しょうやの Hercules Life

ヘラクレスの飼育を中心に日常の出来事・その他なんでも…

琵琶湖は荒れるとマジで怖い・・・

2008年12月13日 | その他
前回投稿で9~11日の琵琶湖遠征を現地入りしたにも関わらず、急遽中止して長野に戻ったのだが、その日名古屋の後輩が滋賀県に泊まりで研修に来ていたらしい。俺が琵琶湖に来ていると聞いて連絡をくれたのだが、その時、俺はもう長野に帰っていた。聞くと10日は風は強くなかったですよ・・・と(苦笑)
つまり9日に長野に戻らず琵琶湖に滞在していれば釣りは出来たって事・・・俺の読み違いでしたね(苦笑)まぁ・・・自分がいつも見てる天気予報に風速7m/sなんて予報が出てれば仕方ない。

さて、俺は琵琶湖で釣りをするにあたり「荒れるとヤバい」という事に対して非常に神経質になっている。ふ~ん・・・くらい思ってる人は琵琶湖でボート釣りはしないほうがいいと思う。湖上で楽しむマリンスポーツは楽しい反面、一歩間違えば水難事故を引き起こすという非常に危険な面もある。琵琶湖は荒れると本当に怖い。特に冬から春までは危険度は増す。軽率に考えていると命を落としかねない。それを十分解っている人は多いと思うが、見てる限り本当の怖さを解ってない?とも思える行動をしている人が実際多いように思う。琵琶湖でバスフィッシングを楽しむ前に「荒れると怖い」という事を絶対に認識しておいたほうがいい。そこで今回は俺が実際に見た出来事や俺の経験、聞いた体験談などを書いてみようと思う。

平成16年3月の事だが、朝から風が強くボートを出すか悩んだ事があった。無理をすれば何とか出れる状況のようにも思えたが、風は更に強くなるという予報も出ていたので、南湖のスロープまで来たのに我慢してフィールドを西ノ湖に変更した。するとその日琵琶湖では2件の転覆事故があった。うち1件は我々の仲間であるバスアングラーで12ftアルミボートの転覆事故だった。残念な事にアルミに乗っていて転覆した方は亡くなられたとの事・・・その方は南湖の木ノ浜付近で発見されたらしい。実はその日俺がメインで考えていたエリアも木ノ浜沖だった。3月・週末・木ノ浜沖・・・少々荒れているくらいなら熱心なアングラーが何艇か浮いていても全然不思議じゃない。でもあれだけ荒れていては湖に出たアングラーは相当少なかったに違いない。それも事故の発見が遅れた理由だろう。その事故の後、琵琶湖では条例が再度見直され、ライフジャケット着用は完全義務化されたのだ。

冬~春先にかけて琵琶湖は激荒れになる事が多いが、これは低気圧が発達しながら日本海側を移動すると、琵琶湖はモロにその影響を受けるからだ。比良山系からの吹き降ろしである。暖かい日が続いた中で急な冷え込みがあると、比良山系と琵琶湖に温度差が生じ、比良山系から凄まじい突風が琵琶湖に吹きつける事があるのだ。これを「比良八荒」と呼ぶらしいが、名前がつくくらいの季節風なので雨・風とも非常に強く、琵琶湖は台風が来たかのような激荒れになる事がある。これは漁師でさえ恐れる突風なのだ。琵琶湖で起こるパーフェクト・ストームって感じだろうか・・・この特有の季節風は3月~4月上旬まで続くことがあるがこれを知らない人は意外に多い。3~4月ともなればスポーンにからむBIGバスが期待出来る時期なだけに無理をして湖にでる人は多くなる。特にバスボートに乗っている方は過信する方が多いようだ。漁船さえ転覆させるような激荒れだからマジで怖い・・・

こういった春先に起こる季節風以外にも琵琶湖はパーフェクト・ストームに負けないくらい激荒れをする事は全然ある。春以外の荒れた日に俺はマヌケな2人を見た事がある。カートップで湖北に釣りに行ったのだが、風が強くとてもボートを出せそうな状況じゃなかった。週末という事もあり、周りには風が治まらないか待ってる人は多かった。風は一向に治まる気配がない中で、我慢できなくなったのか2人の男がボートの準備を始めた。俺はいつでも出れるように準備だけしておくんだろうと思っていたのだが、準備が終るとその2人は出船していったのだ。俺も含め周りの連中も「いま行くのはヤバいだろ・・・?」って思ったに違いない。そのエリアは小さいワンドの最奥で風は正面からモロにあたる感じ。エレキで徐々に前に進み、ワンドのベイマウス付近で1人がエレキを上げた。もう1人がエンジンを必死にかけようとしているが、なかなかエンジンがかからない。おいおい・・・何故そのタイミングでエレキあげるの?そういう状況なら普通エンジンかけてからエレキ上げるだろ・・・そうこうしているうちにボートは波に対して平行になってしまった。次の瞬間ボートが横波に押され1人が落水!幸い波でボートが押されワンド内に戻されたため落水したところは水深は1mくらいだったから良かった。そのボートから落ちた奴はそのまま歩いて、ボートは波に押され無事(?)に岸まで戻ってきた。見事に落水して全身ズブ濡れになりながら「この風はヤバい・・・」と寒さに震えながら連呼していた。ヤバいのはお前等だろ(爆)
晩秋の荒れた琵琶湖に立ち向かっていく勇気は認めるが、どうでもいいけどトレーナー1枚にジーパンってのは琵琶湖をナメすぎてないか?周りの皆は落水したマヌケ野郎を見てケラケラと笑っていたが、考え方によってはエンジンがかからず、ワンド内で落水して良かった。エンジンがかかりそんな薄着で沖まで行って落水したんじゃマジでシャレにならんしね・・・笑われてるくらいならまだマシです。

こんなマヌケ野郎の笑い話は置いておこう。昔、湖北・東岸でカップルらしき2人がカートップのボートを降ろして準備しているのを見た。当時陸っぱりアングラーだった俺は「こんな風が強いのにボート出すのか?」と、大浦に向かう車の中から2人を横目に湖岸道路を北上した。そして湖北の各エリアで釣りをして再び湖岸道路を南下すると、2人がボートを降ろしていたポイントから多数のレスキュー隊が出ていた・・・2人がボートを乗せていた車は駐車したままだった。無事だったのか非常に気になったが、その後、新聞の記事で男性が遺体で発見され、女性は行方不明だという事を知ったのだ・・・。

俺自身も風裏エリアで釣りに夢中になっており、本湖に出るとメチャメチャ激荒れになっていた事があった。これは確か3月だった。とにかくメチャクチャな荒れ方でボートを降ろした場所に向かってボートを進めようとすると波はモロ横波になる。極めて最悪な状況だったので、もう車まで戻る事は無理と瞬時に判断して波のあたらない風裏エリアに緊急避難。激荒れの琵琶湖は治まる気配が全くない。もう車までボートで戻るのは危険だと判断した。その時はカートップだったので後輩がボートで留守番をして、俺がタクシーで車を取りに行って難を逃れた事がある。

あと、3月の琵琶湖でアルミボートが転覆したという恐ろしい体験談を聞かせてもらった事がある。水深4~5mほどのエリアだったらしい。横転した瞬間、水の冷たさと恐怖、湖上とは比べ物にならないくらい自由が利かないから本気で死ぬかと思ったらしい。幸いにも転覆した瞬間に近くにいたバスボートに助けてもらったそうだ。その人はボート上に救助された後も恐怖と寒さから体の震えが止まらなかったらしい・・・。
この転覆でロッドやリ-ルを含め持参したタックル全てを失ったらしい。転覆した時は無我夢中でタックルの事など考えている余裕はなかったが、我に返った時、タックル一式が一瞬で消えてしまったのはかなり辛かった・・・と言っていた。

転覆による死亡事故は冬~春が圧倒的に多い。記述した季節風の影響もあるが、ライフジャケットを着用していても水温が極めて低いこの時期に長時間湖の中にいると低体温症になってしまうのだ。救助された時は意識があっても搬送された病院で最悪の事態に・・・なんて事もあるようだ。また冬~春は寒いのでウインタースーツやインナーなどをしっかり着込んで湖に出る方が圧倒的に多いと思う。しっかり服を着込んだ状態で落水すると衣類がおもいっきり水を吸い込み、大人1人ではボートの上に引き上げれないくらいの重さになるようだ。そんな状態では泳ぐ事はまず出来ないだろうし、仮にボートまでたどり付けたとしても恐怖と寒さから力が入らず自力でボートの上にあがる事は出来ないかもしれない。
今年の始めにも湖北で男性2名が転覆して亡くなった事故があったし、最近では11月にバスボートが引き波に突っ込みボートから投げ出され1名が行方不明とか・・・時速100km/hrを超えるような高速のバスボートから投げ出され湖に叩きつけられたら・・・おそらく気絶しますよ。

このように琵琶湖は荒れる事が多いので、俺は琵琶湖に遠征する時は必ずノート型PCを持っていき、天気予報はホテルで常に確認している。俺が見ているインターネット天気予報は主に2つ。
1つはマピオン天気予報だ。名前はマヌケだが、風力などの表示もされているし、経験上なかなか信頼できる天気予報だと俺は思う。もう1つは気象庁の天気予報だ。こっちは皆さんご存知の天気予報電話【177】のインターネット版。風力などの表示はないが、「○○の風やや強く・・・」など表示されている。この「やや強く」がつく場合、小型のアルミボートではエンジン移動中などはズブ濡れになる事は覚悟しておいた方がいい。雨が降らないからといってレインスーツを着ていないと冬から春は濡れて寒くて・・・釣りどころではなくなる。ちなみに「強く」と表示されている時は絶対にボートは出したらダメ。行くだけ無駄です。

この気象庁の天気予報は電話でも聞けるので湖上で風が強くなってきた?と思ったら携帯電話で聞くようにしている。番号は【177】である。携帯からだと177の前に市外局番をつけると、各地の天予報が聞ける。琵琶湖の場合なら【0775-177】になる。ここも先に記述したインターネット版と同じように【やや強く】がついた場合、アルミボートは注意が必要。【強く】なら即引き返したほうがいい。これは俺の経験上南湖の話なので、琵琶湖大橋を越えて湖北に行く場合などは【やや強く】でも小型ボートではかなり厳しいと思う。北湖と南湖では荒れ方が全然違うしね・・・あと琵琶湖は午前中はよくても午後から荒れだす事が多いので、天気予報はマジでチェックが必要。
ちなみにYahoo天気予報も風力表示されているが、俺の経験上、全くアテにならない。以前終日風力0~1m/sの表示だったので安心していたら、午後から激烈に荒れ出した。泣きそうな思いでスロープに戻った覚えがある。そしてその日のうちにyahoo天気予報をもう1度見ると風力表示が変わらず0~1m/sのまま。何が1mじゃ!って感じ。その時に先で紹介したマピオン天気予報を見つけたので確認すると風力7m/sの表示だった・・・

琵琶湖に限らずボートでバスフィッシングを楽しむ人にとって転覆事故は決して他人事じゃない。俺は3月のアルミボート転覆事故の当日琵琶湖にいた。その日ボートを出さないと即決めたわけじゃない。出すかどうかかなり迷ったのだ。この時、琵琶湖特有の季節風の事を知らず軽率に考えていたり、一歩判断を誤ったりすれば、俺が同じような事故に襲われる場合だって全然ありえたのだ。
俺が偉そうにイチイチこんな事を書かなくても「そんな事は解っとるわ!」って声も聞こえてきそうだ。でも琵琶湖で釣りをしていると、午後から風が強くなるという予報が出ているのに、ゴムボートやフローターでメッチャ沖に出ている人、2馬力のレンタルボートでメチャメチャ長い距離を移動しまくっている人・小さいレンタルボートで沖に浮いてボート上で寝てる人などなど・・・色んな人を見かける事が多い。荒れたらどうすんの・・・?琵琶湖の怖さを解っている人は多いと思うけど、行動を見てる限り解ってない人や軽率に考えている人って絶対に多い。よくライフジャケットを着用する事!などといわれるが、これは車を運転する時はシートベルトをするとか、お酒を呑んだら車は運転しないなどと全く同じである。ライフジャケットの着用はもはや常識の1つ。気をつける事ではなく当たり前の事だと思わなければいけない。あとライフジャケットは万が一落水した時に身を守るためのアイテム。つまりライフジャケットにお世話にならないで済むように気を配り、自分で自分を守らないとダメなわけです。

俺も安全面を考えたら少しでも大きなボートで釣りがしたい。でも大きなボートを所有するには様々な問題があり現実的には難しい・・・俺みたいに大きなボートを所有できずにアルミボートで釣りしている人は多いだろう。大きなボートの方が確かに安全だけど、大きなボートで過信しすぎるくらいなら小さいボートでビビリながら釣りしてた方が安全・・・なんて考え方も出来る。これからの時期に琵琶湖で釣りする場合は天気予報のチェックは絶対にしておいた方がいい。午前中楽勝でも午後から大荒れ・・・なんて事も全然ある。午後から風が強くなるかも?って事だけでも知っておけば、それなりの心構えも出来る。激荒れになった時に沖に浮いていると小型のアルミボートでは岸沿いの風裏に逃げるまでに時間がかかる。運が悪いと自分の進ませたい方向にバウを向けるとモロ横波を受ける・・・なんて事になる場合もある。そうなると遠回りしないといけないからますます非難するのに時間がかかる。琵琶湖が本気で荒れると、いくらバスボートでも一瞬で心をヘシ折られるくらいの強烈な力を持っている。釣りに集中出来ないどころか、キャストしやすいバイブレーションプラグでさえまともに投げられなくなる場合もある。時には諦める勇気も必要・・・これからの時期は【177】への電話1本で大惨事を回避できる場合も全然あるのだ。これはライフジャケットを着用するのと同じくらい大事かもしれない。俺が次琵琶湖行く時は荒れないだろうか・・・日頃の行いが悪いだけに心配である。

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2 コメント

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Unknown (NR)
2008-12-14 01:36:51
今晩は、NRです。

僕も、しょうやさんと同じように琵琶湖に行って竿を振らずに帰ったことがあります。 そのときは、ボート屋さんが「無理!出せません!」とキッパリ言ってくれて、どう危ないのか理解していなかった自分としては行けるでしょ~なんて思っていましたが、なめてました。 
記事にもありますが、低水温期に落水したことがないので実際落水したらパニくってライジャケを使えなかったりするのかな?と不安になり最近は動きにくい?ですが、膨張式ではなく浮力体式(奥村さんが使っていたやつ)に変更しました。(東レペフのスーツってどうなんでしょう?)

伊良湖岬って御存じでしょうか?
メチャクチャ流れの速い伊良湖水道という所を年配の漁師さんが和船+船外機で三河湾から太平洋に出て行くのを見たことがありますが(落ちたらシャレにならないです)波の切り方というのがあるようです。

特に波の切り方に高等テクの必要がない、南湖ベタ凪と浜名湖でしか船を出したことがないですが、遊びの範囲としては、そのくらいがいいのかなぁと今回の記事で思いました。 
  
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コメントありがとうございます。 (しょうや)
2008-12-14 13:36:15
こんにちは。NRさん。しょうやです。
荒れた湖面の走行に対してそこまで高等な技術って必要ないと思いますよ。仮に高度なドライビングテクニックを持っていたとしても、その技術をフル活用しなければいけないような状況になるまで帰還しないのも考え物です。荒れた時の走行ですが、やはり基本は波に対して斜めに入っていく事でしょうね。当然ですがウネリをかわす時はスピードを落としたほうがいいです。ピッチの小さな波なら、波に対して垂直に入っていってもいいですが、大きなウネリや大きな波には斜めに入っていくのが一番安全です。大きな波に対して垂直にボートを入れると、ウネリに入る直前にバウは波で必ず上を向きます。そのウネリを超えた時、今度はバウが下を向きます。このバウが下がった時にタイミング悪く次の大きなウネリがすぐにくると波にバウがささるような状態になり大量の水がボート内に入ってくる時があります。

絶対にやってはいけない事は、波に対して平行に走る。つまり横波を受ける事です。これは荒れている時は自殺行為になります。たとえベタ凪でも大型観光船の大きな引き波を横から受けると危険です。南湖は南北に伸びる形状をした湖なので、強い北風・南風が吹いた時に沖に浮いていると岸沿いに戻るときに横波を受ける可能性が高いので注意が必要ですね。横波を受けるくらいなら後方からの追い波の方がまだマシです。後方からの波はトランサムに思いっきり波を受ける場合があるので、そういう場合は若干斜め後方から波が来るように進むといいと思います。この時に注意する事は後方から大きなウネリが来ると、船が波のウネリの上に乗るような状態(サーフィンみたいな感じ)になります。波のトップに乗った状態でエンジンのスロットルを急に開いたり、エンジンのハンドル操作などをすると波の力とエンジンの出力でボートが横滑りのような状態を起こします。最悪はドリフトのように思いっきり横滑りして大きなウネリとウネリの谷間でボートが横向きになってしまったらメチャメチャ危険です。

実は僕もあと少しでスロープに着くという直前で油断してこの現象に陥った事があります。もうすぐそこが漁港の入り口だったので、これが最後のウネリだと、ウネリを越したと思った瞬間にスロットルを開いたら、船が一瞬で左方向に大きく横滑りしをしました。運転していた僕は体ごと右側に滑り、右手は肘まで水に浸かりました。あと一歩のところで船から落ちそうでしたね(汗)同船していた後輩は僕の前に乗っていて後輩は僕と逆の方向に体ごと滑りました。一瞬視界から後輩が消えたのでマジでビビリましたね(汗)幸いにも横滑りした後に大きなウネリが来なかったので助かりました・・・でも、これさえ注意すれば横波より全然安全ですよ。

スロープやボートを降ろしたところへ戻る時、自分のボートを向けた時に横波を受けるようなポジションにいるとしたら、目標物と波向きを見ながら、波に対して後方もしくは斜め後方から波を受けながら目的地に走る事が出来る位置まで波に対して斜め前方に進み、そこまで行けたら今度はボートの向きを変えて後方から波を受けるように目的地に行きます。つまり、横波を受けながら目的地まで一直線に走る事は絶対にせず、大きな「くの字」を描くように斜め前方からと斜め後方から波を受けるように走るようにしています。すると横波を受けずに自分の行きたいポイントへいけます。遠回りになりますが、横波を受けるより全然マシです。この帰還方法で注意する点は「くの字」の折り返しをする時にボートは一瞬だけ波に対して横波を受けるポジションになります。つまり、波に対して斜めに走っていて、波を後方から受けるようにボートの方向を変える時です。この折り返し時には絶対に大きなウネリがないタイミングを見て方向変換しないといけませんね。

波に対して斜めにボートを進めてもまともに走行出来ないような場合は無理に帰還しようとせず、そこから一番近い安全な場所へ避難することです。ワンド、風裏、漁港、マリーナ、水路など逃げる場所は沢山あると思います。漁港やマリーナもそんな状況ならひと声かければ港内で待機する事くらい許してくれると思いますよ。漁港やマリーナに侵入し、万が一、文句を言われても危険な目に合う事に比べたら素直に事情を説明して謝って我慢ですね・・・。そんな状況なのに漁港やマリーナから追い出そうとするなら「ならお前出ていってみろよ!」って言ってやりましょう!そんな僅かな人情さえ持ち合わせていないような奴はボッコボコにしてやってもいいんじゃないでしょうか!

あと荒れた時に岸沿いに航路をとるのは必ずしも正解とはいえない場合もあります。琵琶湖・南湖の場合、この時期からは北西の風が強く吹いて荒れる事が多いです。その場合、南湖の南東エリアは岸沿いに航路を取るとメチャメチャ波が強い場合があり、少し沖を走っていたほうが走りやすいなんてケースもあります。岸沿いに航路を取るなら風裏側に回ったほうがいいでしょうね。本文にも記述しましたが、琵琶湖は午後から荒れる事が多いです。午前中よくてもボート上で177やiモードで日々天気を調べる習慣を身につけたほうがいいですね。
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