友人のtamaさんの作品のなかで 大好きな作品の一つである
「懐かしい海・懐かしい空」を、縁あって見る機会に恵まれました。
これはtamaさんが 2005年に個展「オンブラマイフ」を開かれた時の作品で
波打つ様な色彩の重なりが印象的な作品です。
<Tamami Kataniwa 作品集>で
以前からこの作品を見せてもらっていたのですが、本物はHPのものより 色も深く3次元的というか立体的で奥行きを感じ、
正面のブルーがベースとなったゾーンと左側の黄色いゾーンと右側の赤いゾーンのバランスが絶妙です。
私はこの絵を観た時 自分なりの勝手な思い込みなのですが・・・
ブルーのゾーンは青空や海のようにも見えるけど 「心の奥底にある とてもクリアーで澄んだ自分の気持ち」で
左右のゾーンは 迷いや不安や重苦しい気持ちを表した今の自分の心の中、
その重苦しく閉ざされた心を 遠い昔から心の中にあったピュアで純粋な心が押し開いている様子が描かれているように思えるのです。
また この3つのゾーンが「現在」・「過去」・ 「未来」にも思えて 絶え間なく移り変わっていくものを表現しているようにも思えてきます。
このように tamaさんの作品は 鑑賞するたびに新鮮な感覚を与えてくれます。
tamaさんのHPには この「懐かしい海・懐かしい空」以外にも魅力的な作品が沢山あります。
そして 今秋には個展を開かれるそうなので お近くの方は 是非足をお運びください。
今回 作品を見る機会を与えてくださったtamaさんに感謝感謝です。
この「懐かしい海・懐かしい空」画像は tamaさんの承諾を得て HPからお借りしました。