陶房 秀星~shusei~

2016年2月沖縄から熊本に作陶拠点を移しました

熊本地震で残ったものたち

2016-05-09 08:59:32 | 日記
今回の熊本地震の前震と本震で

自宅を持ち上げて何度もぐるぐるひっ繰り返したのじゃないかいと思うほど

家の中に立っているものはことごとく倒れ

台所の食器棚の食器も倒れててガラスの扉は割れ

中の食器も9割以上が割れてほぼ全滅でした。

リビングにある大きな飾り棚2つも倒れ

こちらも扉のガラスは割れ

中に飾っていた私の作品なども

9割上割れて

ゴミ袋10袋のワレモノが出ました。

形あるものはいつかは壊れると思っていましたが

思い出のある器が割れているのを見るのはやはりショックです。

こんなにワレモノの山を見るのは多分一生ないでしょう。

でもそんな中

瓦礫の中で

生き残った物がありました。



ほぼ全滅の食器棚のワレモノの中から奇跡的に出てきた祖父の徳利とお猪口。



集めたミニボトルの泡盛達



いろんな種類の泡盛



沖縄にいた時知人からいただいた12年物の萬座など古い泡盛



以前熊本で陶芸をしていたころに備前の土で作り登り窯で焼いた自作の壷に入れて

10年以上なる泡盛



倒れたたんすや物の下で無事だった三線



本蛇皮も破れず無事でした。


そして自宅。

15日間の避難生活から自宅に戻った2日目

外出している間に検査があり

帰宅してみると赤紙が貼られていました。



ショックを受けながら車を降りて

良く見てみると

注記に

隣接する家屋の瓦の落下が危険で

自宅の建物自体は支障ありません

とのことでほっと一安心でした。


今回の熊本地震で失くした物の方が多いけど

まだまだ残った物もあることに幸せを感じます。

ここから一歩一歩前進です。


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