お笑い芸人には、二種類いる。
お笑いが好きで芸人をやっている人と、そうじゃない人。
私は、後者である。
いや別に、「笑う」という行為そのものが嫌いなわけではない。むしろ僕はよく笑う、はっきりいって笑い上戸だ。
しかし、それは、日常の、なんとないところに笑うポイントを見つけたときに、笑ってしまうのであって、決して意図されたもので笑っているわけではない。
あと、芸人のネタを見て笑うのは、「裏笑い」のときがほとんどである。
だから、そもそもそんな人間がなぜお笑いをやっているのか?
という問いの前に、
「好きじゃないからこそ、続けている」
というアンチノミーな答えしかでない。
「お笑いが好きで芸人やってたら、三年ぐらい売れなかったらつらくて挫折している」ような気もする。
そもそも何もうまくいかなくて、はけ口としてお笑いをやっていたのが芸暦一年目ぐらいのころ。
だからコンビ名を「ルサンチマン」とした。狂気と闇をモチーフに、めちゃくちゃやってた。
いろいろあって、この初期設定も忘れていたな。
「お笑い好きじゃないなら芸人やめちゃえばいいジャン」なんて声も聞こえてきそうだが、そんな単純な問題でもなくなっている。
いや、むしろここで赤裸々に「大して好きではないけど続ける」と公表する私は、逆にかなーり良心的な芸人だということだ。
「本当に黒いやつは、明るいアプローチをする。」という法則。
PS・・・とにかくブログを書くと、肩が凝る。