璋子の日記

Beside you

夢の覚書

2007年05月30日 23時09分34秒 | 日々の日記

ここ三日程、あれこれ考え事をしているせいか、
責任を負うべき事が出来たせいか、
数日で溜まりに溜まったメール、
なぜこんなにと思うくらいの数なれど、
それらをほとんど放置して
読むべきメールだけを開いている。
このせわしさ・・・・



久しぶりにワードを使って文書を作成中なれど、
左手と右手の中指だけのタイピング。

指を酷使しているという自覚はないけれど、
右手の薬指がギリギリ痛み出し、
痛み出した右手の薬指に湿布して、
更に作業を続けると、今度は、
ずっといい状態にきていた目が、
いきなり痛み出してきて、
作業を中止せざるを得なくなり、

横になった後、
そのまま寝入ってしまうわたくし。

気がつけば、夕方で、
インターフォンの鳴る音で目覚める。
娘の帰宅で起こされるといったパターンは、
今日で三日目。



夕食をすませ、ソファに座って娘と話しているとき、
体を起こしていると疲れるので横になる。
すると、もういけない。
そのまま、また寝入ってしまう・・・・

そうして、娘に声をかけられ目覚め、
時計を見れば、早くも零時近く。
そのまま就寝すると深夜に目が覚め、
早朝がくつろぐのひとときとなる。

不規則きわまりない生活となって数日。
頭は冴えているけれど、
体が重くてかなわない・・・


このだるさを抱えて頑張れるかしら。
そんな不安を抱えながら眠ったせいか、
おかしな夢を見た。

あまりにもリアルで、
とても夢とは思えないそのリアルさに一人閉口する。
目覚めたときに、
ここに自分がこうしていることが信じられなくて、
あたかも別の時空にワープしてきたような感覚。

あちらの人生がリアルな人生のような倒錯した感覚。
こちらの人生でのわたくしとは
別の人生を送っているあちらのわたくし。
どちらも同じわたくしなので、
どちらも否定できず、
どちらもリアルなので、
軽いめまいを覚え、
息がつまりそうになった。

といって、
別に性的な夢を見たわけではありません。
日常の生活の風景。

前にも同じような夢を見た。
あのときは、夢うつつの中で相手の声をはっきり聞き、
相手が示した住所を記した封書の文字を
はっきり視覚で捉えた。
目覚めたときには、心臓がばくばくしたものだったけれど、
あれはいつだったろう・・・・

ちょっと前だったように思っていたら、
驚いたことに、去年の昨日だった。

たまたま、去年のこの時期のことを振り返ってみるべく、
今夜ブログ日記を振り返ってみたら、
去年のこの同じ時期にその夢を見ていたことを思い出す。

ああ、あれからもう、1年経ったのね。

その瞬間、
封書に書かれてあった住所が蘇ってきた。
書きとめようとしたら、
また「S市」以下の文字がぼやけていて読めない。
その世界でいっしょに暮らしていた相手の顔が、
思い出そうとした瞬間、
見事に顔だけが消えて思い出せない。

目覚めた瞬間の倒錯した感覚の中で、
皆消えてしまった。

首から上だけが消えて、
着ていたチェックの長袖のシャツとジーンズ、
じゃなくてスラックスという姿と、
シャツの感触と匂いを覚えている。
なつかしい匂い・・・

どうもあちらの世界では
その相手といっしょに暮らしているらしい、
実にリアルにいっしょに暮らしているわたくし。

陽だまりの中の二人の暮らしぶりは、
とても幸せそうで、
わたくしたちが住んでいる住まいである建物と
その建物の門と
その門前の道路と
隣の家屋の様子を今回は記憶に留めた。
どこかなつかしさを覚える家屋で、
私道のような道路と木々の様子・・・・、
そこで暮らしているわたくしたち。

驚愕する。

あの若さはなんだろうと思うくらい、
相手は若く、
どうしてそんな相手といっしょに暮らしているのかと、
幸せそうに笑っている自分の姿を
背後から回って見ようとしたときに、
強力な声で起こされ目覚めた。

目覚めつつある数秒か十数秒の時間の中、
もし娘の呼びかけに受け答えしなかったならば、
もしかしたら、記憶はもっと鮮明だったかもしれない。

でも、
これは、いわば、夢。
誰かに話したとしても、
「聞いていてつまらない他人の昨夜の夢」に過ぎない。

でも、
一昨年に見た夢と同じではないけれど、
いっしょに暮らしていた相手は、
明らかに去年の「声」の主だと分かりました。

その世界の断片を、
夢で垣間見たというのではなく、
その世界はちゃんと別次元で存在していたという感触。

どこかわからないけれども、
あえて言えば「あちらに」在るというしかないけれど、
空気が同じで、
そこにもう一人のわたくしはいて
誰かといっしょに暮らしていた。
おかしな言い方だけど、
そのわたくしは呼吸していた。
でも、わたくしは別の呼吸も同時にしていた。
ひも理論のことが脳裏をかすめる。

夢の覚書というのは、自分のためなれど、
第三者には、まったく訳が分からない。
他人の夢の話ほどつまらないものはない。
でも、この夢は書かずにはいられない。
その覚書を書かずにはいられなくなるような夢を、
また見たことになる。
それも去年と同じ時節に。

そこに、何らかの意味を求めようとするなら、
唐突ながら時間が迫っているといった思いで
日々の時間を過ごしているせいかもしれない。
何かが迫っているという思いが重なったために、
こんな夢を見たのかもしれない。

そうとしか、
まだ言えないわたくし。

 



 


最新の画像もっと見る