先日ヘッドスパなるものを初体験した。
ヘッドスパDTを卒業だ。
ネットで見つけた小綺麗な美容室。
店員も客も女性しかいない。
私ももはや中年男性。
明らかに場違いだ。
その場をすぐに逃げだしたかったが、ギター上手い人に練習を見られるよりは辛くない。
服装はそれなりに拘る私だが、全く気にしていないのが髪型。
千円カットで充分だ。最近は仲の良い人が経営している店で切っている。
千円の割に丁寧だし、気兼ねなく行けるので気に入っている。
そんなこんなで美容室に行くのは15年ぶりくらいではなかろうか。
よりによって、担当は1番若い女性になった。しかもかわいい。
こんなオジさんで申し訳ない。
まずはシャンプー。
当然、洗髪を人に委ねるのも15年ぶり。
凄く丁寧。
その後、15分くらいの頭皮マッサージ。
何と気持ちいいことか。
もうオチそうだ。
彼女にもオチそうだ。
更に固い頭皮とともに違う部位も硬くなりそうだ。
彼女とどこに行こうか。
案外、後楽園ホールでボクシング観戦なんか喜ぶかも。
蟹を一緒にホジホジするのも良し。
そんなことを考えていると、あっという間に時間が来てしまった。
眠りにつくことはできなかったけど、これほどいいものだとは思わなかった。すげえスッキリした。
だけど、もう少し時間が必要だなぁ。
彼女との距離を縮めるためにも。
いや違う。
今一番必要なのは睡眠なのだ。彼女とのロマンスではない。
次はヘッドスパ専門店にしよう。60分コースくらいで。そこでぐっすり寝たい。
関内に良い店があるらしい。
12月のエノマンライブの直前にでも行ってみよう。
でもなぁ。
日ノ出町なんだよなぁ。
エノマンの前にタンバリン持って芸術鑑賞しようか迷うよなぁ。
同じこと考えていそうな仲間が何人かいそうだな。
それにしても可愛かったな。
口コミでも書いてみようかな。
今度は髪切ってもらおうかなぁ。
うーん、どんな会話をしよう。
いや、そうじゃない。
私は寝なくてはならない。
とにかく眠るべきだ。
夢で逢えたらいいな。