『空から降る一億の星』胸が苦しくなるほどせつない

こんなにいとおしくなるドラマを

私は知らない

今まで見てきた中で

　　　　　一番の物語でした。

脚本、演出、俳優さん一人ひとりの

力量も全てが調和して

この物悲しい物語が

完成したのだと思います。

このドラマ、ブログに書くか

どうするか迷ったんです。

私の拙い文章では

この心に沁み入った気持ちを

表現しきれそうにないと思いまして

書くまでかなりの時間を要しました。

それと

私何度も同じ作品を見るの

好きではなくて

イイなと思った作品でも

一度目に見たときの思いが

色褪せる気がするので

二度、三度は見ないんです。

でもこの作品は

見終わったあと

恋しくて〜恋しくて〜

また一から見直してしまいました。

見直しても全く色褪せることなく

どのシーンも

愛おしむように

見させていただきました。

本当にそれくらい

心に沁み入りました。

主役の二人

ソ・イングク演じるキム・ムヨンと

チョン・ソミン演じるユ・ジンガン

この二人が出会うシーンからすでに

素晴らしい。

そこから沢山の糸が絡み合って

二人の物語が綴られていきます。

その糸はとても複雑に絡み合って

見ているこちらの心も一緒に

編み込まれていくよう。

物語に引き込まれていきます。

ある女子大生殺人事件を

発端にムヨンの闇の部分が

浮き上がってきます。

（容疑者として浮かび上がる）

そんな暗い部分を見ながらも

どんどんムヨンに

惹かれていってしまう

ジンガン。

なぜかジンガンにはムヨンの心の中の

温かさが理解できてしまう。

だから周りがどう言おうと

ムヨンを信じて疑わない。

今まで誰一人として

心を開かなかったムヨンが

そんなジンガンには始めて真っ直ぐに

心を開いていく。

そのお互いがお互いを必要とする様は

人間関係が希薄な今の世において

見てるだけでもオアシスにいるような

充足感を与えてくれます。

あ〜やっぱり人って人によってしか

変われないんだよなぁ

この二人には次から次へと悲劇が襲ってくる。

だからそんな満ち足りた時は

一瞬でしかない。

でもその一瞬が物凄く大切な時間だって

いうことを教えてくれます。

そしてもう一人の主役。

思い過去を背負って

一人でジンガンを育てた兄、

パク・ソンウン演じるユ・ジングク

この方の演技が全体を

上手く締めて下さっています。

流石ですね〜〜☺️

話の内容はかなり暗くサスペンス要素も含まれた内容です。

けれども、なんなんでしょうね～

見終わったあとは

そんな暗い部分は飛んでしまって

残るのは二人が、

幸せに過ごした時間の思い出

しか残らない。

OSTも良かったです

主役二人が歌う歌『Star』と

『LOST』という曲

ずっと耳に響いています。

最後のムヨンの手紙のシーン

特にP.Sからの映像と『Star』の曲が

私の永久保存版です。

一瞬の中に永遠がある。

哀しみの中にも

明るい光は射し込んでいる。

そう感じさせてくれた作品でした。

感情のままに書いてしまい、

纏まりがないですが

最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。

こちらはレンタルDVDで視聴しました。