最後まで男前だった！

昨夜、友人よりお父さんが亡くなったとメールが入り・・・今日、告別式へ―――

前日の夜も普段通りに過ごされ、寝る前の日記も書かれ、お休みになられたそうです。

朝、起きていらっしゃらず、変だな？　と思って家族が様子を見に行かれたら、やすらかなお顔で目を閉じたまま、旅立たれたとの事でした。

「最後まで、男前だったよ！」

友人が電話の向こうで言った言葉です。


御棺に横たわっていらっしゃるお父さんのお顔は、にこやかで幸せそうな表情そのものでした。

長年ご病気で、入退院の繰り返しだったそうですが、ここ最近は自宅で養生されながら過ごされているとお聞きしていたので、突然の連絡に驚いたものです。

「お父さん、いいお顔なさっていらっしゃる・・・家族に迷惑をかける事もなく、やすらかに逝かれて・・・本当に、最後まで男前だったんだね!!」


友人は潤んだ瞳で、”だから言ったじゃない！”

誇らしげに胸を張る姿が少女のように見えました。