クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

iwajovi妄想小説『メビウスの輪』

2013年12月28日 | Iwajovi短編妄想小説
故郷へ


列車が駅に着いた。
何もない街だ。昔と何も変わっていない。
列車は早くも不快な音階を奏でて発車した。


相変わらず、騒がしい若者もいない。いるのは、時代遅れのチンピラくずれの若者だ。
こんな若者をかつては怖れたものだが、今なら彼を地べたに這わすのに、それほどの時間を要さないだろう。


イワジョビは、その幼少期より転居を繰り返したが、この街が1番長い。

イワジョビは、レザーのジャケットのポケットを探り、メビウスを取り出した。


「変わってねえな、この街も。変わっちまったのは俺だけか。」


そう呟きながら、そして嘲笑を浮かべながら、メビウスに火をつけ、挨拶がわりの煙をはいた。


おわり(いつかにもつづかない)


あれ?
私はなぜタバコを吸っているのでしょう?というか、なぜタバコを持っているのでしょう?
さらにライターまで。
完全にやめたはずなのに。

しまった。昨日、会社の先輩にもらってしまったのだった。


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