消防団出動！火災は怖いです・・・

昨日17時45分くらいだっただろうか・・・仕事もこれから忙しさがピークになるって頃の事。当然自宅にある有線スピーカーから火災発生を知らせるサイレンが響き渡った・・・サイレンの後に「火災発生！火災発生！火災現場は・・・」とアナウンスされる。この後に何を言うかによって俺の出動が決まるわけだが「○○町○○。○○体育館周辺！地域消防団は直ちに出動せよ！」

はぁ！そこのすぐ近くには知り合いの家があるのだ・・・ここから車で5分の場所・・・当然俺の所属する消防団の管轄地域なるから仕事を中断して消防の出動服に着替えて緊急出動となった。消防団の詰め所は自宅から歩いて2分のところにある。当然だけど、詰め所に一番最初に着いたのは俺だった。何をしていいもんなのかよく解らんのでとにかく詰め所のガレージを開けて消防車のエンジンをかけた。その後ウォータージェットと呼ばれるものに出来るだけ水を入れながら待機していると即座に3人の消防団員が詰め所に来た。4人揃ったという事で消防車に水を入れたウォータージェットを出来るだけ積み込みサイレンを鳴らして出動！現場に着くと近隣住民が消火栓からホースを延長して消火作業に入っている。火災を老人が見つけた時に偶然にも2人の消防団員（1人は現役でもう1人は消防団OB）がいたので即消火作業に移れたようだ。とりあえず持ってきたウォータージェットを背負って走って現場へ！幸いにも人家火災ではなく原野火災だったので大事には至らなかったが、そのすぐ横には人家があったので火がそこまでまわる前に消し止めることが出来たのは良かった。

今回は普段なら誰も入るような事がない原野での火災。燃えた面積は40m×40mほどだろうか・・・外部から火の入った形跡はないので、出火位置は原野のド真ん中という事になる。焼け方も原野の中央に穴をあけたような燃え方をしている。原因は不明のままだが、おそらく山菜採りで原野の中に入った観光客のタバコの不始末が原因だと思う。出火原因調査という事で周囲を調べたが、その原野の置くにはワラビを獲ったであろう形跡があったからね。この地域には5～6月になると多方面から山菜採りに訪れる観光客の方が多い。外部から観光客が訪れてくれるのは地域の活性化にもつながるので喜ばしい事だが、ほんの僅かな不注意やマナー違反で取り返しのつかない大きな事故が起こる。俺もタバコを吸うが、火の後始末は本当に気をつけている。タバコを吸う人にとって外を歩くなら「携帯灰皿」を持つのは今や常識ではないだろうか・・・俺は外出する時に持ち歩くカバンにはいつも携帯灰皿を入れてます。皆さんもタバコの火の後始末は十分に気をつけてください。