2020年11月
『なんでもありの句の会』
ひとは人
個々の人格
恋ですら (昌暘)
街路樹も
衣がえおえ
冬支度 (姫)
旅人も
露と消え失せ
朧月 (昌暘)
吐息けば
力抜けゆく
秋海棠 (柊子)
夕暮れの
遣らずの雨か
泊まり宿 (昌暘)
心奪わるる
秋暁の空 (よ)
若き柿
むしりて待とう
熟れるまで (賀子)
いま目覚め
何もない明日を
どう生きる (昌暘)
六甲の
山なみ赤く
色づいて (姫)
こんなもん
これでいいやは
つまらない (賀子)
ほうき雲よ
過去のあれこれ
消しとくれ (よ)
まだ色の
残る落ち葉に
昨夜の雨 (柊子)
ワクワク止まぬ
やっと見つけた
ホンマもん (賀子)
北風が
寒さとつめたさ
つれて来た (姫)
なかなかに
人のこころも
万華鏡 (昌暘)
立冬や
一夜にして
木々の葉落つ (よ)
出かけられない
解除後は
出かけたくない (み)
月明り
シンシンと音の
するような (姫)
尋ねられ
これは大人の
恋なのと (昌暘)
肩抱かれ
彩愛でて
秋深む (柊子)
話し下手
理由つけ
寡黙へと (み)
夕暮れの
忍ぶる恋は
雲の中 (昌暘)
冬空を
翼もがれ
飛べぬ鳥 (よ)
ひとつずつ
積み重ねて
花が咲く (ウィルバ-)
雨音に
ふと目覚しか
寂し朝 (Ranko)
愉しくも
哀しみ深し
茜雲 (昌暘)
秋夕焼け
涙するのも
齢ゆえ (柊子)
話す力
コロナで
また落ちた (み)
つゆと消え
生きる命も
儚しや (昌暘)
太陽は偉大
布団も私も
ふかふかと (Ranko)
車窓の
朝日も眩し
受賞式 (昌暘)
あれ ? あめ ?
あれ ? はれた ?
変な天気 (ウィルバ-)
明日 今日
不毛な恋の
朧月 (昌暘)
ピカピカと窓も
こころもすっきりと (Ranko)
どこまでも
開発続くか
ハイパーソニック (昌暘)
政治家と
ドラエモンタッチ
駅前で (ウィルバ-)
瞬きの
夢幻しの
我が生涯 (昌暘)
真っ赤な夕陽も
ただ彼らの祝いかな (Ranko)
フルムーンと
ISS発見の
夜明け前 (昌暘)
うれしいな
ドラエモンタオル一杯
るんるん わくわく (ウィルバ-)
手を隠し
実験密に
核ミサイル (昌暘)
人生も
男もすべて
粋がいい (昌暘)
闇夜にか
夢に呑まれて
書作ひとつ (昌暘)
夜なべして
いまを飾るか
セカンドヘブン展 (昌暘)
秋深き
君旅人か
朧月 (昌暘)
瞬きの
夢幻しの
我が生涯 (昌暘)
聞く力
真逆の意見も
聞かないと (昌暘)
腹 空くも
ものも言わぬか
頭も空き (昌暘)
困り果て
いやいやとまた
酒を飲み (昌暘)
未来設計も
どんどん進む
お月様も 火星も
また人類が汚染するのか
宇宙戦争
もっともっと
我が地球も大切に・・・
2021.11.10
今 川 昌 暘
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます