クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

朴と母のみちのく一人旅!

2018年04月04日 | あの頃 朴は若かった
20年ほど前に帰省すると「応接間」(昔で言えば家庭訪問時に先生を招くような部屋)にカラオケセットが設置されていました。

その昔の場末のスナックのカウンター隅においてそうなもので、演歌や懐メロのカセットが数十本ついていました。

閑に任せて母が謡ったり、同じように閑なご近所さんと愚痴を言い合いながら楽しむために買ったのでしょう。

母は私に聴いてほしかったのでしょう「お兄ちゃん、ほれ一曲歌いなさいって。」と前座を務めさせようとマイクを勧めます。

当時、私の所属するバンド「江の島マンボ」はNHK BS2の「おーいニッポン 今日はとことん神奈川県」という8時間番組の中で「秋元康&後藤次利」がプロデュースした「新しい神奈川県のうた」でCD「賞味期限の恋だから」を出してもらった直後。

VTRや生で随分とテレビにも出させて頂いており、その映像は室蘭市でも流れていて、「有名人の母」として近所に自慢していたらしいのです。

「歌ってもいいけど金取るぞ!」とふざけると「ほれ、金遣るから歌え!」と1,000円くれたので仕方なく「山本譲二」の「みちのく一人旅」を歌うことにしました。

但し、1,000円貰った以上、普通に歌ってもしょうがないと思い「変化球」を投げることにしました。

「みちのく一人旅」、寂しげなイントロが流れます。深々と母に頭を下げる私、拍手する母・・・。

ここでぇ 一緒にぃ 死ねたらいいとぉ~とこぶしを回しながら静かに歌い始めます。

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~と繰り返すと「あれ、間違ったのかい?」と問う母。

それを無視しながら、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、と一番のVerseを歌い、Bridgeに入ります。

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、とさらにこぶしを回しすと、母はツボに填まったのか笑い始めます。

オケの演奏も徐々に盛り上がりながらサビに突入!

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、母大爆笑!

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、

母せき込みながら腹を抱えて笑い転げます!

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~

母、屁をプ、プ、プーとこきながら笑い転げます。

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~

屁は止まらないどころか、プ、プ、からブー、ブーへ。屁もBridgeからサビへと向かいます。

ここで一緒に死ねたらいいとぉ~、ここで一緒に死ねたらいいとぉ~

全力で歌いきる息子、屁で合いの手を入れる母の一大歌謡ショウは笑いと屁の臭いが部屋に広がって無事終了したのでした。

しばらくして母「いやぁ、お兄ちゃん、面白かったわ。今度、それ母さん人前でやってみるわ!」と1,000円でネタも譲ったのでした。


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