遠方より友来る！

去年の１２月の終業式の日、突然訪れた知人（小玉さんと高遠さん）

終業式が終わり、ビジネスコースは課題研究の要項集の製本作業を、デザインコースは卒展の作品製作の真っ最中でしたね。あのとき来校した女性が先日６月４日の放課後、手術入院していた私や、私の介護で疲れ切っていた奥さんと再開したいと忙しい時間の合間に会いに来てくれました。今回も仕事中の時間でしたので、前回合わせることのできなかった部活の生徒に少しお話をしてもらいました。

実は、NPO法人アースウォーカーズ代表の小玉直也さんはこの夏に福島の高校生をドイツに研修に引率するプロジェクト「ドイツ高校生交流プロジェクト」のリーダーで、部活の1i2の女子を内定していただき、部員の面接も兼ねてたずれてこられ、２０１３年に実施されたドイツ研修の話や、戦場カメラマンをしていた当時のお話、壮絶な闘病生活（４度死にかけたそうです）を熱く語ってくれました。

その後、是非にと中東のイラクの子どもたちを守る人道支援を精力的にされている高遠菜穂子さんが、今の世界と日本のメディアの情報の流し方の違いや、なぜ親日国だったイラクが日本に対して敵視し始めたのか、いろいろな話をしてくれました。日本からでて世界の中で日本がどうなっているのかを知ることが大切で、その勇気を自分の生き様で語ってくれたことがとても印象的で、部員が次々と質問している姿勢が、いつも寡黙だった部員の別な一面を発見できた（発掘してくれた）特別な日になりました。

気がつけば１０～１５分を予定していた再開が３時間になり、白熱した話がその熱が冷めず、翌日から部員が熱心に研究活動をしていたことが、本当にパワーもらったなとあのときのオーラを実感しました。