アクアリウム
この小さい部屋に
大きすぎる
硝子の箱があるよ
君がいない今でも
蒼白く囁いてる
寂しがりやの君の
最初のわがままは
忙しい僕の替わりに
話聞いてくれる相手
星のように煌めき
宝石のように輝く
魚を二匹放した
僕らのアクアリウム
命のように眩しく
夢のように儚く
無邪気に喜ぶ君と眺めた
ふたりのアクアリウム
この小さい部屋に
真っ直ぐに
帰るようになったよ
君がいない今でも
元気に泳いでる
寂しがりやの君が
つけた笑える名前
硝子を指で弾いて
話しかけてる僕がいる
星のように煌めき
宝石のように輝く
僕の知らない君のこと
教えてほしい
命のように愛しく
夢のように切なく
ただあの日だけ愛しい
ひとりのアクアリウム
この小さい部屋に
大きすぎる
硝子の箱があるよ
君がいない今でも
蒼白く囁いてる
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