(担任の思い)
今朝、SHRで生徒に「井の中の蛙大河を知らず」にならないよう、世界中の人と交流を結んで、新しい出会いにチャレンジしてほしいというような内容を伝えました。
クラスの狭い中だけでなく、新しい友達、新しい人の出会いから多くのことを学んでほしいと。
震災から2年。福島で生きていくことは大変です。まず、知ること、見ること、受け止めることからしてほしいと願っています。
目を閉じ、耳をふさぎ、心を閉ざしては前に進めません。いろいろな危険に立ち向かえとはいいません。せめて知ることから始めようと。
16歳の生徒には難しいでしょうか。真摯に聞いてくれる生徒は少ないようで残念です。でも、あえて言わなければ誰も言わないだろうし・・・。
昨日は一日震災関連の番組ばかりで、福島の現状を的確に報道していた番組はほとんどありませんでした。
そんな中、あまり好きでない番組で「TVタックル」がありますが、大竹まことさんが、感情を抑え、大臣に被災者の心を代弁していたシーンが心にジンと来ました。
そもそも、アメリカが日本に対して、原発を作るよう要求し、原爆に非常に反応する国民の意識改革のために、読売新聞と日本テレビを率いた戦後復興期の「メディア王」である正力松太郎氏に広報活動を命じて、日本のあちこちで「夢のエネルギー」のプロパガンダをはじめ、日本は多くの自治体に原発を誘致するようになった事実は意外に知られていません。多くのTV局が偏った報道をするのは歴史の中で原発推進をしてきたことがあるために、原発反対とは言えないからです。「復興」「がんばろう」とはいっても、原発廃止とはなかなか立場上言えないのでしょうね。これも、歴史を知るところからわかることです。
原子爆弾を唯一、世界の中で落とされて日本が、地震大国日本の大地に多くの原発を建設したか、歴史の中で映画のような高度に政治的なドラマがあったのは事実です。それがいけなかったのかどうかを判断するのは難しいでしょうが、事実を知ることは大事です。現代社会や世界史、地歴など一見、暗記だけの教科も、現代に生きる日本人にとって、いや、福島県民にとって、とても大切な教科かもしれません。難しい数学も、学者のいう難しい専門語アレルギーをなくすにも大事な教科かもしれません。自分の考えを正しく正確に伝えるためにも、国語や英語が必要かもしれません。いざというとき行動できるように、自分自身も守れるように体育や保健も大切かもしれません。学校で学ぶことすべてが、この福島で強く生き抜くために必要なことばかりです。
春休み中…いろいろなことを知って、学んでください。
1、命に関わる場合・・・110番 警察に連絡相談
2、それ以外・・・親>兄妹>友人>知人の順で相談
精神的にまいっているとき・・・美味しい物をまずは食べる。あたたかくする。
それでも駄目なら・・・それもまた人生、ケセラセラ
と、思うようにする。道は1つとは限らない、人生のように分かれ道は一杯ある。どれを歩むかは自分できめる。
※ブログのコメントで助けを求められても公開情報なので、個人情報を伴う相談はブログメッセージだと公開されず担任に届きます。緊急の場合は電話を。
それ以外は学校で相談を受けます。
23時まで福島市で会議をしてました。それで返事遅れました。
「あ」さんの問いかけについて、同じようなアドバイスをしました。少し長く。何か的外れだったのか、担任に相談しに来たひとはいませんでした。?
自分で解決できたのでしょうか?
もしかして、間違って解釈したのでしょうか?
コメントの入っているこの場所は、将来について、原発事故から強く生き抜くために、のような内容でしたので、もしや、原発、放射能から助けて?だったのでしょうか?だとすれば、大きな命題になります。
一緒にかんがえていきましょう。