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今日という日の名前

毎日「かわいい」「きれい」という言葉を口にしていたい。

撮影うちあわせ

2017年05月03日 | 写真
先生が近くまでいらしたので、ちょっと打ち合わせ。
ここは街の開発から逃れた老夫婦が経営する古い喫茶店。
私のオススメなの。

ブルーベリーのベーグルを頼んだのに、ハムチーズベーグルが出て来る茶目っ気(?)にも
「違います」とは言わずにニッコリ「ありがとう」とベーグルを受け取る私

海外の展覧会への出品に今年も招待された事。
3月の個展の様子と次回の予定の事。
私の友人モデルが先生の撮影案に色よい返事をくれない事。
順番がめちゃくちゃで、話しが飛んだり戻ったり、その間に口説きにかかってくるのは先生にとっては”呼吸”と同じなので、
ギャハハと笑ってお礼言って流す。


最近お目にかかることの少ないローライとパトローネ。
個人的には良い作品にデジタルもアナログも関係ないと思ってるけど、
やはりこのレトロカメラを向けられたときのときめきは
デジカメとは高揚感が違う。


「◯◯ちゃん(某モデルさん)のミニ写真集を作りたいんだけど、作品数足りるかな?」って、
未公開作品数はさすがに知る由もないけど、あれとあれとこれとそれと....全部で◯点ありますが足りますか?
ってソラで返せる私は何者だ?
ただのファンかよ?
って、本当にただのファンのひとりなんだけどね

作品撮りモデルも長くやらせて貰ってる分、作品数も少なくはないけど、
「先生のファンです!写真集全部持ってます!」って言う人でも、
私がモデルの作品を記憶してる人はあんましいないと思う。
ファンを自称するなら、地味な作品も言い当てて見せて欲しいわ
私の作品2つ以上言える人、多分0人だと思う...。

ふざけてスマホで自撮りしました。
自撮りっぽく見えないように頑張った

後ろの看板が良いでしょ?

「トロイメライ~夢想」

2017年03月20日 | 写真
魚返一真個展 「トロイメライ~夢想」
神保町画廊
を友人と一緒に観て来ました。


神保町は久しぶり。
画廊には何年か前に行った事があるけど、駅からの道をさっぱり覚えていない為、
友人とスマホを回転させながら(方向音痴は地図を回転させる...)画廊にたどり着いた。

ガラスの扉越しに中の様子を伺うと、何人かで賑わっていてなにやら写真について談義が催されていて(と思われる)、
扉を開けるハードルが上がる。
友人と「入りにくい入りにくい」「いやいや、さらっと入っちゃえば良いんじゃ無いの?」の5分程扉の前でキャッキャモジモジしていたが、
決心して入る。

人口密度高めの画廊内で、友人とめっちゃ小声でしか話す事が出来ず、
息をひそめ、心持ち猫背で、極力風景にとけ込む意識で鑑賞。
なにかそういう雰囲気だったので。

で、先生に見つかる。
今日行きますって連絡してあったので、見つかるも何もなんだけど。
私と友人が連れ立って来た事に「あなた達二人が仲良くしてるなんて不思議だね」と先生が言う。
...たぶんそれ、私も友人もそう思ってるよ。

額装された作品とファイルされた作品を見せて頂いて画廊をでる。
慣れない画廊はいつもよりよそゆきの雰囲気で落ち着かなかった。




後日追記:
個展の感想をつぶやきました所、私の過疎ったtwitterに
反応が多くてビビりました。

金色ススキ野原

2016年11月16日 | 写真
急に新しい企画を思いついたらしい魚返先生と撮影。

多摩川河川敷はもう遅いススキが開いて
午後の日差しに金色で揺れている。
とても美しい。


先生はお身体の調子があまり良くないので
(その割には精力的に撮影を続けていらっしゃるように見えるんだけど)
神経使う撮影は短時間で切り上げる。

もともと彫の深い顔立ちで、お若いときはさぞかし美青年であったことが伺える。
大きい目でギラギラ見られて、なんとも不安定な気持ちになった。

私は先生と対峙するとき
本当の事を言いまくるつらい存在であっても
嘘ばかりをならべたてる優しい女でもどちらでもいい。
そのくらいどうでもいい女になれる。
とても楽だ。
誠実であってもなくてもいい。


「あなたね、矢継ぎ早にあれこれ僕に言うんだもん」と
私との会話に少しうんざりした調子で言う。
あれこれ言うのは、私はモデル以前に先生の写真集を買ってたただの愛好者だからです。
作品はほぼ全部見てるし、もしかしたら先生自身よりも知ってるかもよ?

そういうお目目がハートの私に気を使って
お茶をごちそうして下さる。
「僕は普通誰ともお茶なんかしないんだよ」
はいはい、そうですか。素敵な嘘をありがとう。



なぜかクマも同席。

「おばあちゃんを撮りたいんだ。」と理想の西洋のご老人の画像を見せて貰ったけど、
こんな可憐なおばあちゃんは日本人でいるかしら?
少なくとも私はどんなに頑張ってもこんな美しいおばあちゃんにはならないな。

デジタル液晶の写メ
今日は初めて大島紬を着ました。


前回撮影分のお写真をいただきましたので、その一部。

野の花が可憐です。
私が写ってる写真は9月の個展で展示して頂いたそうです。
(私は体調不良で行けませんでした...)




最後のお写真

2016年11月15日 | 写真
カメラマンMAKKENさんにお会いしました。
今日はもう撮影はしません。
去年の春でMAKKENモデルを引退(?笑)しました。

綺麗な単語で綴りたい
綺麗な言葉でぼやかしたいけど
ここは自分と正直に向き合え!
引退判断理由は「加齢と肥満により氏の美しい作風に自分が合わなすぎるようになった」です。

いつもいつも本当に素敵に撮って下さり、このままずっと続けていたかったな。
そもそもモデルやりたいと思ったのは、自分と正面対決したかったから。
10年の月日はゆっくりだけど確実に私の内面も外見も変化を映しだした。
もう引き際はわきまえないとね。

MAKkENさんの事とても好きだったし、今も好きだし、尊敬してるし
お仕事での活躍を心から応援してるし、載ってる雑誌や書籍をチェックしちゃうし
その辺はこれからも変わらない。

撮影でもないのに、何を話したのか?
いつもなら、あーだこーだ書いちゃうけど
今日は秘密ね。
勿体なくて言えないよ

よく撮影は海だったけど、
今日は海見てお弁当食べました。
わーいピクニック!

まだ午後の早い時間なのに、夕刻の雰囲気。


釣り場があるので、お魚欲しさに猫がいっぱいいるよ


帰り道に雲の間から、一日遅れのスーパームーン。
スマホじゃ綺麗に撮れないね。

帰宅してから、最後の撮影のお写真を眺めています。






妄想カメラ2016

2016年09月24日 | 写真
仕事帰りに、魚返先生の個展に寄るつもりでした。
...が、定時ピッタリに残業が飛んで来まして、会社を出るのが遅れました

というわけで、今回は個展には行けませんでした。

いや、ギリ間に合うかな?と途中までは行ったのですが
閉場ギリギリすぎると、会場にも先生にもご迷惑ですから
メールでお詫びして引き返しました。

先生は「気にしないでね」といってくれましたが
個展に行けなかった事が申し訳ないのではなくて、
私が見に行きたかったのに行けなかったのが、勝手に悔しいだけなんですよ。

初日の9/20に、個展とAKB公演をハシゴするつもりが、風邪とアレルギーで行けず、
今日になってしまいましたが、残業...。

知らなかったのですが、6月に撮影した私の写真も”私が気に入るように”展示して下さっていたそうです。
なにかしらね?”私が気に入るように”って(笑)

また、来年神保町でも個展があるそうなので
その時こそは見に行こうと思います。

梅雨と金魚鉢

2016年06月22日 | 写真
撮影ついでに新しい写真集を頂きました。

2016年春にフランスから出版されて、カメラ雑誌などでも紹介されました。
「妄想 Kazuma Ogaeri」

「少女」
「自然」
「鉄道」
「女性」
の4つのテーマに分けて収録。
私はモデルとして「女性」の項目に載せて頂きました。

表3の折り返し


サイン入れてくださいました。


作品のセレクトや装丁デザイン等、すべてフランスの出版社さんへお任せしたとの事で、
今までとはちょっと雰囲気の違う作品集でした。
とても静謐です。
感覚的なもの言いですが、とにかく音が聞こえない写真が多いです。
風で木がざわざわいってるだけ。

光が無ければ影が出来ないように
生きなければ死も無い。
自然や女性や街の喧噪という「性や生」を覗き見した時に
初めて「死」を自覚します。

また被写体と写真家との精神的距離感は絶妙です。
写真家は全女性の存在自体を興味深く愛しながらも、畏怖の念を抱いていると察せます。

もっと俗っぽく言うなら、「女好きだけど恐いから覗き見的にカメラで撮った」でしょうか?
(元も子もない言い方だけど、多分合ってる)
窃視的趣味も人生かけて昇華すればアートです。

日本での一般書店販売はされないそうですが、
「神保町画廊」にて購入可能
「写真集食堂 めぐたま」にて閲覧可能
です。

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多摩川河川敷にて撮影。
さっきまでの雨で地面はぬかるんでいて、
先生の指示で私は持って来た金魚鉢型の花瓶に、野花を摘んで入れます。
野花は好きだけど、虫に刺されるしぬかるんだ犬の散歩コースは嫌い。
それでも黄色い花が一面に咲いた河原は、いつか思い出になっちゃえば美しいだろう。

黒い子猫に出会いましたが、警戒して草に隠れちゃいました。

草陰にいるの分かります?
先生は「俺、猫嫌いなんだよ」と言いました。

子供の頃作った「秘密基地」みたいな場所でさっきの金魚鉢持って撮影。
先生の独特の集中力は、見ていて面白いのですがいつも私は置いてきぼりです。


先生のデジカメ(実際の作品はフィルムで撮影しています)
こんな金魚鉢形の花瓶です。
文字通り投げ入れですね...投げ入れただけ...

撮影後にはお花は土手に捨てましたが
それなりに選び、摘んだ花をポイと捨てるのは罪悪感がありました。
子供の頃は野花を摘んで捨てても何も感じなかったのにね。

それは大人になって「摘んだばかりの花を捨てるような情緒の無い女」と思われたくないだけで、
自分自身の価値を、他者の感性に依存しているからだろう。

作品がどこかで発表されたら、Twitterの流れの早さに乗ってつぶやくかもしれないししないかもしれない...。






モノクロをカラーへ

2016年06月15日 | 写真
siggraph2016_colorizationというAIで
モノクロ写真をカラーに出来るらしい。
モノクロをいったんグレースケールにし、カラーに再現します。

けっこういい感じになるらしい。
白黒に沈んだ記憶が鮮やかに蘇るらしい。

楽しそう!早速試してみたい衝動!
とはいえ、モノクロでわざと撮った写真なら沢山あるけれど、
もともとモノクロだった写真はそうそうない。

でもあったんだな、1歳の頃の写真が。


我ながら理想的な赤ちゃんです。可愛いですね。(自分で言う!)


なんとなくカラーっぽくなりました。
もともと色彩溢れる環境でもなかったと思うので、こんなもんかな?
撮ったのは多分父でしょう。
手前でドアップでボケてるのは母でしょうか?




椅子が赤だったと記憶してるのですが、
赤は再現しにくいようです。

家が貧しそうですって?
ええ、そりゃもう
伊勢湾台風で水没した事のある家ですし、公害も酷い時期ですからばっちぃんですよ。


やはり赤は再現が難しいようで、
植物などの緑はわりと再現できました。


ではもともとカラー写真だったものを、グレースケール化し、さらにカラーに戻したらどうなるんでしょうか?
やってみましょう。

夏祭りですね。
これは父が撮ったのを覚えています。


あれ?逆に色あせちゃいました。


古いモノクロ写真をお持ちの方は
siggraph2016_colorization
で検索してお試し下さい。
楽しめます




「MOSO」

2016年03月04日 | 写真
長きに渡り撮って頂いております写真家先生が
新しく写真集を出版されました。

「MOSO」

といっても、今回は日本ではなくフランスでの出版だそうです。
先生も長く海外での出版を望んでおられました。

セレクトからレイアウトなど、すべて海外の出版の方が行ったそうで
きっと今までと違った味わいの写真集になっていると思います。

これを書いている時点で、私はまだ写真集を拝見しておりませんが
私も数ページ載せて頂きました。
どの写真かは知らされておりません。

残念ながら日本では販売出来ない内容を含むため、国内の書店には並びません。
個人輸入となるようです。

海外から日本がどのような感性で受け取られているのか?を垣間みる事の出来る作品集となっている事でしょう。

是政妄想幻想

2015年12月02日 | 写真
先生とは1年以上ぶりの撮影で、
何度か来た事のある河原に来ました。

先生は「あなたは死にに来た女です」と、今日の私が演じる役柄をおっしゃいましたが、
私は殺しても死ななさそうな、生命力と現実味のある外見ですし
河原で撮影と聞いていたので、靴がマーチンです。
愛用の腕時計がシュタイフのクマちゃんです。
死には最も遠そうな女ですよ?

撮りながら、どんどん上り詰めて興奮していく先生を見ると、
いつも私は置いてけぼりにされた気持ちになります。
阿呆のようにカメラの前で、指示に従いながらも呆然としているのです。
芸術家というものは、本当に凡人とは違うステージで、地上人とは違う心臓で生きているのだろうなと思います。
先生の日常の話しは、私の日常の中には落ちていない出来事が鏤められており、
博物館の図録を眺めるのに似た興味で聞いています。

分かるような?分からないような?
全部嘘のような?真実のような?
一本スジが通っているような?ブレまくっているような?

3っ目に関して言えば
一本のスジを通す為に、他の事はさっさと替えられる強さがあるという事だ。
不要な物事であると判断したらすぐ切り捨てる。
必要だと思えば狩りに行く。

その強さが私にも備わっていれば良いのになと思ったので
やりたい事をもっとやれば良かったと言ったら
「いまからでも生きたいように」と言われました。


「ラムネ色の媚薬」

2015年09月23日 | 写真
昨日のうちに伊勢から帰宅してます。
けっこうここ数日強行軍的。



「魚返一真個展 ラムネ色の媚薬」
ギャラリールデコ
9/22~9/27

を観に行きます。
別階で同時開催の先生のお弟子さんの「井上和俊個展 BENCHI GIRL」と
さらに別階でも同時開催の先生のお弟子さん達のグループ展「ALL GIRL5」も観ます。

グループ展は感想文提出必須ミッションが先生から出ているので、
出来れば精神は少し暗めに保った方がよいでしょう。
私の場合、心が少々暗めの方が正しくと物事を受信できるように思います。

作品の感想とか審査とかってどうすれば良いのか?
毎回もの凄く悩むのです。
なので表現したい物の気持ちの強さが現れていると思う作品を選ぶようにしています。
写真の感性や技術やセンスを問うのは、写真雑誌の出版関係の方にお任せします。
私は素人感性枠で!

感想と審査を記した物は先生にお渡ししましたので
ここでは書きません。

ルデコのトイレで(トイレ!)撮影しました。
これ全然ピンと来ませんでしたので、失礼ながら作品になり得ないと予想しますが
ルデコは老朽化に伴い、2016年3月に改装されるので良い記念にはなると思います。
何年からこのギャラリーがあるのかは知りませんが、確かに相当古そうです。
だってトイレのドア無いんだもん...。
この古さ加減は結構好きです。
思えば何度も来たね。

これは5階の控え室的な所。

会場で友人とおちあいました。
友人のみ先生の写真集への掲載許諾書(?)にサインかかされてて、
なぜ私はしなくていいのか?疑問に思いましたが、面倒なので突っ込みませんでした。

その後、友人とジュニームーンでブライスと海外のアンティークおもちゃと「marini*monteany個展」観て
ご飯食べました。

友人監修でちゃんりおを作り直しました(前のが似てないとのことでしたので)
...似てる?


私を乙女座だと勘違いしていた友人から、お誕生日の贈り物を頂きました。
巨峰とマスカットのケーキ!
もの凄く美味しかったです。