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ボンクラーズが将棋倶楽部24でトップ

2011-11-24 23:52:51 | 将棋倶楽部24VS将棋ソフト
今現在、将棋倶楽部24のレーティングで、将棋ソフトのボンクラーズがトップです。

ボンクラーズは今年のコンピュータ将棋選手権で優勝したソフト。
来年の1月には米長会長との公開対局が予定されています。

将棋倶楽部24はソフト対局が禁止ですが、半年前のponanzaと同様、公認のうえで対局が続いています。
bonkrasというハンドルで対局者のトップに位置しているのですぐに見つかると思います。

現在、11月25日0時の段階で、ボンクラーズのレーティングは3236(8段:トップ)。
585勝50敗。実に勝率9割2分1厘。

名簿を見ると明らかですが、8段の上位者たちの勝率は5割から7割のあいだです。その中で、ボンクラーズとponanzaが9割を超えていて特異な印象を与えています。

レーティングが3000を超えるようなレベルの中で、将棋ソフトは勝率が9割というわけですから、これはもうコンピュータ将棋が人間より強いということで間違いないでしょう。
ただ、将棋倶楽部24は早指しなので、人間に不利という面もあります。ごく短い時間内で最善手を指すのは、どうしたってコンピュータが強いですから。

10局ほど観戦しましたが、ほんとに強い。
特に中盤から終盤の強さが半端じゃないです。

意外だったのは、序盤は人間側が指せそうな局が多いことです。
コンピュータ将棋の課題は、序盤の変化といえそうですね。

たとえば、序盤でボンクラーズが銀損した対局がありました。
普通だったら投げやりになりそうな対局。プロなら投了もあり?という序盤でした。
しかし、そこから逆転して勝ってしまう。

これで序盤の強さが加わったら、もう人間は勝てないですね。

ということで、来年1月の対局が楽しみです。
いくら最強ソフトであっても10回に1回は負けていますし、持ち時間の長い将棋なら終盤に近くなっても人間側が善戦できるかも知れません。