小さきものは楽しき哉

主にモバイル製品(&シオドア・スタージョン)についての独り言(かな?)

悩むAmazonレビュー

2009年03月20日 | 小説
そういえば今年ほとんど本を読んでないのに、なぜかブラッドベリを2冊も読みました(笑)。
ま、それはともかく……
Amazonでのレビュー、100クリック記念で新たなレビューをアップしようという計画、迷った挙げ句、やはりここはしつこくてもスタージョン!と思って「君の血を」に一度は決めました。
その結果一気読みで(150ページなので楽でした)読み終わったのですが、意外にも読後の感想が本来書こうと思っていたレビューの内容と異なってしまったため、頓挫しております。

つまり、以前読んだ時の感想と現在のものが違ってしまったのです。
読む前は典型的なスタージョンもの!という路線で書くつもりだったのですが、読後は「これはちょっと違うぞ」と。
この作品が他の方のAmazonのレビューにある通り前例のない発想に基づいた希有な作品であることは確かなのです。それに、超人的な力を持っていたり、目の覚めるようなかっこいいヒーローが出るのと正反対に、どこかが欠落した弱くもの悲しい登場人物にスポットが当たっているところももちろんスタージョンの作品らしいところです。
そして、最後に出てくる主人公ジョージの言葉がはかり知れない孤独を感じさせるのは間違いない……はずだったのですが、本当にそうだろうか?と疑問が生じました。
僕としてはこの孤独感にフォーカスを当てたレビューをするつもりであった訳ですが、もしかすると、やはりこの作品はテーマの独自性に終始するのかな?と考えてしまったのです。
そのため、せっかく読み終わったのですが、レビューを書くところまで言ってません。
うーん、困った……


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