2020年2月の
『何でもありの句の会』
月しずく
宝石箱の
鍵となる (志柳)
対離する
若者たちと
高齢者 (昌暘)
天も地も
淡墨塗りし
春を待つ (柊子)
グレタ 対
トランプ達の
オ-ルナッシング (昌暘)
今一度
初恋の人と
老いらくの恋 (よ)
お付き合い
重ね重ねて
人を知り (昌暘)
待ちわびて
春が私にも
来るのかな (Ranko)
ぼちぼちと
明日の生きざま
魅せるとき (昌暘)
虚無の日に
乱れ太鼓の
除細動 (志柳)
いい人も
五分も経てば
冬が来る (昌暘)
向き合いし
丸き背 ふたつ
並木道 (賀子)
無碍の奉
ただただ行動
あるのみぞ (昌暘)
恋の文
白梅の香に
酔いてさめ (柊子)
ゆっくりと
もっともっとと
お年寄りさん (昌暘)
戯れに
恋に落ちそな
冬夕焼 (よ)
堪えてこそ
まことの試練
旅びとか (昌暘)
青空に
突き刺さり
枝銀杏 (賀子)
いまが今が大事
明日明日でなく (昌暘)
肉体も心も
生きています
しかし 今 (Ranko)
愚かなる
エリ-ト議員も
ただの馬鹿 (昌暘)
いいことも
残念なこともあるんだよと
オバケちゃん (ウィルバ-)
娘頑張れと
元気やる気 瑞喜 (昌暘)
日向ぼこ
ただ今こころ
充電中 (よ)
ためらった
マリオネットの
糸を切る (志柳)
マスクして
おしゃべりうさぎ
無言の業 (ウィルバ-)
インフルコロナに
花粉でマスク無し (み)
それぞれの
二十五年がある
一 ・一七 (よ)
影見つめ
揺らぐ水面
恋にじむ (柊子)
鳥たちと
ベッドと渡れ
黒い海 (志柳)
愉しバル
ふたり漫ろと
函館の夜 (Ranko)
むせぶだけ
居ずらいスーパの
昨日今日 (み)
いつまで?
コロナウィルス
マスク売れきれ (ウィルバ-)
お正月
羽子板の音も
今はなく (姫)
淡き月光
時も止める
優しさよ (柊子)
気持ちよさそう
フワフワ空中散歩
オバケちゃん (ウィルバ-)
ふたたび杖と
そぞろ歩きの
散歩道 (姫)
リビングに咲かせて
河津桜 希望 (Ranko)
鎮魂の朝
6424の命も
寂しくも (昌暘)
影見つめ
揺らぐ水面
恋にじみ (柊子)
恋違い
すこしずれたか
水仙花 (昌暘)
夕焼けに
誰を待つのか
長い影 (姫)
求めあう
人道無人の
ふたり旅 (昌暘)
紅梅の
香にまさる
わが想い (姫)
万葉の
美し言葉
美の文化 (昌暘)
いつまでも
あると思うな
妻と預金 (昌暘)
あちこちと飛び火の
新型のコロナウィルス
どこに 何を
封じ込めていたいのか
鉾先不明な ニュース
話題 化けかとも
2020.2.12
今 川 昌 暘
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