クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

踊るサカナに喰うアホウ

2013年03月29日 | 日記
同志Iwajoviの投稿にありましたが、先日、Iwajovi、朴、アセヲの3人でGGクラブボクシング東京支部会を銀座の寿司屋で行いました。

その模様を少し詳しくお話したいと思います。



アセヲ氏が撮影しているのは、お通しで供された、活きているピチピチのシラウオです。

小鉢の水槽、希釈した米酢の中を元気よく泳ぎまくります。

小鉢を指で弾くとビックリして泳ぎまくりますし、箸でその小さな透けた身体を摘むと身を捩って抵抗をします。

画像では分かりませんが、撮影した動画を見ていると、身体の割に大きな黒いオメメがぱちくちぱちくりと瞬きをします。



これを残酷にも『踊り食い』しなければならないのです。

『踊り食い』は、魚介類を活きたまま食すこと。

イカ、タコ、アワビ、トコブシ、エビ、ホタルイカ、シロウオ(またはイサザ)が踊り喰いの代表的な魚介類ですね。

それらを活きたまま食べますので、自らを棚に上げて、しばしば他国の食文化に余計な口出しをする二級市民が、

「魚の踊り食いとか残虐なのに何故規制されないんですか?」とか責めてきますので、その時は

「魚は殆ど全て海中で踊り食いをされています。人間だけを規制する必要はないでしょう。」と取り合わないことをお勧めします。

さてさて、私、朴と付き合いの長い板前さん(高校時代ウェルター級でインターハイに出場経験のある)は



怪訝そうな顔をしている3人に

「食感と喉越しを楽しんでください!」と

嬉しそうにジャブを打ちながら我々の反応を見ています。

なんでも、魚からは痛覚を司る神経が発見されていないそうなのですが、

やはり痛いだろうなと、我々は左手に小鉢を持ったまま戦意喪失の状態です。

だってね、噛むにしても、飲み込むにしても活きているものを殺してしまうわけですからね。

前歯で噛み切って、奥歯ですり潰す所謂「即死」をもたらすのか、

活きたままじわじわと胃液で溶かされる「緩慢死」の程度こそあれ、

これ確実に死ぬわけですから。

例えると1Rのグローブタッチもしない相手から、不覚にも痛烈なワンツーをモロに決まってダウンするか、

執拗なボディ攻撃に足が止まり、コーナーに追い詰められ、ずっと打たれっぱなしで、ジワジワとスタミナや気力を失くして、最後ダウンするかの違いだけですから。

3人は心の中で合掌し、無力なシラウオをリング上の自分に重ねながら、ほんのりと甘く、美味な春の海の幸をしっかりと楽しんだのであります。




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