令和の平蔵、今日のひとこと

組織のマネジメントに、ビジネスに、人間関係の改善に、お役に立つことを書き綴っていきます(2021年4月1日)

備忘録 22-10-20

2022年10月20日 07時25分30秒 | 備忘録
善を見れば則ち遷(うつ)り、過(あやま)ちあれば則ち改む

――見善則遷、有過則改

『易経』

「則ち」はこの場合、すぐに、ただちに、といったニュアンスが強い。「遷る」は移行すること。だから「善を見たらただちに学びとり、過ちがあればただちに改める」となる。こういう機敏さもまた、君子の条件なのだという。

善を見る機会は、いろいろある。本を読んで古人のすぐれた善行に触れる。周囲の人々の善行に感動する。そんな機会は、けっこう多い。だが、「いいなあ」と思うだけでは、 なんにもならない。自分もそのレベルに近づこうと努力することが肝心なのだという。それがつまりは「遷る」に他ならない。

また、過ちは誰にでもある。過ちを犯したからといって、悲しむ必要はない。肝心なのは、早くそれに気づいて改めること、そして同じ過ちを二度と繰り返さないことだ。孔子も、「過ちては則ち改むるに憚ることなかれ」と語っている。同じ過ちを繰り返していたのでは、進歩もない。

以上、「中国古典一日一言」(守屋洋)より

今日も一日がんばりましょう。

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