今日十二月第一日曜日、毎年行われております、喜蔵院にて大護摩大祭がありました
『おはよ~さん』
いつもお立ち寄りくださいます方と写真を撮り、長い行列をお見送りさせていただきました
自分に厳しい修行をされておられる方々とお話させていただく事は、私にとっても良い刺激となっております
役行者(えんのぎょうじゃ)が開かれた行場を・・・伝統を・・・守り続ける皆様のお話を聞いておりますと、吉野山の伝統を守り続けないといけない私達世代の課題と少し似ているような感じを受けました。
人間は、慣れの場で生活をしている生き物ですので、普段分かっている事でも見落として生活をしているそうです。
『赤信号は、信号機の右・左どっちかすぐ答えられるか?』
の質問に、普段よく見ているはずなのに考え込んでしまう自分がいました。。。
なにげなく、それとなく見ていることに気付いた場面でした
『仕事もそう。今の生活に慣れてたらアカン。だいたいの会社は30年で倒産するんや。なんでか分かるか?』
『・・・・・・。』
『ヒット商品が続くのはだいたい30年持つか持たないか。続く会社は、ヒット商品を打ち出して、ヒットしてる間に次の事を考えてるんや。目先の事ではなく、常にお客さんが何を求めているかを考えていたら大丈夫や。』
よくお客様から聞くことは、「道が狭いのに、車がよく通って歩くのが怖い。」
ということです。
思いきって、年中、歩行者天にするという声もあるそうですが、お客さまにその事を話すと、
「じゃあ、歩かれへん人はどうすんのや?車いすを押して吉野山の道は無理やで。」
決まって皆さんそうおっしゃいます。
・・・課題はまだまだありますが、吉野山に住む私達・・・お客様達・・・一年一年、歳をとります。
同じ世代・年配の方々が吉野山に行きやすい環境を作り出す。。。容易な事ではございませんが、《慣れ》に惑わされないように、皆さんと一緒に考えていきたいですし、教えて頂きたいと思います
とても為になるお話をしてくださいました山伏さん皆様、本当にありがとうございました