「そんなに言う事聞けないなら家を出て行きなさい!もう家の子じゃない!」
お母さんがカ~ッとして怒鳴った事から
小学生3年生の男の子は泣きながら本当に出て行ってしまいました。
そのうち戻ってくると思っていたところ、1時間、2時間過ぎても帰って来ない。
とうとう心配、不安、もしかして?
近所、 友達の家、 思い当たるところに連絡したものの行った形跡なし。
しかたなく警察へ110番。
パトカーからは警察犬も同行。
男の子の着ていたものの臭いをしっかりと覚えて捜査開始。
しばらくして、警察犬が倉庫の中にある板で作られた箱の様な外側をガリガリとかき始めたところ、
その子はうずくまり泣いていたという。
ついに発見!!
まさかこんな所にいたとは。
お母さんは
もしかして・・・・
誰かに連れ去られたのでは・・・・
車に? 海に? マイナスなことばかりが、
頭の中を駆け巡り心臓が破裂しそうだったとのこと。
その子を強く抱きしめて、号泣する我が子の姿を目の当たりにしたとの実話です。
パ-トによる人間関係のストレス、
さまざまストレスから、
その矛先を子どもさんにぶつける。
お子さんにもお子さんなりの言い分もあったでしょう。
神奈川県警 生活安全課に所属していた時の警察官からの
印象に残っているお話でした。
しかし、無事でよかったものの、怒りの感情そのままで話すのは危険ですね。
「怒る」と「叱る」の違いを
しっかり理解されて子育て、部下育てに活かしていただきたいです。
今日の日がコロナに負けない一日でありますように。
湘南話し方センター
所長 松永洋忠