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港cafe〜☕️

2024/04/15 ため息

昨日の喫茶店での、後ろの親子の会話。

お母様は独居,だいぶ高齢になられて、家の中の掃除や洗濯がきちんとできないってことで、娘さんがホームクリーニングを外注する という話をしていた。
お母様は、私は全部やれてる・他人が家に入るのはすごく嫌だ の一点張り。
その話の最中でも,これから行く病院に"そろそろ出ようか"と何度も繰り返す。
そのたび娘さんは,あと40分もあるわよ…・あと30分以上もあるわよ……とため息混じりに同じことを返す。

認知症もだいぶ入ってきていますでしょうか。

全部ちゃんとやってるし、ゴミ捨てだって行けてるのに、なんでよその人を家に入れなきゃならないのかね。嫌なんだよ。

繰り返すお母様に、ここで話すことじゃないから家で話そう とため息をつく娘さん。

どこができてないんだ。私はちゃんとやってる。

だから、家で話そうよ。

そこらへんで察しがついた。
多分、お風呂やトイレが厳しいことになってるんじゃなかろうか、と。

年寄りは,トイレ風呂掃除が1番きついんだよね。屈んで手を動かすことが大変なんだよ。
目が悪かったらなおのこと。だから多分、人の手を借りないとダメなレベルになってしまってるのかも、と。

娘さんはため息がとまらない。
病院の時間まで時間を潰すことになったこの店では,話しにくいことだからと我慢して親をなだめつつも、同じことを繰り返すお母様に頭を抱えている。


わかるよ。
私なんて母の介護はほとんどやらなかったも同然だけど、あの短い期間でもしんどかった。仕事とは全然違う。
自分の親だからって、言いたいこと全部言えたわけじゃない。
母はこのお母様のように、プライドが高くて,全然大丈夫と私に繰り返していたけど,一日中ベッドの上にいるのに大丈夫な訳ない。できないことは全部兄に押し付けていた。朝でも夜中でもね。
私に隠れて、兄に大好きなお酒を買って来させ,一日中飲んでたことも知った。。。毎日水代わりのように飲んでたお酒は,歩けなくなってもやっぱりやめられなかったんだよね。

これは誰かが絶対一日中見張ってないとダメだと思った。このまんまでは兄がダメになると思ったの。父が生きてた頃もそうだったけど,私ができない時には兄がいつも父を病院まで送ったり,出かける時には付き添ったり,重い透析バッグを運んでた。
兄は……父や母の介護をするためだけに生まれたんじゃない って、強く思いました。

母は、自分はこうしたいという欲はかなり強かったし、そんなの簡単でしょってくらい介護のことを軽く考えていたけど,そういうレベルの話をしてるんじゃないんだよ って怒りたい気持ちを抑えつつ、そうさせてあげれない自分を責めたり,どっちみち母が施設にお世話になることにはなっても、私は今後は障がいのある兄をみていかなきゃならないんだから先はまだまったく見通せない、あなたがいてもいなくても私はずっとしんどいんだよ だけど次はお兄ちゃんが倒れてしまうよと、そういうマイナスの部分をぶつけたい、でもぶつけられない気持ちと全部向き合ってきて、こういうところで吐き出しながらなんとか乗り越えてきている最中なわけで。。。

重たい話でごめんなさいね。


喫茶店で私は、娘さんのことを何度かチラッとみたけど、頭を抱えて何度もため息をついていた。
私の中で,お年寄りの家のお掃除をするには市のこんな制度もあるよ ってことを助言してあげたい気持ちもあったけど、ここでそんなことできないか、と思ったし,お母様の目の前でなかなか言えないかと思った。
いずれご自身で辿り着くであろう、包括センターやケアマネさんにそのことを教えてもらえると良いな。
外では割と冷静に見えても、いきなり感情のコントロールがむずかしくなっちゃうことと、いま彼女は戦ってるなぁと。
ただただ、良い状況になっていってほしいなという思いを残して、喫茶店をあとにしました。


はい。


そして、今日は仕事の帰りに、お腹を空かせた私は,また行ったことのない喫茶店に行きました🍝
その後、母の面会へ。

このことはまた明日にでも書きます✌️

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