駅近に住むシニアシングルお気楽生活

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旧宅売却決定!

2022-09-23 13:37:31 | 離婚

以前にも書いたが、今住んでいる家は私名義の正真正銘私の家。

別居後、働きに働いて中古の戸建を買った。

出た家は元夫名義の家。

結婚後一生懸命お金をためて、新築注文住宅を30年ローンで買った。

その後も頑張って、繰り上げ返済をくり返し、30年ローンを7年半で完済。ローンはなくなった。

私は子どもの頃から不動産が大好きだった。

でも、バブル期以前、すでに不動産はとんでもない金額になっていて、その頃住んでいた町では、30坪ぐらいの土地に3階建てのおうちが軽く億越え。

公務員だった私は一生家なんて買えないと思っていた。(その頃は一般企業のほうがお給料はかなり高かった)

だから、結婚後バブルがはじけて、住宅ローン金利が下がったタイミングで家を買うことを提案した。

元夫は優柔不断を絵にかいたような人間なので、すぐには決められなくて返事をしてくれなかった。

実家や兄弟に相談し、その結果家を買うことになった、という経緯がある。

その過程がもどかしくて、また、ローンのシミレーションなど、詳しくプレゼンする私の意見を聞いてくれるそぶりもなかった。

後でわかったことだが、元夫の家族では、「話し合う」などという習慣?はなく、ほぼ姑と兄の意見で回っていた。だから、その二人が「買っていい」と言ったから、元夫の気持ちもそうなったわけ。

注文建築だったので、毎日いろいろ間取りを考えた。その頃が一番楽しかった。ずっと狭い賃貸で育ったので、持ち家にはいろんな思い入れもあった。

だから、その家を出て、別居するときは本当に辛かった。

そして・・・調停の際にわかったことだが、元夫は私が家を出てまもなく、愛人をその家に入れていた。

きちんと離婚の話をするわけでもなく、別居の状態で・・・

私から申し立てた調停離婚なのだが、元夫はこう言った。「離婚しません」

その理由が財産分与に応じたくないから、だった。

愛人とずっと暮らしてて、それって通る言い分?

そこから、長い長い攻防があったが、2人にその家から出て行ってもらい、その家を売った代金を私にすべて渡す・・・ということに落ち着いた。愛人と住んでいた家に私が住むなどありえない。

すべての売却金額を私に渡す、ということについて、調停委員さんたちがかなり頑張ってくれたのは、元夫の不誠実な態度、愛人の件、そして家を売却するにあたって向こうが「リフォームにかけるお金がない」と言ったことに対し、私が約100万円のそのお金を出す、と言ったことにあると思っている。

不動産屋さんによると、その家はごみ屋敷と言ってもいいほどだったらしい。愛人の服が所狭しと床に散らばり、あちこちには服をかける棒を渡すために穴が開いていた。

壁紙は剥がれ、ガラスが割れていたのを隠してあったり。

とにかく膨大な物をどうやって持ち出すのだろう、と不動産屋も不思議だったそうだ。「室内写真を見ますか?」と言われたが断った。やっと手に入れた家だったはずなのに、ローンも家賃もないそこに愛人を入れたのだ。

そんな家の様子を目にすることなど絶対にできない。

夫と愛人が住んだ家のリフォーム費用を私が出す・・・バカみたいだが、もう相手にはしたくなかった。あいつとの関わりのあるものはすべてゼロにしたかった。

調停書にも「自宅売却代金はすべて」私に渡すこと、とはっきり書いてある。

家が売れさえすれば、お金が入りさえすればそれでいい、と割り切ろうと努力した。

そして、今日、不動産屋さんから、ほぼ満額で売却が決まったと連絡があった。

やった!!

先日の年金の件といい、この件といい、我慢した甲斐があった。

いろんな思いがこみ上げてきて、電話を終えた後、涙が出そうになった。離婚が成立した時でさえ、すごく冷静だったのに。よかった。今年中にはすべてが終わる

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