンで、水だけしか飲んでなかったら
ウンコも水になっちゃうんですね。

もうシャーシャーです。




ダイエットも終り、お粥から食事を開始していたある日。
ダイエット開始から5日目の事だった。

いつも通り病室のベッドでパソコンでDVDを観てました。  と・・・



強烈に屁をこきたくなってきました。


見渡すと部屋には他の患者が誰もいない・・・

これはチャンスだ!


しかしなるべく音が出ない様な出し方の方が、よりスマートだ。
屁を出すのにスマートも糞もないと思うのだが・・・

そんな事を考えていたら、俺の菊の門に奇跡が起こった!

いや、正しくは「奇跡」ではなく「悲劇」なのだが・・・

肛門近くで「ぷぅ~」と「シャーシャー」が、モノの見事に・・・



フュージョンしました!



気付いた時には既に遅く・・・

32歳という、外見だけは立派な大人になる年なのに・・・







食事中にこのブログを読んでる方は、スイマセン。
コレに懲りて、これからは食事中に見ないでくださいw



慌ててトイレに駆け込んだものの、被害はベッドシーツにまで及んでいました。
パンツやズボンは自分でどうにか出来ますが、シーツは無理です。

そのままシーツの交換日までに、夜な夜な濡れタオルで拭き取るって方法も考えましたが
あいにくうんちが染みついた場所が丁度頭が当たる場所だったんです。


仕方なく看護師に報告しました。
ナースステーションまで車椅子を走らせました。

だってナースコールなんかで呼んだら、周りにバレバレですw


数人の看護師さんがシーツを交換してくれました。

その中に、今の彼女がいたんですが・・・

今思うと、いい歳してうんち漏らす様な男と、良く付き合おうなんて思ってくれましたw

そういう趣味があるのかも知れんなぁ・・・


嘘ですごめんなさい。





今日は終りです。
また明日に続きます。