Nゲージ ジオラマ製作(川&河原の製作)~渓谷の河原
試作でやり方を習得できたので、いよいよ、渓谷製作の本番です。渓谷(滝の上流)と川(滝の下流)に分けて、それぞれ製作していきます。まずは、渓谷から、始めます。
(1) 渓谷の河原の製作
①崖の塗装・・・最初に、渓谷の崖の塗装をします。試作どおりの手順で、薄い色からだんだん濃く塗っていきます。塗る前に、薄めた塗料を筆につけ、テストピース(紙粘土で作っておく)に塗って濃さを確認してから、本塗りをします(失敗防止)。角部はところどころ塗らないで、白いまま残します。
テストピース(紙粘土、発砲スチロール)
渓谷の崖の塗装
滝の崖の塗装
②岩の配置・・・渓谷に岩を配置します。試作で製作した岩をそのまま使いました。川の蛇行を考慮して、大体の川の流れを決め、空いたスペース(河原)に岩を配置します。いろいろな岩を置いてみて、感じがフィットする岩を決めます。全体が決まったら、瞬間接着剤で、固定します。
岩の配置(仮置き)
岩の固定
③水の流れの表現・・・川底に紙粘土を薄く塗って、水の流れ(水面)を作っていきます。塗りながら、紙粘土表面に大きなうねりや、凹凸をつけていきます。うねりは、小さな紙粘土の球(ボール)を押し付けてつぶし、境界を滑らかにします。凹凸は、粘土ベラの先などを細かく押し付けて作ります(他にもいろいろ方法はあると思います)。川の蛇行、流れを考えながら、うねりや凹凸をつけていきます(あまり神経質にならず、大雑把でOK)。
川の流れ(完成)
④石ころの製作・・・岩のすき間を石ころで埋めます。石ころは、クラッシャブルストーン(2.0~3.5mm)を塗装して使います。パレットに塗料を薄め、そこにストーンを入れて、筆で転がして塗ります。色は、ブルーグレー(岩と同じ色)。
(2)川の河原の製作
①川の土手の製作・・・滝の下流は土手になります。川巾は川底部は約55mm、地表部は約90mmとなるよう斜めにカットします。適当にうねりをつけてカットします。カット後、紙粘土を薄く延ばして貼り付けます。同時に表面に、でこぼこをつけていきます。
土手の整形
②川底の製作・・・渓谷と同様に、水の流れ(水面)を作っていきます。滝の下流は、蛇行した流れで、河原(砂利の岸)を作ります。詳細は、次回に紹介します。
以上