「今日のうどん、とっても良い味にできたね」
「麵のゆで加減も丁度いいし、汁のだしも良く出てるね」
という具合に、
私は話し方教室で学んだ「ほめことば日常に使う」ことを
心掛けることにしています。
今までの私は、ほとんど人をほめることはありませんでした。
調理員さんに対しても
「このニンジン切ったの誰?馬が食べるんじゃないわよ!」
と言うように、
気が付いたことをストレートに口に出して注意をしていました。
美味しい料理を作ろう!!
みんなが喜ぶ料理を作ろう!!
と思っても、これでは人間関係が悪くなるだけなく、
料理もおいしく出来るはずがありません。
そんな時、私はほめるという事を学び、
「なる程~!」と思ったのです。
早速職場で「ほめことば日常に使う」ことを意識していたら、
味にうるさい学校の先生に
「この頃給食がおいしくなった気がする」
「ス―プは温かいうちに飲むのがおいしいよね」
などとほめことばをいただいたのです。
私は内心
「やったー」と思いました。
自分がほめことばを使ったことで、
調理員の仲間一人一人が
おいしい料理はどうしたらいいかを考えて作ってくれるようになったのです。
「あの味にうるさい先生が、この頃給食がおいしくしくなったってほめてくださったよ」
と報告。
私は、もう嬉しくって
「皆のお陰だわ、ありがとう」
と心からお礼を言いました。
すると調理員仲間達も大喜びでした。
大人でさえ、良い点をほめることで研究熱心になり、
やる気を起こし、これ程変わったのです。
子供たちにほめことばを使うと、
もっともっと伸びていってくれるのではないか、と思いました。
私はこれからも良い点はどんどんほめていくつもりです。
昼間仕事を持ちながら教室に3ケ月間通う事は本当に大変なことでした。
しかし、家族の協力と先生方指導員の方に励まされて続けることができました。
本当にありがとうございました。
受講生の感想文より
今日の日が明るい心でありますよう。
そしてコロナに負けない日でありますように。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠